<新 学部4年生・修士2年生向け>
新型コロナウイルス感染が衰えを見せませんね。東京都も先ほど第一報が出て4月2日(木)は97人の感染確認があったとのことでした。もう1日に3桁の人数の感染も間近です。そんな厳しい状況の中で就職活動を続けている皆さんは大変な思いをしながら行動されていることと思います。ここ数年の就活生と比べると行動もままならないし、企業の方とも会う機会も減るなど条件は格段に厳しいとは思いますが、この経験は今後の社会人生活の中で、きっと役に立つものになりますので、ぜひ頑張ってください。
さて、3月の終わりに各就職情報サイトで2021卒生の就職人気ランキングが発表になってますね。下記に「楽天みん就さん」が公表した人気ランキングをリンクしておきますので、ご覧になってください。
このランキングは2021年卒の学生に対し昨年9月から今年の2月中旬までの間でアンケートをとった結果だそうですが、ランキングを見ますと、人気の上位はここ数年あまり変動が無さそうです。相変わらず、商社、食料品・生活用品関係の企業が強いですね。トラベル・レジャー系の企業も強いです。反対に、今年も3大メガバンクを始め金融業界は人気が無いですね。
上記のような表は、どこかで皆さんもご覧になったことがあると思います。今後10年、20年ほどで無くなるであろう仕事です。まあ確かにこれからAIが社会にどんどん取り入れられていけば、こういった仕事は人間が行う仕事ではなくなる可能性は高いと言われております。
ただ、本当に上記の仕事だけなのでしょうか?
実は、今回の新型コロナウイルスが世界的に蔓延し、数多くの死者を出してしまったことで、世界の企業のあり方が変わってしまう可能性を考えたことがありますか?今現在、日本も世界の各国も国を跨がった人の往来を禁止しています。もちろん人の往来が無くても製品や部品、商品の輸出入は止まってはいないのですが、それでも企業の経済活動に重大な損失を与えたことは間違いありません。
商社、自動車産業、旅行業界、その他にもグローバルに事業を展開する企業は、軒並み減益となっていくでしょう。「新型コロナウイルスが収束すれば、大丈夫じゃない?」と考える人もいるかもしれませんが、今後また違うウイルスが蔓延しない保証はどこにもありません。
とはいえ私は「グローバルに展開する企業なんか入社するな!」とは言いません。ただ、今をときめくグローバル企業でも、今後は事業展開を大幅に変えるかもしれませんし、働き方を変えるかもしれません。今後無くなる仕事が出てくるかもしれません。
業績をしっかり出している企業はこういうとき行動が早いです。すぐに自分達の事業にかかる問題点を洗い出して、あっという間に方向転回したりします。だから皆さんも「ここの企業は、こんな働き方になるのかも?」といった事前のイメージが入社後全く違うものになるかもしれないということを覚悟して企業選びをしてください。
本当に今年や来年の就職活動生は混沌として先が見えない中の就職活動になるため、厳しいとは思います。これからは「終身雇用」なんて無く、皆さんが新卒で入った企業で生涯働くってことはたぶん無いはずです。だから
「今、一生涯の仕事を選ぼうと思わないこと!」
「5年後、10年後に自分がどんな社会人になっていたいか?を軸に考えて!」
と言いたい。
そして、皆さんにはぜひ「企業」という看板が無いと稼げない人にはならないで欲しい!「個人」の看板でどこへ行っても稼げる人になってください。
ちょっと取り留めの無い文章になってしまいましたが、新型コロナウイルスが蔓延する中で、今私が言いたいことは以上です。
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