自己PRとガクチカの関係を考えよう

大学生・大学院修士学生の就職活動
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<21卒 向け>

 

さて今日は自己PRとガクチカの関係を、もう一度おさらいしましょう。

ガクチカは、学生時代のあなたがどういうことに対して意欲的に頑張ってきたか?そのプロセスや考え方を見て、面接官は自社で働く姿を想像します。

自己PRはストレートに「学生の特徴」について聞いていますので、自分の強みや能力、人柄についての説明をしなければなりません。ここがガクチカとの違いです。

自己PRを語るには、自己分析が欠かせない!

面接官はあなたの学生生活を見ていたわけではなく、インターンにも参加していなければ、選考のときが初見なのです。「あなたって、どんな人?」な状態なので、面接という短い時間で「自分はこんな人」を説明しなければいけません。では、どうやって自己PRを作り上げていくか?まずは自己分析から考えてみましょう。

 

<自己PRを作るときの自己分析の方法>

自分の強み、長所・短所、何が得意なのか?について掘り起こす
掘り起こした強み、長所を実感したエピソードを思い出す
短所も長所に逆転できる考え方をしてみる
エピソードに具体性を持たせる
志望企業で自身の強みがどう活かせるか?に繋げる

 

この中で重要なのは、「エピソードに具体性を持たせる」「志望企業で自身の強みをどう活かせるか?」の2点です。

単に「私は○○ができる人間です」って言われても、面接官は「ホンマかいな?」になります。そこで具体的なエピソードを付け足して説明することで「なるほど、そんなことしてきたのか!じゃあその強みは自社でも活かせるかもね」っていうように繋がってくるわけです。

この「具体性」についてはガクチカと同様「どうやって?」「どんなアイデア、考えで?」「どんな人達と?」等の説明が必要です。自身でも腑に落ちる説明を作れるようにしてください。

 

そして、自分では短所と考えていても、考え方によっては長所と捉えられることもあります。例えば

心配性 → 責任感が強い、慎重、計画性がある
優柔不断、決められない、臆病 → 慎重、リスクヘッジできる
頑固、意地っ張り→信念を持っている
主体性が無い→協調性、チームワークが得意、順応力が高い

どうですか?短所に悲観するのではなく、発想の転換で長所にもなる、という考え方で自己PRを考えてみてもよいでしょう。

 

「志望企業でどう活かせるか?」これをしっかり考えられているということは、自己分析と同時に企業研究もしっかり出来ている証拠にもなり、面接官にも「この学生なら、こんな活躍をしてくれるかも?」とイメージが湧きやすくなります。

逆に「その強みがあっても、自社では活かせないなぁ・・・」と思われてしまう自己PRでは折角のアピールの機会がマイナスになってしまうので、自分の志望企業がどんな人材を求めていて、自分のどんなところに企業が求める人材との親和性があるのか?について把握しておく必要があります。

自己PRとガクチカの構成の違い

ここで「ガクチカ」と「自己PR」を作る上での構成の違いについて説明します。

ガクチカの構成は以下の順序で行います。

①概 要:そのときの状況や背景について

  ↓

②課 題:取り組んだ行動、任せられた役割について

  ↓

③行 動:行動、役割を完了させるにあたってとった具体的な行動について

  ↓

④結 果:努力が実った結果について

  ↓

⑤学び・教訓・成長の自覚:取り組んで得た学び、教訓、成長した自覚について

 

(例文)

①150名が所属するテニスサークルの代表として、10名の幹部達と共に運営したこと

②代表としてマネジメントしていたが、部員のミーティング・練習への参加率が低下した

③幹部達とともに部員達と意見交換を行い、レベル毎に合わせた練習方法を取り入れ、定期的に様々なレベルの大会へ出場する等、目標を掲げた。

④一人も退会者が出ずに、ミーティング・練習への参加率も上昇、皆が様々な大会で活躍し、部員からも「レベルに合わせた練習が楽しいし、低いレベルでも大会に出るモチベーションができた」と感想があった。口コミを基に次年度の入会者も○○人増えた。

⑤単に代表として統括するのではなく、幹部達と協力し皆の意見を効率よくまとめ、ニーズに合わせた活動方法をとることで、部員の満足度が上がることが分かった。

 

一方、自己PRの構成は以下の順序で行います。

①ポイント、結論

②理由

③具体例、事例

④結論、ポイント

 

①私は目標を達成するまで走り続けられる人間です。

②体育会の陸上部に所属し、陸上を始めた高校時代には達成出来なかった「800m走で2分切り」という目標を掲げてトレーニングに励みました。

③2年生のときに、チームメイトの課題と自分の解決すべき課題とが少しずつ異なることに気付き、全体練習だけでなく、空いた時間に個人練習を始めました。個人の練習は精神的に辛いもので、自身の取組が間違っているのではないかと不安になることもありました。しかし目標に向けて日々トレーニングした結果3年生の大会で目標タイムを大幅に更新することができました。

④適切に課題を抽出し、計画的に粘り強く継続すれば成功に繋がることを実感し、その後どんなことでも目標に向けて走り続けることをモットーに日々生活しています。

 

 

というように、ガクチカと自己PRでは構成の方法が違いますので、どう構成させるか?を考えながら作っていきましょう。

自己PRとガクチカの内容がかぶったら?

あなたがPRする強みや特徴を活かして学生時代に力を入れて行動したエピソードをガクチカとして話したいってこともあると思います。

自己PRとガクチカがかぶってしまうことは、悪いことではありません。ただ、気をつけたいのは自己PRとガクチカが同じ事柄であっても、伝え方を変えて話したほうが良い、ということです。上記の構成の方法で伝え方を変えることと同時に、アピールしたい内容は同じでも角度を変えて話すことで、面接官から「ああ~、この人の自己PRは、ガクチカのエピソードにも繋がっているね。この人のことがよく表れているね」って思われるくらいに工夫することが必要です。

 

「ガクチカ」と「自己PR」。似ているようで違うからこそ、面接官は両方聞いて学生の能力と人柄を見ているので、大切に作っていってください。これから先の選考ではES提出から面接まで、あまりインターバルを置かないで進む企業が多くなると思います。ぜひ今までの面接で話してきたことを振り返って、内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

次回は「志望動機」についてもう一度考えてみます。

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