国家資格キャリアコンサルタント試験の学科試験に不安を持っている方へ。
ちょっと発想を変えるだけで、
学科試験の合格点である70点は取れるのです
では、その方法を見ていきましょう。
キャリアコンサルタント試験学科の合格点 70点を取る方法
ズバリ
自分の得意分野の問題
と
正答しやすい問題
を、把握し確実に正答に結びつけること です。
ここで一つ皆さんに認識しておいてほしいことがあります。
キャリアコンサルタントの学科試験は
70点(35問の正答)を取れば合格なのです。
なにも100点を目指す必要は無い、その認識をまずしておき
自分が、どの分野の問題を確実に正答して、70点をクリアするか?
を考えることに徹する。本番の試験でも100点を目指すのではなく
70点をクリアすることを意識する。
そうすれば、少しは試験のプレッシャーも軽減されるし、すべての分野を
パーフェクトに勉強しようとして時間が無くなり、結果的に自分の得意分野を
作ることもできず、全体的に中途半端で合格点に届かず、を回避できるのです。
もちろん高得点を狙って勉強するに超したことはないのですが、皆さん忙しい中
試験勉強されてますし、学科試験の他にも、実技論述試験、実技面接試験の対策も
しなくてはいけません。
であれば、合格点狙いの勉強法のほうが効率的ですよね。
自分の得意分野はどこなのか?どの問題で点数が稼げそうなのか?
について把握され、その問題には絶対的な自信を持つこと。
また、選択肢を見ただけで分かりそうな正答しやすい問題は必ず正答すること。
この2つの実践で70点(35問の正答)をクリアできそうなのか?
まだ足りないなら、どの分野を新たに強化すれば良いのか?を考えてみる。
闇雲にすべての分野を等しく勉強していくより計画が立てやすいと思いませんか?
私は今も学科試験を解答しています
私が国家キャリコン試験に合格したのは、第12回(2019.7.7)ですが
以降も、Web上に試験問題がUPされたら解答するようにしています。
試験合格してからは、もちろん試験対策などしていないのですが、
第13回以降、今年の3月に行われた第22回の試験まで、一度も70点を割った
ことがありません。特別な試験対策をしていないのに・・・。
なぜだろう?と思い、取っておいた解答用紙を試験回ごとに追っていくと
ある法則があることに気が付きました。
私の場合・・・
設問の問30~問50まで、ほぼノーミスで、そこで点数を稼いでいたのです。
つまり、毎回の問30~問50は、自分の得意分野・自分が正答しやすい問題
だということがわかります。
問30~50の設問はどんな分野の設問か?
JCDAのサイト内にある、
キャリアコンサルタント試験の出題範囲【2020(令和2)年度試験から適用】
の項目で主なものをあげていきます。
Ⅱ.キャリアコンサルティングを行うために必要な知識
7.学校教育制度及びキャリア教育の知識
8.メンタルヘルスの知識
10.人生の転機の知識
11.個人の多様な特性の知識
Ⅲ.キャリアコンサルティングを行うために必要な技能
1(1).カウンセリングの技能
2.(1)相談場面の設定
(2)自己理解の支援
(5)意志決定の支援
4.自己研鑽及びキャリアコンサルティングに関する指導を受ける必要性の認識
こういった、自分の得意分野や自分が正答しやすい問題を把握しておくと
その問題をノーミスでクリアし、他の問題で正答・誤答が入り交じっても
70点の合格点に達するのです。
ちなみに私の場合、問1~問29の中でも
Ⅱ.キャリアコンサルティングを行うために必要な知識
1.キャリアに関する理論
2.カウンセリングに関する理論
のように、理論家の理論に関する問題は、出る人物と理論がだいたい決まって
いますし、自分のこれまでの人生で起きたことと組み合わせながら、理論を
覚えたりできたので、割と正答しやすい問題で、ここでも問30~50ほどでは
ありませんが、点数を稼げていました。
70点を取る方法(応用編)
キャリアコンサルタント試験を受験予定の皆さんは、当然過去問も解かれて
いると思います。
上記で、自分の得意分野と自分が得意とまではいかずとも正答しやすい問題を
把握する、という方法をお話しましたが、少し余裕がある方は、過去問から
下記の4段階の基準を作って自ら意識しておくと良いかもしれません。
【レベル(難易度)の仕分け】
A・・・自分が確実に正答できる問題
上記で書いた自分の得意分野の問題や、自分が正答しやすい問題。
B・・・確実ではないが、ある程度勉強して正答にもっていきやすい問題
得意とまでは言えないけど、勉強して記憶に残り、選択肢を見れば
正答する可能性が高い問題
C・・・正答するのは難しいが、選択肢を見てなんとか正答にできそうな問題
勉強しているが、ちょっと不得意な分野で理解度はそこそこ。
でも選択肢を除外していけば、正答の可能性がある問題
D・・・正答が必須ではない問題
たとえば、全く聞いたことのない理論家の問題や、政府等から出された様々な
統計資料からの問題の中で完全に当てが外れて数値をチェックしていなかった問題
以上、50問を上記の4カテゴリーに分けてみて
勉強期間中はなるべくA、Bのカテゴリーを増やしていく。
本番の試験では、Dの問題は「誤答しても仕方ないな」と考えて、他の問題で
70点取れる算段をつける。と発想を変えてみるのです。
このように合格点の70点をどうクリアするか?を軸にシミュレーションしていく
ほうが、自分の勉強の方向性や力を入れる分野も特定できて、良いのではないかと
思います。
次回の学科試験まで、あと1ヶ月半です。
そろそろ、効率的な考え方で勉強方法を考えてみませんか?
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