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国家資格キャリコン学科試験 過去問から見るチェックすべきキャリア理論家はこれ!

資格試験の勉強方法
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第24回国家資格キャリアコンサルタントの学科試験まで、1週間を切りました。

今回の記事は、今一度チェックしておくべきキャリア理論家および理論について過去の問題の傾向を

見ながらお話していきます。

 

今回も、第15回(令和2年11月実施)から第23回(令和5年7月実施)までに行われた学科試験から

キャリア理論および理論家に関する問題について調査し、傾向を探っていますので、受験予定の皆さんの

最後の確認にお使いください。

 

<追記>

現在、資格試験の勉強方法については、下記ブログに移設を進めています。

下記ブログもご覧いただければ幸いです。

カテゴリー: 国家資格キャリアコンサルタント学科試験の勉強 |
国家資格キャリアコンサルタント学科試験の勉強 について 50代からでも学び直しできるブログ

 

 

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(1)頻出のキャリア理論家・理論

この章では、過去10回のうち、明らかに出題された回数が多い理論家と理論をご紹介します。

過去に出題された回をまとめた表を添付しますが、設問の主題になっているものも、選択肢の中に

入っているだけのものも合算してありますので、それを踏まえてご覧ください。

①ドナルド・スーパー

 

スーパーについては、もう必ず出題されると言っていいでしょう。過去10回すべて設問の主題および

選択肢の一つとなっていますので、必ずチェックしておきたいですね。

キャリア発達の理論的アプローチの14の命題キャリア自己概念職業適合性職業的発達段階

ライフ・キャリア・レインボーキャリアアダプタビリティ等チェックすべきポイントが多いのが特徴です。

 

また、スーパーの職業適合性と比較して選択肢に入りやすいのが、ジョン・ホランドです。

ホランドは、スーパー等と一緒に選択肢の一つとして出題される場合と、少ないですが第21回試験では

設問の主題にもなっているので、6つのパーソナリティや、付随してパーソナリティを知るための検査として

VPI職業興味検査についても抑えておきたいですね。

 

②マーク・サビカス

スーパーと並んで、サビカスも出題された回数が多い理論家です。

サビカスと言えば、ナラティブ・アイデンティティに基づくカウンセリングついての問題が多いですが

キャリア・アダプタビリティの中での4つの次元を問う問題もあります(第16回)。

 

③発達段階における課題についての理論家

発達段階における課題の問題として、出題および選択肢に入ることが多いのが、レビンソンエリクソン

ですね。同じ設問の中で同時に選択肢に出てくることも多いので、比較できるようそれぞれの理論家の

各段階の名称と課題を抑えておく必要があります。

 

④エドガー・シャイン

シャインも出題される回数が多い理論家です。特にキャリア・アンカー外的キャリア・内的キャリア

3つのサイクルキャリア・サバイバルに関する問題が想定されます。第20回の問題はこれらの内容を

理解していないと誤答する可能性がある問題でした。

 

また、シャインが提唱したキャリア・サイクルは発達段階の設問として選択肢に入る場合もありますので

こちらも段階の名称と起こり得ることを理解しておく必要があります。

 

⑤サニィ・ハンセン

ハンセンと言えば統合的人生設計。ここで述べられているキャリア発達と変化するライフ・パターンの

ための重要課題は抑えておきましょう。第18回の問題はこの重要課題の組み合わせの問題が出ています。

 

⑥キャリアの転機についての理論家

キャリアや人生の転機を提唱した理論家は、上記に挙げた人達が頻出されているようです。

・シュロスバーグは、やはり4つの資源(4S)転機の識別転機へのアプローチ等。

 

・ジェラット「意思決定理論」は、前期理論「主観的可能性」「連続的意思決定プロセス」

後期理論の「積極的不確実性」への流れ。

 

・クランボルツおよびバンデューラについては、バンデューラが提唱した社会的学習理論を基に

クランボルツの、計画された偶発性(プランド・ハップン・スタンス)キャリア意思決定に影響する

4つの要素について。バンデューラの自己効力感4つの情報源についてはチェックが必要です。

 

ブリッジズニコルソンについては、トランジション(転機)のプロセスについて、双方の違いを

確認しておく必要があります。

 

※転機の問題については、4つの選択肢がすべて違う理論家で並び「適切なものはどれか」や「不適切な

ものはどれか」の問いになっている場合が多いので、各理論家の理論を把握しておく必要があります。

 

 

(2)理論家と理論の組み合わせで頻出のもの

毎回の学科試験では、カウンセリングの理論や心理療法の名称とその提唱者の組み合わせを問うものが

必ず出題されます。この章では出題される頻度の高い、組み合わせについて見ていきましょう。

 

①理論家と理論の組み合わせ

ロジャーズと「来談者中心療法」「エンカウンター・グループ」の組み合わせ。

エリック・バーンと交流分析、ゲーム分析の組み合わせ。

吉本伊信と内観療法の組み合わせ。

エリスと論理療法の組み合わせ。

森田正馬と森田療法の組み合わせ。

フロイトと精神分析の組み合わせ。

 

以上が、理論家と理論の組み合わせ問題で、複数回出題されたものです。

 

②動機付け理論の組み合わせ

最後に、動機付け理論に関する理論家と理論の組み合わせについて、見ていきましょう。

動機付け理論の出題では、マズローの欲求階層理論とハーズバーグの二要因理論が出題されていました。

この二人の理論については、動機付け理論括り以外でも出題の可能性が高いので、チェックしておく必要が

あります。

 

 

以上、前項、前々項にて国家資格キャリアコンサルタント試験 学科試験において頻出の理論家、理論

について見てきました。もうすでに試験まで1週間を切っていますが、キャリア理論に関する出題数も

バカに出来ないので、ぜひ最後までチェックを続けてみてください。

 

 

(3)キャリアの理論家や理論を勉強するなら、この本

さて最後に、皆さん理論家や理論を勉強する際に、どの本を基本に勉強されますでしょうか?

私のオススメはやはりこの『新版 キャリアの心理学』です。

何故か?というといまだにこの本に書かれてる説明文がそのまま本番の試験の選択肢として出てくる

からです。

 

ですから、これから勉強を始められる方も含めて、理論家や理論を勉強する場合は、そのままこの本の

記述で覚えていくことをオススメします。

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