こんにちは。”凡人の”トリスタン(ますだ)です。
本日発表になったようですが、第15回のキャリアコンサルタント試験が休止になったそうです。
この状況ですから、致し方ないとはいえ、かなり入念に準備をされている方にとっては、数ヶ月試験日が後ろ倒しになってしまったのは残念なことだろうと思います。それでもここはポジティブに、より入念に準備が出来ると考えて頑張りましょう。
さて、4月4日(土)に記事にしました「(過去問やってみた)」で、とにかく自分が理解していないキーワードを洗い出して、それを基に勉強を進めるというお話をしましたが、勉強初期において特に理解が遅れていたのがキャリアの理論家が提唱した理論の理解でした。
過去問回答の前に上記の「キャリアコンサルティング理論と実際」を2回読破しました。
現在は、5訂版となってますね。
が、この本に登場してこない理論家も結構います。
そこで登場するのが「新版 キャリアの心理学」です。
こちらも現在は、第2版が出ています。
この本は、理論家の系統ごとに一人一人の「個人的背景」「理論上の主要概念」「キャリア・カウンセリングへの応用」「考察」に分けて解説されており、より詳しく各理論家が提唱したキャリア理論を学ぶことができます。
そして、何よりこの本のスゴイところは、掲載されている文章がそのまま試験問題の選択肢に使われている!ってことです。とにかくこの本に書かれている大事なキーワードについては、その文章ごと覚えてしまうのが得策です。
まあ、ただ単に試験対策のこと”だけ”を考えれば「覚えてしまう」のは一番早く、合理的なのですが、各理論家の理論については今後キャリアコンサルタントとして活躍していくうえで必要となってくる可能性があります。ですので、単に「覚える」のではなく、「理解する」が正しいのでしょうね。
「理解する」と一口に言っても「なかなかね(..;)」と仰る方も多いでしょう。私もそうでした。そこで私が実践したのは「各理論を自分のこれまでの人生で経験したことに当て嵌めて考えてみた」ってことです。例えば
(1)スーパーの「キャリア発達の理論的アプローチの14の命題」を自分の人生で検証してみる。
(2)バンデューラの「自己効力の4つの情報源」を自分の成功体験(少ないが(^^ゞ)に当て嵌めて検証してみる。
(3)ブリッジズの「トランジション理論」を自分の転機で起きたことに当て嵌めて検証してみる。(ちなみに私はブリッジズのトランジション理論が自分の経験とリンクしていて好きなので著書『トランジション(人生の転機を活かすために)』も読みました)
(4)シャインのキャリア・アンカーの検査をやってみる(ネットに簡単なキャリア・アンカーの診断ができるサイトがありました)。
というように、自分の人生と当て嵌めてそれぞれの理論を考えてみると、意外と理解は早いと思います(このやり方は、後日お伝えする「政府発行の調査資料」の覚え方にも応用できます)。また私はブリッジズの理論が好きなのですが、皆さんも好きな理論家を見つけていくのも良い方法なのかなと思います。
こうして私は、理論家の勉強について進めていきました。とにかく人と理論がいっぱい出てくる項目ですし、試験ではどの理論家のどの理論が出てくるか?分かりませんので大変ですが、上記2冊の本を基本として、理論を実際の自分の人生に当て嵌め、たまにネットでもう少し詳しく理論家の情報が出ているサイトを調べ補足することで対処しました。
本番の試験でどうだったか?と言いますと、この「キャリアコンサルティングの理論に関する科目」についてはそれほど誤答は無かったと思います(ただし他の箇所での誤答は結構ありました(..;))。
こういう理論や人の名前をすぐに覚え理解出来る人にとって勉強は容易いことなのかもしれませんが、私のような凡人には難しいものです。もし私と同じ凡人を自負している方がおられましたらぜひ参考にしてみてください。
次回は、法律や政府発行の調査について触れたいと思います。
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