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エントリーシートはどう書く?

大学生の就活 就活準備編
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<新 学部4年生・修士2年生向け>

今日はエントリーシートのお話です。すでに昨年夏以降、企業のインターンシップ参加のためにエントリーシート作成経験がある方や、大学のガイダンス等でエントリーシートの講座に出席し、ノウハウを理解されている方もいらっしゃるはずなので、今日は私が今までいろいろな学生のエントリーシートを見てきて、学生が陥りやすい点を中心にエントリーシートを解説したいと思います。

ES

企業にとってエントリーシートの役割とは、簡単にまとめると上記のとおりとなります。シビアに見れば”最初の足切り”って側面もあります。企業によっては数千人規模で志願者がいるわけですから、いちいちすべての学生に面接なんてしていられないわけなんです。

そして、実際エントリーシートに目を通して合否を判断するのは、企業の社員だけとは限りません。皆さんが登録している「○○ナビ」と言われている就職支援会社の社員の中に、企業から呼ばれて「雇われ試験官」になる人も多いのです。そしてすべての学生のエントリーシートを一言一句読んでいるわけではなく、最初の数行で「×」をつける場合も多いそうです。

皆さんとしては「言わずと知れた」ってところですが、よくあるエントリーシートのお題は

 

(1)学生時代に力を入れたことは何ですか?

(2)自己PRをしてください

(3)弊社を志望した理由は何ですか?

 

この3点は定番ですよね。なぜ企業はこのようなことを聞いてくるのか?と言うと、企業としては「この学生は何でうちの企業を選んだのだろうか?」「この学生はうちの企業で活躍してくれる人材なのだろうか?」が知りたいわけで、それを知るにはその学生が持つバックグラウンドや学生時代に培った能力が自分の企業で活かされる可能性や、そういった能力を持つ学生が他の企業ではなく、自分の企業を選んだ思考の内容を判断しているわけなんですが、その最初の判断基準がエントリーシートっていうわけなんです。

ここで、皆さんが陥りそうな誤解についてお話します。

(1)「どう書けばエントリーシート通りますか?正解は無いんですか?」

という質問を受けたりします。でもね、正解なんて無いんですよ。もちろん、試験官が読みやすいように書くことは必要です(綺麗に書くとか結論を先にとかテクニック的なことは特に)。でも、内容については人それぞれで良いのです。だって、皆さんの今までの人生や人生における考え方が全く他人と同じなんて人いますか?皆さんそれぞれの人生を歩んできて、それぞれ独自の考え方を持っていますよね。それをそれぞれ企業にぶつけることが正解といえば正解なんです。

 

(2)「私、エントリーシートに書けるような凄い活動を学生時代してこなかったから」

って人もいます。社会人から見て「この学生の行動凄いじゃん!」ってケースは本当にまれです。だから何も「凄い経験を書かなきゃいけないんじゃ?」ってことはありません。そこは勘違いしないでください。逆に「この学生、素朴だけど良い経験したね!」「この経験うちで活かしてくれないかなぁ」と思う学生もいます。特に特別な経験ではないのですが、しっかり経験を深掘り出来ていれば人事担当者にも理解してもらえる内容になります。

書く題材が無いって人は、自分の大学時代の振り返りが出来ていない人です。どんな人だって、ある程度の単位を取って4年生に上がっていたのだから、何らか勉強してきただろうし、バイトした経験やサークル活動した経験があるはずです。「どうしてこの勉強頑張ったんだろう?」「どうしてこのバイト始めたんだろう?」「どうしてこのサークルでこの担当を引き受けたんだろう?」を思い返してみれば良いのです。

そこから「このときは大変だったなぁ~」を思い出し「そのときはこう頑張ったな」とか「こういう人達を巻き込んで助け合いながら切り抜けたよな」という経験があれば、これで一つエピソードが出来るわけです。そういった振り返りを行うことで、もしかしたら自分では気づいていなかった能力が発見出来るかもしれません(ジョハリの窓の「未知領域」から「開放領域」に移った能力ですね)。そういうところから学生時代に力を入れたことや自己PRに繋げることが出来るかもしれませんよ!。

ジョハリ

上が、ジョハリの窓です。ここでは詳しく述べませんので、知らない方はネットで調べてみてください。

(3)「先輩のエントリーシートをマネしてもいい? それか添削してもらった内容そのままでいいじゃん」

これはキャリアセンターを通した質問ではないですが、結構聞く話です。上記の方法でエントリーシートを出して運良く通過したとしても、その後の面接でじっくり内容を聞かれて足下すくわれるので自分が苦しむだけだと思いますよ。特に志望動機の骨格はしっかり自分が考えたことを書くことが必要です。

ちなみに人気の5大総合商社は必ず「なぜ商社を選んだ?」「なぜ総合商社?」「5大総合商社の中でなぜ○○商事?」をガッツリ聞かれます。ヘタすれば最終面接まで聞かれます。飲料系の人気企業も「なぜ他じゃなくうちなの?」をしっかり考えないとヤバイです。なぜなら業界内で社風の違いが明確にあるから、学生がどう考えて志望しているか知るためなのです。だからちゃんと業界、企業を調べて、そこにマッチすると思う自分像を考えておく必要があるということがお分かりになりましたでしょうか?

 

そうそう!こんな志望動機も多いです。「御社であれば自分を成長させることが出来るから志望しました」

これは絶対にNGです。企業はあなたを成長させるためにあるのではありません。企業を成長させるためにあなた自身が成長するのです。この差は歴然で結構学生が陥りやすいところなので、気をつけてください。

そして記入が終わったら

☆ エントリーシートは必ず社会人にチェックしてもらうこと!

学生目線と社会人目線は違います。学生同士でチェックして「これで良いんじゃね?」であっても、社会人から見たら「何これ!大学生レベルにも達してないじゃん」ってことが結構あります。その企業のOB・OGに添削してもらう機会があれば、それも良いでしょう。また、大学のキャリアセンターの人達にチェックしてもらうのもOKです。この「社会人にチェックしてもらう!」は必ず行った上で志望企業に提出してください。

 

最後に、まとめとちょっと技術的なことを

(1)各質問への回答は、前半1センテンスでまず結論!そして後述で具体的な説明を!

(2)できる限り見やすく、回答欄の後半までしっかり埋めること!

(3)特に志望動機は、一般論ではなくその企業に惹かれた点はこうだ!と自分が考えた視点を入れること!

(4)エントリーシートで答えたことの深掘り質問が面接で出てくる。だからエントリーシートの段階で全体的に自分が何をアピールしたいのか?想定し、またすべて自分の”素”を書くことが正解!

(5)最後に社会人にチェックしてもらう。

 

以上です。皆さん頑張ってください。

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