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企業の人事担当にダマされるな!

人事担当 大学生の就活 就活準備編
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<新 学部4年生・修士2年生向け>

 

今まさに就職活動中の 新 学部4年生・修士2年生の皆さんは、すでに多くの企業の人事担当者さんとお会いになっていたり、繋がりが続いているということもあるでしょう。

今日は、就職活動において必ず接点がある、企業の人事担当者についてお話したいと思います。

 

就活をされている学生の皆さんにとって、企業の人事担当者の印象はどうでしょうか?

「あの人事の人 輝いて見える!!」

 

「いつも、立て板に水のように説明していてスゴイ!」

 

「あんな人がいる企業に入りたい!」

 

「あんな人がいる企業なら自分も成長できるかも!?」

 

たぶん、皆さんの志望企業の人事担当は、魅力的で輝いて見えていることでしょう。私も、大学のキャリアセンターの担当として働いていた頃は、毎日のように企業の人事担当者とお会いし、情報交換していたのですが、私よりもかなり歳が下の方でも、話が魅力的だったり、仕事に対する姿勢が素晴らしかったり、こちらが見習いたくなるような人物が多かったですね。

そんな、企業の人事担当者さんは、社会に出ていない皆さんから見ると上記のとおり、とーっても魅力的で光って見えるのだと思うのですが、だからこそ、

その担当者目当てで企業を決めることをしてはいけない!!

ということを注意してもらいたいのです。

確かに、企業の人事担当者って優秀です。魅力的に見えます。でもね・・・・・、企業ってそんな優秀な人だけで成り立っているわけではないんですよ。

企業には、皆さんにとって魅力的な人もいれば、皆さんとは合わない人もいたり、もちろん”こまったちゃん”な社員もいるわけです。

その中で、企業は エース級の社員 を人事担当に据えるのです。

だって、企業としては優秀な人材をどんどん入社させたいからです。エース級の社員に自分の企業をプレゼンさせて、輝く姿を見せればどうしても学生はその社員、そしてその企業のことを魅力的に思ってしまいますよね。

企業はそこを狙っているのです。

優秀な学生を引きつけて、内定を出し、内定辞退を防ぐためにつなぎ止めるという作業をエース級の社員に任せるわけです。まあ企業活動としては当然のことでして、人材の枯渇は企業の存亡の危機にも繋がりますから人事に力をいれているわけです。

そして人事担当者だけでなく、今Webで展開されている企業説明動画に出演されている先輩社員の方々も企業内で選抜された優秀な社員です。

「この人事担当さんと一緒に働きたい!!、この社員さんの在籍する企業で働きたい!!」

と思っても、その人と同じ部署に就ける可能性は少ないし、同じような素晴らしい社員がその企業にどれだけ在籍するのか?については、その企業で働く自身の大学のOB・OGを訪問し本当のところを聞き出すしかないでしょう。また、これまで参加したインターンシップ等で、実際にオフィスあるいは工場等に行って社員が働いているところを見ることができたなら、そのときの印象のほうが、自分が入社した後の人間関係はこうなるかも?というヒントになるかもしれません。

逆に、どうしても「人」に拘りたい!

と仰るならば、その企業の社長に注目してみましょう。

社長の動向、社長の言葉、自分の企業をどうしたいのか?の考え方、は逆にしっかりチェックしておいたほうが良いでしょう。何せ社長は「その企業を表している」と言ってもよい存在ですからね。社長の代替わりで変わっちゃう企業も中にはありますが、現在のその企業がどんな方向を向いているのか?を知りたければ社長に注目してください。

 

でも最初は皆さん企業の人事担当者と接点を持つわけですから、人事担当者と相対したときに、皆さんはどんなことに気をつければよいか?をお話ししておきますね。

 

① まず、しっかり話を聞く。

② その場の雰囲気に流されない。重要な決定事項はできれば一度持ち帰る。

③ 話されたことについて、自分と照らし合わせてどう思うのか?を考える。

 

少なくとも以上の3点を抑えておくのが良いと思います。詳しく書くと長くなりますので、質問がありましたら「お問い合わせ」で私宛にお送りください。

 

たぶんこれから、少しずつ選考が開始され、内々定が出され、内定承諾し、入社するまでは人事担当者と長いお付き合いになると思いますが、しっかりと自分の気持ちを確認しながら、のめり込みすぎないように対応していただきたいと思います。

 

そうそう!反対に皆さんから見て

「この人事担当者、社会人としてどうなの!?」

「人として魅力を感じない!」

と思うような人事担当者であれば、その企業の本質を突いていると思いますので敬遠したほうが良いかと思います。

 

人事担当者がダメなら、社員もダメ、企業もダメ、ということなのです。

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