「8月に入った今も、なかなか内定取れない」「内定もらった企業はあるが、入社する気は無い」
と、就職活動を続けている24卒の学生さんは、まだまだ多いでしょう。ただ、中には心が折れて
「もう、今年は就活したくない来年頑張りたい」と考え始めている方はいませんか?
今日の記事では、24卒が就職留年したり、卒業した後の来年に就活を再チャレンジしたい
と思い始めたら、その決断の前にチェックすべきポイント4つをお話ししておきます。
チェックポイントを自分で考えてみて、クリアできそうならば再チャレンジするもよし
クリアできそうもなければ、やはり今年の就活を全力で頑張って動いていくべきだと私は考えます。
この記事を出すのは8月ですが、今後、卒業までどの時点で来年に就活を延ばすことを考え初めても
チェックすべきポイントは変わらないので、いつでもよいので、決断の前にこの記事をご覧になって
考えてみてください。
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来年に就活を延ばす前に考えるべき4つのポイントとは
ズバリ!言います。下記4つのポイントを見て自信が無ければ、今年の就活を頑張ったほうがよいです。
就職活動ってタイミングがあります。就職留年したり卒業後の就職活動は、それだけでタイミングから
外れることになるので、それだけ自分に負担が増えるわけです。
あなたは、下記のポイントをクリアできますか?
ポイント1 今年失敗した原因を把握できてる?改善できそう?
ポイント2 再チャレンジまで自分が耐えられそうか?
ポイント3 周囲の援助を得られそうか?
ポイント4 来年に向けての戦略を考えられそうか?
以上、4つのポイントです。ではポイント1から解説していきましょう。
ポイント1 失敗の原因を把握できる?改善できそう?
まずは、今年の就活が上手くいかない原因を、自身でしっかり把握できそうなのか?それを来年に向けて
改善できそうなのか?を考えてみてください。失敗の原因が分からなければ、来年のチャレンジも失敗にお
終わってしまうのです。
参考までに、主な失敗の原因を挙げてみます。
①就活の始動が遅かった、インターンに参加しなかった(できなかった)
就活の始動が遅いと、その分内定も遅くなったりします。近年、企業の選考活動は早期化しています。
ですので、始動の遅れは、そのままインターンや本選考の機会を逸することになり、失敗の原因となって
しまうわけです。あなたは就活の始動が遅くなっていませんでしたか?
②自己分析が不十分だった。ガクチカ、自己PR等を面接で説明できなかった
自己分析の方法が分からず不十分で、ガクチカや自己PR等で自身を掘り下げられないからと、
安易に嘘のエピソードを使ったり、話を盛ったりしていませんでしたか?
等身大の自分を語らないと、面接官に信頼を得られず面接の失敗に繋がります。
来年に就活を延ばすとしても、しっかり自己分析できる自信はありますか?
③業界や企業を絞りすぎた。視野が狭いまま進んで失敗した
特定の業界しか研究していなかったり、大手企業しか受けていなかったりすると、失敗の可能性が
高まります。視野が狭いとその分自分の可能性も狭くなりますし、「なぜその業界?」「なぜその企業?」
といった志望動機も、他業界と比べていないので薄くなってしまい、面接官に入社意欲を説明できなく
なるからです。今後視野を広く企業を研究していくことは出来そうですか?
④志望動機が中途半端で、入社意欲をアピールできなかった
志望動機で「貴社を志望するのは、貴社が○○だからです」と、企業が主語の志望動機になってませんか?
志望する理由を聞いているのに、企業の特徴しか話していない学生が多いのですが、これでは志望動機には
なりません。「その企業のどこに興味・関心を持ったのか?」とともに「なぜ自分なのか?」「自分は
その企業で何をしたいのか?」と、自分ベースの説明ができるようになれそうですか?
⑤選考に落ちて自信を無くし、以後全くやる気が起きなかった
誰しも「入社したい」と思った企業から”お祈り”されると落ち込むものです。ただ、そこでやる気を無くし
動くことを止めてしまっては、就活を行う上でマイナスになります。来年の就活では最後まで就活を
頑張って続ける自信はありますか?
⑥他の進路(公務員・教員・大学院)を目指していたが、失敗した
公務員や教員、大学院進学を目指していたが、失敗したので来年就活チャレンジする、あるいは今年も
急遽民間企業への就活に切り替えて頑張っていたのだが、民間からの内定も出ず、来年に就活を延ばすことに
した学生もおられると思います。
上に挙げた例だけでなく、理由は様々あると思いますが、今年上手くいかなかった原因を分析し、
同じ失敗を繰り返さないために何を改善しなければいけないか?を分析し行動していく作業が必要に
なりますが、自分に可能なのか?を考えてみてください。
ポイント2 再チャレンジまで耐えられる?
来年の再チャレンジまで、メンタル落ちすることなく、就活を続けることができると思うのか?しっかり自己分析しておく必要があります。
①楽観的な性格か?悲観的な性格か?
②これからの一年間、メンタル落ちせず自律して活動していけるか?
③何かに挫折しても自分自身を勇気づけることができるか?
④自分自身を精神的にも上手くコントロールできると感じているか?
⑤一年遅れても臆せず、企業にアピールできる自信はある?
⑥自分ですべてを背負ってしまわず、たまには誰かを頼れる性格か?
ただでさえ苦しかった就活が、更にまた一年続くわけです。自分が耐えられる性格なのか?を考える必要が
ありますし、次項に挙げるとおり周囲の支援を得られるか?も重要になってきます。
また、⑤については、一年就活が遅れたことについて、来年の面接の際に面接官から遅れた理由を聞かれる
場合があります。理由をどうやって話そうか?悩んでる学生さんも多いのです。正直に理由を話すのが
一番だと思うのですが、来年の再チャレンジには、そんなことも起きてくるのです。
ポイント3 周囲の援助はあるか?
広い範囲で援助を受けられる体制にいるか?は大きなポイントになります。自分に下記のサポートの
あてがあるかどうか?検証してください。
①ES添削、面接対策してくれる人はいるか?
来年再チャレンジするには、ES対策や面接対策も必要になります。自分に合ったアドバイスをしてくれる
援助者がいるかどうか?考えてみてください。就留の方は大学のキャリアセンターがメインになると
思いますが、既卒の方は誰を頼りにするか?を考えておく必要があります。
②就活(求人)情報を提供してくれる人、機関はあるか?
就活の情報は重要です。ネットや就活サイトの情報だけでは不足するでしょう。これも就職留年であれば、
キャリアセンターがサポートしてくれますし、大学に届く求人票も利用できます。卒業して活動となれば
情報提供のあてがあるか?も考えてみてください。
③金銭的なサポートのあてはあるか?
一年間(あるいは一定期間)就活を続けるのですから、生活費を含めてお金がかかります。
また就職留年の場合は大学によっては授業料を払う必要もあるので、更に金銭的サポートが必要なことも
あります。アルバイトしながら就活もあり得ますが、就活の予定が多くなるとアルバイトの時間も制限が
出てくることも考えておく必要があります。
④精神的なサポート(相談に応じてくれる人)のあてはあるか?
今年の就活でも感じたかもしれませんが、就活で厳しい思いをすれば精神的に不安になったり、
落ち込んだりします。そんなときサポートしてくれる人はいますか?
⑤自分が持つサポート資源が、就活を乗り越えるに有力か?不足と思うか?
上記、サポートしてくれる人、サポートしてくれる機関を考えてみて、来年の就活を乗り越えられると
思うか?不足しているならどんなサポートが不足しているか?考えてみてください。
ポイント4 来年に向けての戦略はあるか?
上のポイント1~3を考えて、それでもなお、あなたが就職留年や卒業後に就活を再チャレンジするなら
どう切り抜けていくか?自分なりの戦略を考える必要があります。
今年就活が不本意に終わったことの検証と改善ができそうか?
改善を実行するうえでの方法を持っているか?
来年の選考までの計画(スケジュール)を立てることができるか?
今年は気付かなかった、新たに武器となる点は探し出せそうか?
一年間遅れたことをカバーできるだけのアピールができそうか?
ストレスを切り抜ける方法を知っているか?
新たなサポートを得られる可能性はあるか?
まずは、今年不本意に終わったことの原因をしっかり検証し、どうやったら改善するのか?改善方法を
考えることが必要です。そしてしっかり来年まで何をしたら今よりも数段レベルUPできそうか?を考え、
行動計画を立てることが必要でしょう。
また、どうしても途中でモチベーションが下がったり、精神的に疲れることもあります。
そのときにストレスをどうやってコントロールするか?を考える必要があります。
就留にしても既卒にしても今度は一人で行動することがメインになるのでストレス管理は重要です。
こういった来年に向けての「戦略」をしっかり考えないと、来年もまた不本意な結果に終わってしまう
ので、注意が必要です。
まとめ
<ポイント1 失敗の原因把握>から<ポイント4 戦略>までの説明をしてきました。
ポイント1~4をご覧になって「自分なら来年再チャレンジできそうだ!」と思うのなら覚悟を決めて
行動してください。安易に「今年ダメだったから、もう来年の就活に切り替えたい」では来年も同様に
悪い結果になってしまう可能性があると思います。
また、ぜひ重要な決定は一人だけで考えることなく、両親やキャリアセンターの相談員とも相談しながら
決めてください。
最後に!まだまだ今年の就活を頑張る余地はあります。もう少し頑張ってみませんか!
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