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国家キャリコン学科試験の追い込みでやっておくべき事とは?

資格試験の勉強方法
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国家資格キャリアコンサルタント試験の学科試験日(3/7)まで、あと3週間を切りました。受験予定の皆さん、勉強お疲れ様です。

 

今は学科試験対策で、過去問にチャレンジされたり、不得意部分をブラッシュアップされたり、論述対策されたり、と様々だと思いますが、今日は、毎回の学科試験で頻出される「政府発表資料に関する問題」について見ていきたいと思います。

 

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過去に出題された政府発表資料

政府発表資料とは、厚生労働省や内閣府、他の中央省庁が発行する調査資料で「労働経済の分析」や「能力開発基本調査」といった資料のことを指します。

 

この政府発表資料について、過去5回のキャリコン学科試験で出題された資料・設問内容についてまとめましたので、ご覧ください。

 

第15回試験(令和2年11月実施)では、政府発表資料に関する設問が50問9問。その他、第14回で6問、第13回で8問と一定数出題されています。

 

「試験対策として、政府発表資料をすべてチェックして、すべてデータも覚えなきゃいけないのか?」というと、それは無理です。ご存じのとおり資料によっては数十ページから100ページ以上の資料もあり、すべての内容をチェックし覚えるのは難しいですし、学科試験だけでも他に理論家に関すること、労働法等法律に関すること等、出題分野がいっぱいあり、政府発表資料だけに時間を割くことはできません。

 

抑えておくべき政府発表資料

でも、政府発表資料のなかでも頻出されているものがいくつかありますので、それを見ていきましょう。

 

「労働経済の分析」(厚生労働省)

私が調べた過去5回の試験の中でも、第12回から毎回出題されている資料です。今後も必ず出題されると考えておいてよいでしょう。最新は令和元年版です。ただし、第15回試験で平成30年版から出題されました。試験問題が作られる頃の世の中の状況によって、過去版からの出題もあるかもしれません。

 

「能力開発基本調査」(厚生労働省)

この資料も必ず出ると言ってよいでしょう。「能力開発基本調査」については、出される箇所が限られますので、割合(%)までしっかり覚えておく必要があります。最新は令和元年度版です。

 

「キャリアコンサルタントの能力要件の見直し等に関する報告書」(厚生労働省)

平成30年3月に厚生労働省から出された報告書ですので、出題回数はまだ少ないのですが、次に紹介する「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」とともに出題される可能性は高いのではないかと思います。

 

「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」(労働政策研究・研修機構)

こちらも平成30年3月に発出され、第13回と第14回で出題されています。後述しますが、令和2年12月に出された「第11次職業能力開発基本計画(たたき台)」にて、今後キャリアコンサルタントの活動領域に応じた専門性と実践力の向上等、強化が謳われているので、こちらの活動状況等に関する調査についてもチェックしておくべきと思います。

 

「男女共同参画白書」(内閣府)

この「コロナ禍」で女性の自殺が増えていると報じられています。中には失業や生活苦がきっかけで自殺を選んでしまった人も多いと聞きます。やはりこの「男女共同参画白書」もチェックしておく必要があると思います。最新は令和2年版ですが、令和元年版も見ておくとよいでしょう。

 

他の政府発表資料について

「賃金構造基本統計調査(厚生労働省)」やキャリア教育に関する資料として「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(中央教育審議会答申)」も、かつては頻出の資料でした。

 

こういった他の資料については、過去の出題傾向を見ながら「この資料は数字まで含めて覚える」「この資料は概要だけ理解しておく」等、メリハリを付けて読んでいくのが一番良いと考えます。

 

私が以前、キャリコン学科試験対策講座で聞いた対策をお話します。

「自分がチェックしていない資料からの問題が出される可能性もあると思いますが、社会の流れをしっかり日頃から掴んでいれば「今の社会で言うと、この設問の答えはこれ」という考え方で切り抜けることもあると思います。日頃からニュース等で社会の流れを掴んでおきましょう」

 

でした。すべての資料を覚えきることはできません。メリハリ付けて、チェックする資料を選ぶ。社会の流れを掴んで、チェックできなかった設問に対処する。が必要でしょう。

 

コロナ禍での出題傾向

コロナ禍で行われる今回のキャリコン試験ですが、今のキャリア、労働における社会の問題を考えると、こんなキーワードが思い当たります。

 

私が考える出題傾向

(1)リモートワークに関する労働問題

(2)第4次産業革命(IoT、センシング、ビッグデータ、AI、ロボット)に関する事

(3)非正規雇用、女性活用、若者、中高年、それぞれの職業能力開発

(4)就職氷河期世代への支援

(5)キャリアコンサルティングの推進

(6)自殺の実態・対策

 

私がこれからキャリコン学科試験を受験するのならば、前項で挙げた政府発表資料も、こういった事項に焦点を当てて読んで行くと思います。

 

そして、次に挙げる資料について、ぜひ皆さんもチェックしていただきたいと思います。

 

「第11次職業能力開発基本計画(たたき台)」

まだ、正式版が出ていないので、この(たたき台)の内容自体が出題されることは無いのだと思いますが、このコロナ禍で国がどうやって産業を活性化していくか?労働者の職業能力をどうやって開発していくのか?が網羅されています。ぜひ試験前にチェックすることをオススメします。

 

「第11次職業能力開発基本計画(たたき台)」

 

まとめ

政府発表資料については、キャリアコンサルタント学科試験の中でも、読む分量が多く、一つの資料の中でもどの部分がどういう形で出題されるか分からないものなので、かなり厄介なものだと思います。

 

ただ、出題50問の中で10問前後が政府発表資料からとなっているので、結構大きな存在であると言えます。やはり頻出されている資料を中心にご自身でプライオリティーを付けて資料を選択し読み解くことが必要だろうと思います。

 

過去問や問題集の対策の合間にぜひ時間を定めて、政府発表資料のチェックを。

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