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企業が採用基準で重視する項目1位~5位、を見てみよう

大学生・大学院修士学生の就職活動
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大手就職情報会社の「マイナビ」と「リクナビ」が、企業に対しての新卒採用に

関するアンケート調査の中で、「新卒学生の採用基準で重視することは?」

の質問に対する企業の回答結果を、今日は取り上げます。

 

「採用の基準で重視すること」=「面接で企業が重視すること」です、下記の

第1位から5位のポイントを見て、面接官が学生をどんな視点で見ているのか?

理解し、面接に臨みましょう。

 

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第1位「明るさ、笑顔、人当たりの良さ」

「マイナビ」「リクナビ」の調査ともに、面接官が採用基準で重視する項目は、

「明るさ、笑顔、人当たりの良さ」といった、その学生から感じる「人柄」でした。

なぜ、人柄を一番重視しているか?それは下記の2点に尽きるでしょう。

 

理由① 「仕事はチームで」の企業が多いから

作業服を着た人たちの会議のイラスト(笑顔)

企業に入ると、チームで仕事を行うケースが多いのです。もちろんチームの中で

個々人に担当があるので、担当については一人での作業ですが、担当での仕事が

合わさって一つの大きな仕事となり、チームで完遂させていく、というのが多くの

企業における働き方でしょう。

となると、スムーズに気持ち良くチームの仕事を回していくには、従業員それぞれの

「明るさ、笑顔、人当たりの良さ」は重要なファクターになるのです。

 

理由② お客様に対するときに必要なスキルだから

お辞儀をし合うビジネスマンのイラスト(女性)

民間企業でも公務員でも、「お客様」が存在します。

お客様と友好な関係を保つには、人柄が大事になってきます。明るい人、

笑顔が絶えない人、人当たりの良い人、は少なくともお客様を敵に回すような

ことにはなりません。

 

 

上記のとおり、自社内での人間関係のこと、対外的な人間関係のことは、どんな企業

でも、どんな官公庁でも、大事なことですから、「明るさ、笑顔、人当たりの良さ」

といった人柄を採用基準で重視する第1位とするのは、当然のことなのです。

 

第2位「自社へ入社したいという熱意」

やる気に燃える人のイラスト(男性会社員)

第2位は、その企業へ「入社したいという熱意」です。熱意を表す最も良い手段は

志望動機をしっかり持つこと。そして志望動機を面接官に理解してもらえるような

説明をすること。これでようやく伝わるものなのです。

ただ単に「御社へ入社したいです!」を叫んでも熱意として伝わりません。

 

① その企業がどんな企業なのか?理解しているか?(強みは?課題は?)

② なぜその企業に魅力を感じているのか?なぜ自分なのか?説明できるか?

③ 自分がその企業で「働く姿」をイメージできてるか?

④ その企業がこれからどんな道を歩もうとしていて?自分はその中で

何がしたいか?を理解し、説明できるか?

 

 

少なくとも、上記を面接官に話し、理解してもらえなければ、熱意として伝わらない

でしょう。特に昨今のリモート面接において企業は

「学生の「入社したいという熱意」は対面の面接より、見極めることが難しいんだよ

なぁ」という感想が多いのだそうです。

であるならば、面接官にも理解してもらえる「説明」が必要なのは明白です。

 

第3位「職場の雰囲気に合うか?」

 

集合している人たちのイラスト(就活生・新入社員)

第3位は「職場の雰囲気に合うか?」です。

第1位の「明るさ、笑顔、人当たりの良さ」と共通する部分もありますね。

チームで働くケースが多い日本の企業ですから、そのチームの雰囲気に合わない人が

入ると、その人が居づらくなるでしょうし、チーム自体もギクシャクしかねないので

面接官としても「雰囲気に合う人」を選びたい、とする気持ちは理解できますよね。

 

第4位「素直さ」

話し合う人達のイラスト(女性会社員)

第4位は「素直さ」です。

私は「素直さ」がランクインしている理由は”仕事能力を吸収できる可能性”として

見ていると考えます。では社会人になって「素直さ」が必要な場面はどんなところに

あるでしょう?

 

① 仕事を教えてもらうときに必要

新卒での入社では、最初は仕事もちんぷんかんぷんで、どう進めたら良いか?も

分からない状況です。もちろん上司や先輩に教えてもらいながら仕事に慣れていく

わけですが、素直にアドバイスを聞き入れ、理解し、行動に移す、という動きが

できる人がどんどん成長していくと考えています。

 

② 苦しい場面に遭遇したときに素直さが生きる

落ち込む会社員たちのイラスト

また、ビジネスシーンでは、苦しい場面に遭遇することもあるでしょう。そんなとき

でも、素直に起こった事態を受け入れ、対処してくことが出来ていけば、上司や先輩

からも信用してもらえるし、自分に自信も付いていくでしょう。

 

 

※ この素直さって重要です。特に面接に対し自分を偽る表現や、誇大な表現で

誤魔化してしまおうとする「テクニック」を使ってしまうと、素直な印象が無くなる

どころか「この学生小細工使ってるな!」と、印象が悪くなります。

採用面接の際の小細工って面接官が一番嫌うことなので注意しましょう。

何かを企む人のイラスト(男性会社員)

 

第5位「今後の成長可能性」

壁を乗り越える人のイラスト(男性)

ようやく第5位に「今後の成長可能性」が入ってきました。

所謂「ポテンシャル」というものです。「ガクチカ」や「自己PR」等の質問で

企業はポテンシャルを測っているのですが、ここで注意しないといけないのが、

「ポテンシャル」を説明するのに「実績」だけのアピールでは伝わらない

ということです。

 

「ポテンシャル」は実績だけでは測れない

優勝カップを持つ人のイラスト(女性会社員)

「バイトの売り上げを2倍にしました」

「大学のテニスサークルの代表を務め、所属メンバー同士の交流に努めました」

「家庭教師のバイトで、偏差値40の生徒を一流大学に進学させました」

 

等、自分をアピールする際に「実績」だけを重視して面接官へ説明してませんか?

 

あくまで企業が見ているのは、学生の「ポテンシャル」です。

なのに、学生が実績だけを語っても、その実績だけで自社で活躍できる人材なのか?

は分からないのです。だって自社での実績ではないのですから。

 

企業が見ているのは、

「どんなきっかけや考えで、この学生は課題と考え、行動を起こす人なのかな?」

「どんなことに価値観を持つ人なのかな?」

「行動の途中で苦しくなったときに、どんな対処ができる人なのかな?」

「行動した結果、どんな力が付いたと実感しているのかな?」

「成功しても失敗しても、今後の教訓として糧にできる人なのかな?」

といった、考え方や行動特性、価値観なのです。

 

面接官は長年学生を面接の場で見て、どんな考え方や行動特性、価値観を持った

学生が採用後実績を伸ばしていくのか?を経験上理解しています。

もちろん、大枠として実績を話すのは必要ですが、アピールの主体は、あくまで

実績に至るまでの考え方、行動特性、価値観、であるべきだと考えます。

 

まとめ

今日は、企業が「新卒学生の採用基準で重視すること」について第1位~5位

までをあげてみました。

 

第1位:「明るさ、笑顔、人当たりの良さ」といった「人柄」

第2位:「自社へ入社したいという熱意」

第3位:「職場の雰囲気に合うか?」

第4位:「素直さ」

第5位:「今後の成長可能性」

 

意外な結果に思った学生さんもいるでしょう。

最後に、学生へのアンケートで「面接等でアピールする項目」を1位から5位まで

あげてみます。

 

第1位:「アルバイト経験」

第2位:「明るさ、笑顔、人当たりの良さ」といった「人柄」

第3位:「大学・大学院名」

第4位:「所属クラブ・サークル」

第5位:「学部・学科・研究科」

 

実績や、大学名などの「肩書き」に頼らず、素の自分、素の考え方、をどうやって

面接で表していくか?が、面接官に評価してもらうポイントになることを早く理解

してもらいたいものです。

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