今日の記事は
25卒の就活生で今後も就活を続けるなら、10月に企業が出す採用募集に注目し、勝負をかけろ!
という内容になります。
なぜ10月の採用募集に注目すべきなのか?
それは、この時期から動き出す企業や追加募集する企業が増えるからです。
勝負をかけろ!と言っても「どうすれば?」と思われる方が多いと思いますが、
順を追ってお話しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
1.10月の企業の募集に注目する理由とは?
この時期から動き出す企業や追加募集する企業が増える、と言いましたが、それは何故でしょうか?
それは、10月1日を中心に行われる企業の「内定式」が関連してきます。
①実は9月、10月の内定辞退者は多い
ここ数年、企業の早期選考化が進み、早期から内定者を出していますが、内定を持ちながら
就活を続けてきた25卒の就活生は多いのです。
ただ、いつまでも複数内定を持ったままにはできないので、毎年この10月1日の企業の内定式を
境に、内定辞退を行う学生が多くなっているのです。
もし、内定辞退者が増えたら、企業はどうするでしょう?
内定者が減って、4月からの人事に影響が出る見込みがあるのなら、追加の募集をかけることになる
でしょう。そういった追加の募集は狙い目だと思いませんか?
②遅い時期から採用活動を強化する企業もある
今の就活は、25卒が学部3年生のうちから早期に選考活動を行う企業が多くなるなど
早期化が進んでいます。ただ上記のとおり早期に内定者を出しても内定辞退者が多くなり
その分を補充するために再度募集を行うとなると、採用のための予算が多くかかることになります。
ある程度採用にかかる予算を減らすためだったり、短期集中で良い学生を採用しようとする企業は
早期には選考を行わず、就活スケジュールの中盤戦以降にあまり時間をかけずに集中して
選考活動を行う企業も出てきます。
そういった企業も10月1日を境にして、他の企業の動向を見ながら募集を出してきたり
するので、10月の企業の採用募集は狙い目なのです。
以上のように、10月に募集する企業が増えることが見えるので、就活を続ける人達にとっては
10月が勝負の月になる、ということなのです。
2.では、どう動くべきか!?
前項で、10月の企業の採用募集が狙い目であるお話をしました。
では、就活生の皆さんはこの時期どう活動するべきか?を説明します。
①受ける企業の業界・職種の視野を拡げる
これまでの就活の失敗の原因は、業界や企業を絞りすぎていたことにありませんでしたか?
早期から企業の選考を受けてきて、失敗が続いていた人は、早い段階で業界や企業を絞ってしまい
視野が狭いまま就活を続けていた、という特徴があります。
とはいえ、すぐに視野なんて拡がらないし、企業研究だって時間がかかります。ではどうするか?
一番簡単に視野を拡げるには、大学のキャリアセンターに行って
大学に来訪して求人票を届けた企業を紹介してもらう
これがオススメです。
来訪企業がなぜオススメなのか?まとめてみました。
・来訪して求人票を提出してくるほど、その大学の学生に興味がある企業だから
・キャリアセンターの職員が、来訪した企業から概要を聞いているので、情報を貰えるから
・就職情報サイト等に掲載されない、ターゲットを絞った小規模の募集の可能性もあるから
・大学のOB・OGが在籍する企業の可能性があり、OB・OGからも情報を貰える可能性があるから
自分で1から企業研究して、視野を拡げるよりも、上記のように、大学に来訪して求人票を提出
する企業から「この企業なら受けてもいいなぁ」と思える企業を見つけるほうが、かかる時間は
早いですし、キャリアセンターやOB・OGから企業の情報が入れば、企業研究も自分一人で行う
よりは圧倒的に早いはずです。
また、自分で業界や企業を選り好みするわけではないので、「こんな企業があったんだ!」という
発見もあるはずで、そういった発見が業界や企業の視野を拡げることになるのです。
ぜひ、大学のキャリアセンターに問い合わせて、大学に届いた求人票について調べてみてください。
②とにかく動け!
まだ企業へのエントリーさえしていない人や、少数の企業に挑戦して落ちて動きが止まっている
人に対して言います。
今はとにかく動きましょう!
動け!と言っても、単に就活のガイダンスに出席したとか、就活サイトを開いてみた、だけでは
動いたうちには入りません。
とにかく企業にエントリーして、選考に参加するのです。
企業にエントリーして、ESを書くことで
「ああ、ESってこんなこと聞かれて、こう書くものなんだな」
ってことが理解できますし、面接を受けることで
「ああ、面接でこんな雰囲気の中で、こんなこと聞かれるんだな」
ってことが理解できるようになります。
別に、失敗したって良いのです。要は経験していくことで、段々ESや面接に慣れていきますし
自分のことをどう表現すれば良いか?も分かるようになっていくのです。
「まだ、準備が出来てないからエントリーできない」
って理由で動かないのが一番勿体ないです。
だって、準備が出来てなくて落ちるなら、ESや面接を経験できて落ちる方がよっぽど良いですよね。
③「自分を表現できない」なら、キャリアセンターに相談せよ!
そうは言っても、ES提出や面接で自己PR、ガクチカ、志望動機を中心とした質問がされるのに
「自分の良い点や自分の考えを表現できないから、前に進めない」
って人もいるでしょう。
そういう人は、ぜひ自分一人で悩まずにキャリアセンターに相談しましょう。
たとえば
「自分は今まで、なかなか就活が上手くいきませんでした。今もう一度素に戻ってみて、学生時代は
あまり誇れることはしてこなかったのですが、このことは頑張ったかな?と思っています。そして
恥ずかしながらこんな力が今は付いているのではないかな?と考えています。卒業後はこんな仕事に
興味があるのですが、思うように就活が進んでいないし、苦しい状況なので一緒に考えて
いただけますか」
と話してみましょう。相談員の方は喜んで一緒に考えてくれますよ。
意外と学生の皆さんが考えている”評価される学生像”と社会人が考える”評価される学生像”は
違っていたりします。あなたの経験の中で「こんなこと、取るに足らない経験だよなぁ」
と思っていても、社会人からは「良い経験してるな、うちの社で活躍してくれそう」という評価
になることもあります。ですので、一人で悩まずに相談員と一緒に考える手段をとってください。
④受ける企業を想定した、ESの添削と模擬面接をキャリアセンターに依頼
企業へエントリーを行い、選考を受けることを決めたら
早い段階でESの添削と模擬面接をキャリアセンターに依頼しましょう。
「まだES仕上がってないから」とか
「面接の準備も途中だから」とか、言ってる場合ではありません。
準備途中でも、ES提出・あるいは面接本番の数日前に添削・模擬面接を依頼することです。
早い段階で、あなたのESと面接で語ろうとしている内容を第三者(キャリアセンターの相談員)に
確認してもらい、第三者と一緒に仕上げていくほうが早いですし、よいアドバイスも貰えます。
なぜ早い段階での添削や模擬面接が必要なのか?
今までESや面接を失敗してきたのなら、どこかに失敗の原因を持ったまま選考を受けてきた
はずです。そういった失敗の原因って自分一人では見つけにくいものなので、相談しながら進める
ことが必要ですし、早い段階でのES添削や模擬面接をオススメするのは、ESや面接で出たフィード
バックを、就活生であるあなた自身がしっかり受けとめ、自分自身で本当にフィードバックのとおり
に修正したもので勝負するのか?修正しないまま勝負するのか?
を決めて、自分の中で腹落ちさせるだけの時間が必要だからなのです。
できればES提出や面接を受ける数日前の添削、模擬面接が理想です。
3.今後の就活は、一人で動くのではなく第三者と共同で
「今さらキャリアセンターに行くと、相談員に怒られそうでイヤだ」
「キャリアセンターで後輩に会ったら『まだ就活してるの?』と思われそうで行きたくない」
とか言って、キャリアセンターを敬遠している人はいませんか?
私はここで提言します。
これからの就活は、誰か信頼おける大人と共同で動きましょう!
そのほうが、必ず成功します!!
そして、信頼おける大人は、大学のキャリアセンターにいるのです!!!
人間は、苦境に立たされたとき、誰か信頼のおける人と共同して考えることで、思考の偏りを
防ぐことができます。
たとえば「これまで就活失敗続きだったから、今後もダメだ」って一人だったら考えがちですが
常に信頼おける人が伴走者として付いてくれて、共同して考えてくれるなら「上手くいくかも?」
という思考に変わっていくはずです。
また、自分一人で動こうとすると、様々な媒体に情報を掴みにいこうとします。
就活サイトやSNS等には様々な情報が溢れていますが、自分に合った情報の取捨選択が難しいし、
もしかしたら、あなたの就活を間違った方向へ進めてしまいかねません。
そして、なかなか就活が上手くいかなくなると、諦めて動かなくなってしまう。
そんな状況にならないためには、信頼おける第三者に助けてもらいながら進めるのが一番です。
エージェントを利用するのはダメなのか?
信頼おけるエージェント会社なら利用するのもアリでしょう。
ただ、エージェントも「商売」ですから、必ずしもあなたの都合に合ったエージェントではない
可能性もあります。
あなたの話しをしっかり聞かずに、自分達の都合で企業をごり押ししてくるエージェントも
ありますし、なかなか内定辞退させてくれないエージェントもあると聞きます。
エージェントを利用するなら、あなたの話をしっかり聞いてくれて、企業をごり押ししたり、もし
内定が出ても、企業に不安があるならこころよく内定辞退させてくれるようなエージェントを
選びましょう。
SNSの”就活無双した人”のテクニックは自分に合うテクニックではない
SNS等で「このテクニックで、就活無双しました」とか、「このエピソードで一発内定」とか
S語られてることがありますが、そういった意見はあくまで”その人の成功パターン”であって
あなたの成功パターンではありません。テクニックのマネをしても、上手くいかない場合が
ほとんどですし、SNSで流行るようなテクニックは企業の人事担当者も把握していて
「またこれか・・・」とマイナスの評価をされる場合もあるので注意が必要です。
やはり、あなたの話をじっくり聞いてくれる相談者と一緒に成功パターンを作り上げていくほうが
成功に結びつくのだと思いますよ。
4.まとめ
これまでお話してきたことをまとめてみます。
①10月の企業の募集は狙い目。ここで奮起してエントリーを増やし、内定を獲るべし
②業界や企業の視野を拡げよ。まずはキャリアセンターに届いた求人票から拡げるのがオススメ
③とにかく、今は動くこと。動くとは?実際にエントリーして選考に参加すること
④相談やES添削、模擬面接等、キャリアセンターを有効的に使うこと
⑤エージェントの利用は、よく吟味して。自分に合わないと思ったら利用をやめること
⑥SNSで流行のテクニックで成功するとは限らない。人事からマイナスの評価をされる可能性もあり
以上を軸に10月から積極的に動いてください。検討をお祈りしています。
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