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企業の「求める人材像」を意識しすぎてはいけない

大学生の就活 就活準備編
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「求める人材像」って、企業の新卒採用ホームページを見ると記載されていますが

はたして「求める人材像」とは何か?

 

今日は、企業が出している「求める人材像」について見ていきます。

 

 

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「求める人材像」の実例

新卒採用ホームページに記載されている「求める人材像」をいくつか紹介します。

 

1.某食品グループ系企業

「自ら考え、自ら行動する自律型、挑戦型の人材」

 

2.某通信系企業

「「変えること」を楽しみ、情熱と意志を持って行動できる人」

 

3.某生命保険系企業

「問題の本質を見極め、解決に向け自主的に取り組む人」

「個の力をチームの力に変えて主体的に取り組む人」

 

4.某飲料系企業

「常識や前例にとらわれず当事者意識・責任感を強くもち、チャレンジ精神に溢れ

最後までやりきる気概を持つ人(抜粋)」

 

5.某金融系企業

「マーケットや外部環境の変化をチャンスと捉え、自ら課題をたて、迅速に行動し、

挑戦し続ける人」

「自らの意思と努力で専門性を磨き、夢と好奇心で未来を描き、

自己成長し続ける人」

「国際的な視野をもち、多様性を持つ社内外のメンバーと協働し、新たな価値を

創造し続ける人」

 

6.某重工業系企業

「責任感にあふれ、情熱を持って最後までやり遂げる人」

「互いの価値観を尊重し合い、バランス感覚に優れた人材」

「柔軟な発想で自ら考えて行動し、新しい価値を生み出す人材」

 

 

「求める人材像」の意味とは?

学生の皆さんは、企業が「求める人材像」というとリーダーシップを連想される

のでは?ただ、上記のそれぞれ違った業界に属する6社の企業の「求める人材像」

を見ると、リーダーシップという文字は見当たりません。

 

近年、各企業の「求める人材像」のキーワードは

 

「自主性」

 

「行動」

 

「変化・新たな価値」

 

が、多く取り入れられているように思います。

確かに、ここ数年のコロナ禍からの脱却、今後のDXやカーボンニュートラルの時代

を生き抜くには、企業も変わりながら新しい価値を見いだしていかないといけない。

そのためには、自主性を持って行動してくれる社員が必要である。

 

ということだと思います。

 

では、この「求める人材像」について、新卒の学生は選考の段階から必ずこの能力を

持っていないと内定とれないのかということについて考えていきたいと思います。

 

 

最初からパーフェクトな新人社員はいない

皆さんが憧れる、企業の先輩社員達だって、最初から企業が求める人材像どおりの

社員であるわけがありません。先輩の皆さんも入社して様々な仕事を経験し、

教育や研修を受けて、企業が求める人材像になっていったのです。

 

 

だから、現在就活中の学生の皆さんが企業の「求める人材像」を見て

 

「ああ~私には人材像に見合った経験なんて大学時代にしてないから

面接では、ウソ言うか、それとも少しでも盛って話さないと!!!」

 

なんて、考えなくても良いのです。

 

企業の「求める人材像」は、

 

「入社して、ゆくゆくはこういう社員になってほしい」

 

を表現しているからです。

 

企業が、面接で学生のどういった点を見ているのか?というと

ズバリ!

 

「こんな社員に育つ見込みがありそうか?」

 

なのです。

 

入社して、ある程度短期間で、たとえば「○○部の□□さんのような社員に

成長してくれそうかな?」といった、見込みを見ているのです。

 

「○○部の□□さん」という具体的な人物像でなくても、

「こういう人なら、うちの社で成長して活躍してくれそう、来て欲しいよね。」

という見込みを考えて面接しているので、現時点で「求める人材像」にある能力を

パーフェクトに持っている必要はないのです。

 

 

「求める人材像」を意識しすぎるな

 

ここまで、企業の「求める人材像」について書いてきましたが、就活生がこの

「求める人材像」を意識しすぎるのは、とても危険なことと言えます。

 

なぜか?と言いますと、

 

・求める人材像の部分を追いすぎると、自分の良さを表現できなくなるから

・求める人材像に寄せようとすると、かえって不自然に思われるから

・企業は、求める人材像以外の部分も評価しているから

 

特に最後の、「求める人材像以外の部分も評価」は大事です。

「求める人材像」に見合った学生だけを採用し続けていたら、企業組織は

アンバランスになってしまいます。

 

ですから、人材のバランスを保つように、様々なタイプの学生を採用するのが

企業の人事の考え方なので、学生もヘタに企業に合わせるのではなく、

自分が自信を持ってアピールできる点や、じっくり説明できる特徴を重視して

話していくほうが良いですし、評価されやすいのです。

 

 

企業の「求める人材像」は、

「この企業に入ったら、こういう意識で仕事し、成長しなきゃいけないんだ」

という気構えを持つくらいが、ちょうど良い。

 

と考えてみてください。

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