広告 大学生の就活 出遅れ・苦戦を挽回 編

26卒が内定取るなら、キャリアセンターに求人票を持参する企業を狙え!



 26卒の学生さんの中で、就活を続けている方にとっては、これから幅広く企業を探すことが必要です。

幅広く探すために、一番有効なのは大学キャリアセンターに届いた求人票を紹介してもらうことです。

なぜ有効か?というと、企業がわざわざ自分の大学に求人票を送るということは、それだけ自大学の学生を評価してるということ、キャリアセンターと企業との繋がりがあり、センター職員が企業をよく知っている可能性があるということ、そして他の媒体に情報を出していない限定の求人である可能性もあるということ、など有効の理由はたくさんあります。

今日の記事では、キャリアセンターの職員にどう話しをすれば、大学に届く求人票の中で、更にお得な情報を聞き出し、自分に合った企業探しが出来るようになるか?センター職員とのやりとりの手順について解説します。

今日の記事で、大学に届く限定的な求人の情報や、その企業の内情を知った上で選考を受けられるようになりますので、ぜひチェックしてください。

1)まずはこれからエントリーできる求人票を見せてもらう

大学に届けられる求人票の中でも、あなたが発見した時点でエントリー受付が終わっているものもあるかもしれません。まずはこれからエントリーできる求人票を見せてもらうことから始めましょう。

求人票を見せてもらうだけですので、就職相談を予約しなくても大丈夫です。今は学外からログインして大学に届いた求人票を見ることができると思いますが、敢えてキャリアセンターに出向いて、キャリアセンター内の検索システムで大学に届いている求人票を検索してみてください。

その際、もしかしたらキャリアセンターの職員さんから「就活の状況はどう?」と話しかけられることもあると思います。これをチャンスと思って、しっかり自分の今の状況を話すことが必要です。まず自分の情報を簡単に話しましょう。

(1)所属学部

(2)これまでの就活での動きと結果(簡単に)

(3)これから先、狙っている業界(もしあれば)

(4)「大学に届く求人票からのエントリーを考えている」という話しもしてみる

 

ここまで話せば、キャリアセンターの職員さんはあなたの現在の状況についてある程度の把握ができるはずで、もしかしたら職員さんがあなたとの話しに少し時間を割いてくれるかもしれません。これまでの状況や「今後こうしようと考えている」等、センターの職員さんと会話ができたら

「ここ最近で、求人票を直接持参された企業の方がいらっしゃったら、その求人票をみせていただけますか?」

と話してみてください。



2)直接求人票を持参する企業の情報を聞いてみる

6月も後半に入り、予定の内定者数を充足した企業がある一方、内定辞退があって予定の内定者数に達していない企業や、これから採用活動を本格的に行っていく企業も多くあります。

企業が採用募集を行うときは、就職ナビ等を使うこともありますが、今は売り手市場で就職ナビへの掲載だけでは、学生が集まってくれないという優良企業もあります。その場合どうするか?というと

(1)大学キャリアセンターに求人票を送付する

(2)新卒応援ハローワークに求人票を掲載してもらう

(3)合同企業説明会等へ出展する

(4)新卒就職エージェント会社に学生を紹介してもらう

等々、手段はあるのですが、その中でも、今まで学生を採用した実績のある大学のキャリアセンターに出向き、求人の話しをしながら情報交換を行うことって、企業にとってめちゃくちゃメリットがあるので、特に「この大学の学生さんを採用したい!」と考えている企業は、直接大学のキャリアセンターに出向き、求人票を持参するのです。

企業は求人票を持参したときに、どんな情報をキャリアセンターに話すのか?というと

(1)これから自社でこんな募集を行う、という募集の内容

(2)自社の事業紹介

(3)自社の今後の方向性

(4)こんな学生に入社してもらいたい(学部・専攻・学生のタイプ等)

(5)学生が入社した後の職務内容

(6)これまで入社したOB・OGの現状

ここまでの情報をキャリアセンターに話しているので

求人票を直接持参する企業があったら、その求人票はチャンス!

なんです。

なぜチャンスなのか?

(1)自大学の学生のことを無条件に評価している企業だから

(2)もしかしたら、他には出ない限定的な募集かもしれないから

(3)自分で一から企業研究するより遙かに有効な企業情報を知ることができるから

(4)自分だけの判断ではなく、キャリアセンターの職員さんもマッチングを考えてくれるから

 

だから、ぜひ直接求人票を持参した企業は無いか?を聞いてみてください。

1ヶ月で本当の目指したい未来が見つかる有料キャリアコーチング【きづく。転職相談】

3)もし、求人票持参企業があったら、どんな情報を貰えば良いか?

もし、直接求人票を持参した企業があったら、その企業の情報を聞いているキャリアセンターの職員さんに、何を聞けば良いのでしょうか?

(1)企業自体のメイン事業や今後の方向性を聞く

まずは、当たり前のことですが、何をメイン事業としている企業なのか?を聞くことが最初ですね。入社後どんな仕事を行うにしても、企業のメイン事業に即した仕事になるので、メイン事業に対してマイナスのイメージを持っていたら、入社しても苦しむだけですからね。

また、メイン事業だけでなく、今後その企業がどんな事業展開をしていきそうなのか?新規事業等も含めて聞いてみてください。もしかしたら入社後自分がその事業の担当になるかもしれないですから、その企業の将来を聞くのは大切です。

(2)自分が入社したらどんな仕事を行うことになりそうか?を聞く

事業内容とともに、自分のような学生が入社したら、まずどんな仕事を行うことになりそうか?を聞いてみましょう。もちろんあなたも自分の所属学部ややりたいと思っている仕事等、自分の情報を職員さんに伝えることが大事です。

あまりにもやりたくない仕事なら別ですが、今ピンと来ない仕事内容でも、まず仕事内容を聞いて自分でイメージすることが大切です。

(3)大学のOB・OGが入社していたら現在どんな仕事をしているのかを聞く

これ、結構大切です。もしOB・OGが在籍している企業で、しかも自分と同じ学部出身だとしたら、自分も同じようなキャリアを辿るかもしれないので、ぜひ聞いてみてください。

もしかしたらキャリアセンター職員の方も、OB・OGの現在の仕事まで情報を持っていないかもしれませんが、もし情報があれば聞いておくと、自分の入社後のキャリアのイメージを想像できるかもしれません。

(4)会社の社風・働き方を聞いてみる

大学に直接求人票を持参して、話しをしていく企業であれば、キャリアセンターの職員さんも、その企業の社風や働き方をある程度把握しているはずです。

長年付き合いのある企業かもしれませんし、学内合説に呼んでいて接点のある企業かもしれません。また来校した人事担当者の雰囲気や話しの内容から企業の内情を把握されている場合もありますので、ぜひ社風やその企業の労働の状況を聞いてみてください。

(5)OB・OGが早期退職していないのか?も聞いてみる

大学のOB・OGが早期退職をしている企業であれば、ちょっと選考参加を考えた方が良いかもしれません。何かしら自大学の学生とその企業が合わない、という可能性もありますし、企業の働き方にも問題があるのかもしれません。

(6)選考参加の方法や企業説明会の情報を聞く

(1)~(5)までのことを聞いて、あなたがこの企業に感触の良さを感じたら、選考参加の方法や今後の企業説明会等の情報を聞いて自分のスケジュールに入れておいてください。

選考が限定的に行われるかもしれませんし、人事担当者に紹介してくれるかもしれません。また、今後学内の合説や企業独自の説明会を行う可能性もありますし、OB・OGに合わせてくれる企業かもしれませんので、職員さんにしっかり情報を聞いて、できれば今後の対策まで相談してみてください。



4)まとめ

今日は大学に届く求人票の中でも、直接求人票を持参する企業の情報をどうやって貰えば良いのか?について解説してきました。

求人票持参企業は

(1)自大学の学生のことを無条件に評価している

(2)もしかしたら限定的な募集かもしれない

(3)自分で一から企業研究するより遙かに有効な企業情報を知ることができる

(4)自分だけの判断ではなく、キャリアセンターの職員さんも一緒にマッチングを考えてくれる

という点で、有効です。

 

ただ、自動的にキャリアセンターの職員さんがあなたに求人票持参した企業を教えてくれるわけではありません。

あなた自身が、キャリアセンターに出向き、自分の状況を説明し、大学に届いた求人票を検索し、その中から求人票持参企業の情報を教えてもらう、という行動を起こさないといけないことを自覚しておいてください。

 

ここで一つ注意点があります。大学に届いた求人票の詳細を誰に聞くか?についてですが

まずは就職相談の相談員ではなく、キャリアセンターの職員さん(求人票を管理しているような職員)に聞いてみてください。その訳は、企業との求人票受け取り等の接点は、相談員ではなく職員が行ってるケースが多いからです。

やはり企業の人事担当者と直接やり取りした人のほうが、受け取った情報を正確に教えてくれますし、人事担当者の雰囲気も伝えてくれます。逆に相談員の場合、人事担当者と直接やり取りしているのであれば、OKですが、そうでなければ、相談員自身の企業に対するイメージも合わせて伝えてくる可能性があるので、情報が恣意的になることもあるのです。

やはり直接会って話した人から情報を聞くのが最善だと思います。

 

そして、もし幸運にも求人票持参企業があったら

(1)企業自体のメイン事業や今後の方向性を聞く

(2)自分が入社したらどんな仕事を行うことになりそうか?を聞く

(3)大学のOB・OGが入社していたら現在どんな仕事をしているのかを聞く

(4)会社の社風・働き方を聞く

(5)OB・OGが早期退職していないのか?も聞く

(6)選考参加の方法や企業説明会の情報を聞く

の手順で情報を引き出してください。

 

求人票持参企業でも、自分に合わない企業ばかりかもしれませんし、持参企業でなくても大学に届いた求人票の中から気になる企業が見つかるかもしれません。まずは大学に届く求人票に着目して、自分に合う良い企業を見つけてくださいね。



\ 最新情報をチェック /

  • この記事を書いた人

トリスタン

某国立大学とJAXAに計30年勤務してきました。今は大学のキャリアセンターで勤務した経験を基に大学生の就職支援を応援しています。 当サイトでは、大学生の就職活動に役立つ情報を発信していきます。 よろしくお願いいたします。 【取得した資格】 国家資格キャリアコンサルタント メンタルヘルスマネジメント検定(Ⅱ種ラインケアコース) 日本メンタルヘルス普及協会 認定メンタルヘルス指導員 日本メンタルヘルス普及協会 認定交流分析療法士

-大学生の就活 出遅れ・苦戦を挽回 編