広告 大学生の就活 面接編

26卒就活 最終面接はこんな質問が来る やっておくべき対策は?

ここ数年の選考早期化により、すでに企業の最終面接も多く実施されているところですが、最終の面接で落とされる26卒の皆さんも多いのでは?

 

「ESの通過率は良くなってきた」「初期の面接は、だいたい通る」「でも、最終面接が通らない!」

って方は、まだ一次・二次面接と最終面接の違いに気が付いていないから通過できないのかも?

今日の記事では、最終面接を乗り切るために

・最終面接の面接官はどんな人達なのか?何を考えてるのか?

・最終面接ではどんな質問がありそうなのか?

・最終面接ではどう考えてアピールすべきなのか?

・最終面接での逆質問はどう考えれば良いのか?

について解説します。

スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)

最終面接の面接官はどんな人達?何を考えてる?

最終面接で、面接官からどんなことを聞かれるか?を考える前に、まず第一次~最終までどんな人が面接官になっているのか?それぞれの面接にどんな目的があるのか?を見ていきましょう。

 

<一次面接~最終面接までの面接官と面接の目的>

ご覧のとおり、最終面接の面接官は、その企業の役員や社長といったトップの人になります。最終面接では、4月からその企業に入社する学生を決めるのですから責任重大です。だから責任を持てる企業のトップが担当する、というわけなのです。

 

では、最終面接の担当者である企業の役員・社長の人達は最終面接の際に、どんな思いを持ちながら面接を行っているのでしょうか?

 

最終面接の面接官は

・自社に合う学生に内定を出したい

・内定を出したら、できるだけ辞退して欲しくない

・入社したら長く働いて欲しい

という思いが強いのです。

自社に合う学生とは、社風や理念に共感し、自社の社員としっかり協働して、長く活躍してくれる学生、という意味です。そして、やっぱり内定を出したら入社してほしいのは面接官共通の思いです。せっかく「この人なら」と思える人を見つけたのですからね。逃したくないのです。

また、内定辞退が続いてしまい、予定の入社人数を確保できなければ、追加募集して再度選考を行わなければいけませんし、場合によっては新卒の社員を配置予定としていた部署に人が手当できなくなってしまいます。ですからできるだけ内定辞退は避けたいのです

入社したら、長く働いて欲しい、という思いも強く持っています。せっかく入社して研修等行い、社員として成長させても、早期に退職されてしまったら、その社員に研修等実施したことがすべて無駄になってしまいますし、退職した社員の代替で誰か人を配置しないと、その部署の業務に支障が出てしまいますし、仕事の継承もスムーズにいかなくなってしまいます。だから入社したらできるだけ長く働いて欲しいのです。

 

ところが、今は社会の人手不足によって新卒就活は「売り手市場」(企業が求める人材の数に対して、就職希望者の数が少ない状況)で募集しても満足に学生を集められない企業が多くなっています。

また、早期選考を行う企業も年々増加し、3年生のうちにすでに内定を得ている学生も増加、内定取得後も就活を継続する学生も多く、複数内定を取る学生が増加、企業は内定を出しても辞退されてしまうケースがここ1~2年増えています。

それから、内定者を確保し、めでたく入社しても「企業に合わない」「事前に聞いていたことと違っていた」「仕事がイヤになった」と、1年どころか1ヶ月も経たずに退職してしまう新卒が多くなっています。

もしかしたら皆さんも、就活代行会社「モームリ」等に、自分が所属する企業へ退職の連絡を依頼するニュースを見聞きされているのではないでしょうか。

こういった

・人手不足なのに学生が選考に集まらない、学生と接触できない

・選考して内定を出しても辞退される

・めでたく入社しても、早期に退職されてしまう

こんなことが続けば、その企業はたちまち人材難に陥ってしまいます。ですから、最終面接で面接官を担当する企業の役員・社長は、自社に合う人、自社や自社での仕事を理解している人を選びたい、その中でなんとか辞退しない、すぐに辞めない学生をどうにかして選びたい、というのが彼らの考えであると言えます。



最終面接ではどんな質問があるのか?

最終面接では、企業の役員や場合によっては社長が面接官になること、そして自社に合い自社を理解してる人、その中でできれば辞退しない、すぐに辞めない学生を選びたいと考えていることについてお話ししました。

では、そういう学生を選ぶために、最終面接ではどういう質問が出されるのでしょうか?

この集計は、民間企業に聞いた「面接で多い質問トップ10」の集計表です。

この集計を見ると、一次・二次等の前半の面接では、志望動機、自己PR、ガクチカ、長所・短所、大学時代の活動状況等、所謂”面接で聞かれそうなこと”が万遍なく質問されています。

反対に、最終面接では、志望動機だけでなく表の赤色の箇所にあるように自社に入社してからのこと、未来をメインに質問されています。また、黄色の箇所のように自社への入社本気度も最終面接で聞く頻度が高いのも特徴です。

また青色の箇所のように、一次・二次面接で聞かれる質問の上位にあったガクチカや自己PRは最終面接で質問されるケースは少ないか確認のため軽く質問して終わることが多いです。

 

ここで一次・二次の面接官 → 最終面接の面接官のやりとりについてまとめてみました。

① 学生の人となりや、学生時代の活動状況は、一次・二次等前半の面接である程度確認されている

② 確認された学生の情報は、一次・二次の面接官から最終の面接官へ伝わっている。ただ、最終面接でも改めて「ガクチカ」等一次・二次面接と同じ質問がなされる可能性アリ

③ 一次・二次の面接官は、学生からの回答内容や学生の印象等の情報を最終面接の面接官へ報告するとともに、入社後の配属先可能性や適正について最終面接の面接官へ伝えていることもある

④ 最終面接では、一次・二次面接の面接官から学生の能力や人となりの情報があるので、ガクチカ等の質問は確認程度で聞かれることもあるが、メインは自社への入社意欲がどれだけあるか?に関する質問となる

⑤ 自社への入社意欲を見るため、自社への志望動機だけでなく、入社後の目標や5年、10年後の自分像等を質問することで、自社および自社での仕事をイメージできているか?ミスマッチしていないか?を確認している。また社会の展望や、社会における自社の展望等を聞くことで、広い視野を持ち、その中で自社を選ぶ考え方についても確認している

 

ですから、一次・二次面接でも志望動機の質問はありますが、最終面接では単に入社したい理由だけでなく、入社後自分がどう仕事をして活躍していきたいのか?実現したいことは何か?といった未来の自分をイメージして志望動機を作りアピールしていく必要がありますね。

ITエンジニアに特化した就活ナビ【エンジニア就活】

最終面接ではどう考えてアピールすべきか?

前項で、最終面接では一次・二次面接での志望動機から更に深めて、入社後自分がどう仕事をして活躍していきたいのか?実現したいことは何か?といった未来の考え方を持って志望動機をアピールしていく必要があると説明しました。

では、そんな志望動機を作るにはどう対策すれば良いでしょうか?

(1)最終面接に向けた志望動機の考え方のポイント

① 志望する企業がどんな分野に属していて、今後の展望・課題は何か?を理解する

まずは、自分が志望する企業がどんな事業で利益を挙げているか?そんな企業活動の内容について、自分はどう思うのか?今後、業界の動きの中で自分が志望する企業はどうなりそうなのか?課題はどこにあるか?について考えてみてください。上記「面接で多い質問トップ10」表の最終面接での質問⑥⑦への対策にもなります。

② その企業に入社したら、自分はどんな仕事をするのか?理解する

今度は、自分の仕事のことです。

自分がその企業に入社したらどんな仕事を行うことになるのか?を理解することと、その職種の中で、自分が目標としていること、成し遂げたいこと、を考えてみてください。

入社後のことを考え、目標を設定することで志望動機が深まります。上記「面接で多い質問トップ10」表で言えば最終面接での②③の質問への対策にもなりますね。

③ 入社後、自分のどんな「強み」で勝負していきたいか?考える

ただ「○○やりたいです」だけでは、アピールにならない。

自分のどんな「強み」を生かしてやりたい仕事に携わっていこうと考えているか?を添えることも必要です。自己PRで話したことにリンクしても良いですが、「やりたいこと」「なりたい姿」とともに「できること」「スキル」も示していけば、説得力が出てきます。

④ 同業の中でもなぜその企業?を考える

同一業界には、似た事業を行っている企業があります。でも、その中から自分が受ける企業を選んだのですから、そこには同業他社には無い魅力があるはずです。「他社よりも、こういう点でこの企業が自分には合う、魅力だ」をいくつか考えると、志望動機の種が見つかりますよ。

 

(2)志望動機をより深める方法は?

① 採用HPとともに本サイトもチェックしよう

まさか、採用HPだけ見て企業研究してないですよね?

もし、採用HPだけでなく、そこから深めるために本サイトも見に行ってください。本サイトはお客様へ向けた内容になっているので、企業がお客様に向けて何をどんな形で自社の製品やサービスについてアピールしているか?が分かります。

② 企業の目標・計画を確認しておこう

企業が今後、どう事業展開していこうと考えているか?は本サイトに事業計画として掲載しているはずです。あなたが入社したらその未来に向けた事業計画の担い手になるわけですから、しっかり確認し、企業がどんな方向を目指しているのか?その計画について自分はどう思うのか?自分ならその事業計画の中で、どんな仕事をしていきたいのか?を業界の中での志望企業の立ち位置も含めて考えてみてください。

③ 同業他社比較をしておこう

同業他社と自分の志望企業との比較は必ず行ってください。給与とか福利厚生の比較ではなく、本事業の比較を行うのです。これを行うことで「なぜ、ライバル企業ではなく、この企業なのか?」という明確な志望動機を作ることができるのです。

同業他社を比較すると、業界全体のことも分かりやすくなるし、その業界の中で自分が志望する企業の立ち位置も分かりやすくなるので、オススメです。

ただ一点注意しなきゃいけないのは、仮に他社比較した結果を面接で話すのなら、ライバル企業の悪口は絶対に言ってはいけません。

④ ビジネス雑誌の記事も参考にしてみよう

ビジネス雑誌(「週刊 東洋経済」「週刊 ダイヤモンド」「日経ビジネス」等)に、自分が受ける企業、属する業界の特集が掲載されている場合があります。これもぜひチェックしておきましょう。ネットにバックナンバーが掲載されてますし、もしかしたら大学のキャリアセンターで定期購読し、資料として置かれているかもしれません。

上記のビジネス雑誌は、手軽に業界の動向を知ることができます。もちろん書いてあることを参考にして、自分の考えをまとめることが大事です。あくまでビジネス雑誌は自分の考えをまとめるための材料として考えておくとよいのです。

⑤一次面接以降の「逆質問」から志望を深めてみよう

一次面接以降、面接官へ逆質問をしていると思いますが、仕事に関すること、社風に関すること等の中で自分が知り得ていなかった部分を逆質問しているはずです。面接官から返された回答を基に志望理由を深めることは可能です。

「○次面接の際に伺った、~のお話を自分でもしっかり考え、こういう点でより一層志望が増しました」

と言うことも言えるのです。

 

最終面接で「質問はありますか?」と言われたら

 

最終面接でも、面接の最後に「何か質問はありますか?」の逆質問が面接官からされることがあります。

SNS等の中には「この逆質問で面接無双」なんてポストされているのを見かけますが、これ、信用しないでください。逆質問だけで学生の評価が爆上がりすることなんてあり得ません。評価をしていたら、それまでの面接の内容が全く意味の無いものになってしまいます。ちゃんとした企業の面接官がそんなことをするはずがありません。

でも、最終面接でもできれば逆質問は用意しておいたほうが良いでしょう。

 

では、どんな逆質問を用意すべきか?

・企業のビジョン・将来展望に関する質問

Q.現在は◯◯事業に力を入れているとお伺いしましたが、今後注力する予定の事業・サービスはありますか?

Q.今後の事業展開に関して何か変化はありますか?

 

・自己成長に繋がる質問

Q.どのような社員が御社で活躍されていますか?

Q.御社の強みである◯◯を継続するために、何を意識して業務に取り組むべきだと考えますか?

Q.御社の業界や市場の変化に対応するために、どのように自己成長を促進することが重要だと考えますか?

 

こういった、これからの展望や自分の入社への心構えに繋がる質問は有効だと思います。

ただ、一番大事なのは、この質問をする前に「私は○○と考えているのですが~」と、必ず自分が調べたことや自分が考えていることを最初に話してから質問するようにしてください。

例:私は、御社へ入社後、自分の仕事を行っていく上で、視野を狭くせず、会社全体の仕事を見渡し、会社のみならず業界の動向も少しずつ勉強していくことで自分の仕事を充実させ、自己成長していけると考えているのですが、御社では業界や市場の変化に対応するために、どのように自己成長を促進することが重要だと考えますか?

というように、まず自分の考えを述べて、その続きで質問するようにすると、面接官としても「ちゃんと自社のことを考えてくれている学生だな」と思ってくれます。もちろん、学生は企業のことについては素人ですから、企業を分析した自分の考えが間違えている可能性もありますが、そこは気にしないでください。

面接官も学生の企業分析に完璧なんて求めていません。間違ってても良いので、自分の意見を話すことが必要です。間違っていれば面接官も回答で正してくれますよ。

ビジネスカジュアルなら【ORIHICA(オリヒカ)】

まとめ

最終面接は、企業にとっても学生に内定を出すか?出さないか?の「最終判断の場」であるので、重要視しています。だから生半可に臨むと落とされます。だからこそ、より深い志望動機を作っておく必要があるし、深い志望動機で最終面接の面接官の心を動かせることができれば、内定に結びつくのです。

これから、大手を含め皆さんにとって本命企業の選考が多くなっていくと思います。

ぜひ一次~最終面接まで、気を抜かないよう頑張ってください。



\ 最新情報をチェック /

  • この記事を書いた人

トリスタン

某国立大学とJAXAに計30年勤務してきました。今は大学のキャリアセンターで勤務した経験を基に大学生の就職支援を応援しています。 当サイトでは、大学生の就職活動に役立つ情報を発信していきます。 よろしくお願いいたします。 【取得した資格】 国家資格キャリアコンサルタント メンタルヘルスマネジメント検定(Ⅱ種ラインケアコース) 日本メンタルヘルス普及協会 認定メンタルヘルス指導員 日本メンタルヘルス普及協会 認定交流分析療法士

-大学生の就活 面接編