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国家キャリコン試験 学科試験の勉強方法改訂版② 過去問チャレンジの後にやること

資格試験の勉強方法
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今日は、国家資格キャリアコンサルタント試験の勉強方法第二弾です。

前回、勉強を始めるとっかかりとして「何から手を付けるか?」からお話しました。

国家キャリコン試験 学科試験の勉強方法改訂版① 何から手を付けるか?
今回からシリーズで、国家資格キャリアコンサルタントの学科試験の勉強ってどうやって進めればよい? の疑問にお答えしていきます。まず今日は「何から手を付けるか?」についてです。 次回、第24回の学科試験は11月5日(日)です。あと3ヶ月半をどう...

 

木村 周著「キャリアコンサルティング理論と実際 6訂版」を1周読んで、過去問にチャレンジする

という内容ですが、今日は過去問3回分をチャレンジした後にどう勉強を進めるか?についてご説明

していきます。ぜひ最後までお付き合いください。

 

 

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過去問チャレンジの後でやることとは?

過去問の3回分のチャレンジ後に、ノート等の作成(ノート化)にかかります。

皆さんも「キャリアコンサルティング理論と実際 6訂版」をお読みになり、過去問3回分チャレンジ

されたことにより、養成講座の内容・テキストだけでは学科は通らないことが認識されたと思います。

 

学科試験に対応する知識レベルに自分を上げていくためには、学科試験の対象分野内のどこに自分の

理解が薄いキーワードがあるか?を把握し、理解を深くしていくことから始めるのが必要です。

 

そのためには、まず過去問チャレンジを行った3回分(50問×3回分)の設問および選択肢の中から、

初耳のキーワードや、まだ理解が薄いキーワードをリスト化(「分からないリスト」と呼びます。)し、

その分からないリストについて、徹底的に調べてノート化していくことをオススメします。

 

たとえば

 

第22回学科試験

問4キャリアの各理論に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。

1. シャイン(Schein, E. H.)は、組織が求める人的資源と個人の資質がいかに適合している
かという組織側からの視点を強調した静的なマッチングを重視した。
2. ホランド(Holland, J. L.)は、6 つのパーソナリティ・タイプと環境を軸とした職業選択
理論を構築した。
3. スーパー(Super, D. E.)は、人と職業との適合性を重要視し、職業選択を支援する手段
として、能力とパーソナリティに分類される「職業的適合性」という概念を示した。
4. パーソンズ(Parsons, F.)は、人間には個人差があり、職業には職業差があるので、両者
をうまく合致することが可能であり、そのことが良い職業選択であると考えた。

 

正答は1ですが、仮に正答できたとしても、シャイン、ホランド、スーパー、パーソンズ、それぞれの

理論家について理解が薄いと思ったら、分からないリストに加えます。

 

問 10 カウンセリングの理論や心理療法の名称とその提唱者、関連する用語に関する次の記述
のうち、組み合わせとして適切なものはどれか。

1. 交流分析、バーン(Berne, E.)、ゲーム分析
2. 来談者中心療法、シュルツ(Shultz, J. H.)、実現傾向
3. ゲシュタルト療法、ロジャーズ(Rogers, C. R.)、「今、ここ」での気づき
4. 自律訓練法、パールズ(Perls, F. S.)、受動的注意集中

 

たとえば、この問題で正答の1を導き出せたとしても、2~4の選択肢の来談者中心療法、

ゲシュタルト療法、自律訓練法といった理論や、シュルツ、ロジャーズ、パールズ等の理論家の中で、

自分の理解が薄いものは分からないリストに加えてノート化します。

 

第23回学科試験

問 3 「令和 4 年版労働経済の分析」(厚生労働省)で示された、キャリアコンサルティングが
労働者のキャリア形成に及ぼす影響に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

 

の問題で、「労働経済の分析」を読んでいない、あるいはまだ理解が薄いのであれば、

令和4年版労働経済の分析も分からないリストに加えて、まずは資料を読み、労働のこと、キャリアのこと

等で気になる部分についてまとめて、ノート化していくのです。

 

ちょっと汚いですが、私がノート化したものをお見せします。

ちなみに私は、手書きのノートを作るほうが知識の定着が早いタイプなので、手書きしてますが、

PCやスマホを駆使してまとめ上げたほうが自身の知識定着に有利と思えば、手書きに拘る必要は

無いと思います。

 

私のノート(理論家編)

 

私のノート(スーパーの理論編)

 

 

いかがですか?ちょっと面倒臭い方法かもしれませんが、自分が理解していないキーワードを実際の

過去問からリスト化する。しかも設問だけでなく、選択肢にあるキーワードも理解が薄いならば

リストに加え、徹底的に調べ上げノートにまとめる。

 

この方法を実現していけば、得点力は飛躍的にUPしていきますよ。



 

ノート化する際に参考になる本を紹介!

分からないリストを中心にノート化していく際に、必要な参考書をご紹介していきます。

まずは

渡辺 三枝子著 「新版 キャリアの心理学【第2版】―キャリア支援への発達的アプローチ」です。

キャリコンを目指している方で、キャリアの理論家について勉強したいなら、まずはこの本です。

以前は、この本で書かれている文章がそのまま問題の選択肢になっていたこともありました。

 

この本と「キャリアコンサルティング理論と実際」を使えば、おおよその理論家は網羅できます。

 

こちらからどうぞ

 

 

こちらもオススメです。

原田 政樹著 「キャリア教科書 国家資格キャリアコンサルタント学科試験 テキスト&問題集 第3版

「みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験」(通称みん合☆)のテキスト&問題集です。

私が受験したとき、この本は出版されてませんでしたが、みん合☆は大変お世話になりました。

 

以上2点の参考書を基に、ノート化を進めていってください。政府関連資料や労働関連法等は、ネットで

データを拾うことができますので、適宜検索し、必要があったらハードコピーしてノートに貼り付ける等

行ってもよいかもしれません。



 

まとめ

今日は、過去問チャレンジ後に、学科試験クリアに必要な知識を付けていくノート化の方法について

お話しました。

 

①過去問3回分の設問および選択肢の中から、初耳のキーワードや、まだ理解が薄いキーワードを抜き出し、分からないリスト化する。

 

分からないリスト化したものを中心に、ノート化していく。

 

 

そして、ノート化が終わり、ある程度知識が定着してきたら、各種問題集にチャレンジしていきましょう。

どんな問題集にチャレンジしていけばよいか?は、また次回お話していきます。

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