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早めにリモートでのグループディスカッションの練習を!

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<22卒 向け>

前回は、グループディスカッションに臨む際の「意識」についてまとめました。今回はリモートでのグループディスカッション対策について、見ていきたいと思います。

 

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リモートでのグループディスカッションの難しさ

グループディスカッションの選考をこれまでの対面での実施ではなく、リモートでの実施に切り替える企業も多くなるでしょう。私は、対面で行うときと比べて、リモートのグループディスカッションは難しいと考えています。

 

では、どんなところが難しいのでしょう?主に5つ挙げてみます。

 

(1)議論の雰囲気が作りにくい

対面ならば、輪になって一つのテーブルにメンバーが集まったところから、例えば隣の人と話して、盛り上がってきたら全員でなんとなく話して、という流れが自然とできるのですが、リモートだと必然的に全員参加の会話になるので段階的に相手と打ち解けるのが難しい。

またリモートに慣れてる人、不慣れな人とでメンバー内に温度差が出来やすいので、グループ全体としてどこまで意識を上げられるか?が重要です。

 

ディスカッション前のアイスブレイクの時間が与えられれば、そこでどこまで雰囲気を作れるか?が重要となります。

 

(2)メンバーの名前を覚えにくい

対面の場合は、名札を付けていたりしてメンバーの名前を意識しながら議論することができるが、リモートのツールによっては名前が出ないものもあり、最初の自己紹介だけでは名前を覚えられないこともあります。自分で自己紹介時にメンバーの名前を手元メモに記しておくと良いでしょう。

 

(3)会話の「間」が掴みにくい

リモートでは、どうしても発言者が発した声が他のメンバーに届くまで若干のインターバルがあるため、次の発言者が入る「間」が掴みにくい場合があります。「間」がズレると会話のリズムが崩れたり、発言しにくくなったりします。

対面の場合以上に、リーダーがしっかり発言のタイミングを管理できれば良いのですが、管理を怠ると議論が停滞してしまいます。

 

これを避けるには例えば、議論の一番最初の発言は「画面の左上の人から順番に行う」や、議論の途中からは発言する際に「画面上で分かるように手を挙げてから発言する」等のルールをあらかじめ最初に(アイスブレイクの時間があればその時間に)決めておくと良いでしょう。

 

(4)メンバー全員の意見の共有や意思統一が難しい

リモートでは画面に映るメンバーの顔が小さいため、対面と比べて非言語コミュニケーション(表情・視線・姿勢・動作)が見えにくいのです。また、対面のとき以上にメンバー全員が「皆で議論しよう!」という意識ではなく「とにかく発言しなきゃ!」の意識が強くなり、自分が発言できたらそれで満足し、他のメンバーの発言への意識が弱くなることがあります。

その場合、メンバー全員がしっかり議論に参加しているのか?が掴みにくくなる場合があります。なかなか発言できず、他のメンバーからもそれを気づいてもらえない、議論から”落ちこぼれ”てしまう人も出てきやすいです。

 

リーダーがしっかり統率できれば良いのですが、リーダーの中にはそこまで気遣いできない人もいます。やはりリーダーでなくてもメンバー誰でも、もちろんあなた自身がメンバー全員を画面上で見渡して、議論に付いてきていない人がいたら、さりげなく声かけし意見を聞く等の気遣いをしてあげてください。

また、対面のとき以上に何度か、議論の途中で「全員の発言の整理」をすべきです。メンバーそれぞれ自分が発言することで手一杯で議論がバラバラのまま進むと、最終的にグループとしての統一した意見としてまとめられなくなります。それを防ぐために、要所要所で「発言の整理」を行い、グループとしての方向性を確認することを意識してください。

 

あなたが、話していない人に話を振ったり、みんなの同意をまとめたりすると、面接官の印象に残りますよ。

 

(5)自身の「見え方」を作るのが難しい

自身が他のメンバーや面接官に対し、どのように映っているのか?これは対面のとき以上に重要な問題となります。

 

① 部屋の環境はどうか?背景をどう見せるか?

② ネット環境は整っているか?パソコン等の機器の能力は充分か?

③ 自分を映す画面の濃淡はどうか?自分がある程度明るく映っているか?

④ カメラの位置は?メンバーから見たときに自分の目線が下がって見えてないか?

⑤ 対面以上に表情、動きをメンバーに見せられるか?

 

上記①~④は、環境の設定に関すること。⑤は、対面と比べて不足しがちな非言語コミュニケーション(表情・視線・姿勢・動作)について、自分が他のメンバーへ発信(アピール)できているか?ということなのですが、ある程度練習しておかないと難しいと思います。

 

グループディスカッションは事前練習しておこう

最初は、仲間内でリモート練習してみよう

グループディスカッションが出来るくらいの人数(3~10名程度)がリモートで集まって、お互いの「見え方」をチェックしてみましょう。

 

① 部屋の環境はどうか?背景をどう見せるか?

背景に余計なものが映っていないか?大学生に相応しい場所として映っているか?

 

② ネット環境は整っているか?パソコン等の機器の能力は充分か?

途中でフリーズしたり、接続が切れてしまうことはないか?もし環境を作れないなら、代替となる場所を探せるか?(大学のキャリアセンターへ相談)。

 

③ 自分を映す画面の濃淡はどうか?自分がある程度明るく映っているか?

自分の顔が暗く映っていないか?表情が伝わりにくくないか?照明は適切か?

 

④ カメラの位置は?他メンバーが見たときに自分の目線が下がって見えてないか?

カメラの位置や、自分の視線についてベストな位置を決めておきましょう。基本的には、パソコンの上部にカメラがある場合では、

・<パソコン画面を見た場合>

メンバーの顔は見られるが、メンバーからは下を向いているように見える

 

・<カメラを見た場合>

メンバーは目が合っているように見える。ただし自分はメンバーの顔が見えない。

 

というようになります。

結論としては、自分がどうしても伝えたいことがあるときは、カメラを見て話しましょう。対面でのGDでは、一人一人の顔を見て話すことができますが、リモートではそれが難しいので、少しでも感情に訴えるためにカメラを見て、画面の向こうにいる参加者と『目を合わせる』ことが重要だと思います。

 

⑤ どういう表情、動作をすればメンバーに伝わるのか?を確認する

上記で述べたとおり、リモートでは画面に映るメンバーの顔が小さいため、対面と比べて非言語コミュニケーション(表情・視線・姿勢・動作)が見えにくいのです。見えにくいということは、せっかくあなたが発した発言がメンバーに伝わっていない可能性もあるのです。

 

対面のディスカッション以上に、表情をつけたり、身振り手振りを工夫したりして、発言の際の印象を上げる練習をしておきましょう。仲間内での練習では、どんな伝え方だと相手の印象に残るのか?指摘してもらい、本番までに身に付けておきましょう。

 

⑥ できたら自分がディスカッションしている画像を録画しておく

実はこれも有効な手段です。ディスカッション中の自分の姿を録画し、後で自ら確認し出来ていない部分をチェックし、改善していくこともトライしてみてください。

 

大学キャリアセンター職員に面接官としてチェックしてもらう

仲間内でのチェックが終わったら、キャリアセンターの職員の方へ面接官としてチェックしてもらうよう依頼してみましょう。社会人としての目線、あるいは人事担当レベルの目線で見てもらうためです。

 

面接官として入ってもらえるなら、実際に時間制限を設け、お題を決めてグループディスカッションを行ってみてください。終了後にキャリアセンター職員から一人一人にフィードバックを貰うのです。第三者の目で、しかも社会人の目で自分達のリモートでのディスカッションをフィードバックしてもらうことで、グレードアップできるでしょう。

 

こうやって、場数を増やすことでリモートでのグループディスカッションに慣れていってください。

 

まとめ

とにかく、対面のグループディスカッションと、リモートでのグループディスカッションとは、違う点が多くあります。個人面接も同じですが、グループディスカッションも、とにかく「慣れ」が必要です。ぜひ最初は仲間内で集まって、その後はキャリアセンターの方に協力してもらうなどして、今のうちに慣れていってください。

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