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23卒の就活、6月からのリスタートでやるべきこと その②「今こそESを見直せ!」

大学生・大学院修士学生の就職活動
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<学部4年生・修士2年生向け>

今日はエントリーシート(以下「ES」)のお話です。

 

ESは、その後の面接に繋がる資料として、とても重要なものです。大概ESは

通過する人も、ESさえなかなか通過しないという人も、この時期にもう一度

自分はESをどう書いているのか?見直してみてはいかがでしょうか。

 

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(1)ESの役割

インターン等で企業の人事担当と面識のある人以外は、ESの提出が企業への

「はじめまして」の自己紹介になるわけですが、ESの内容から、明らかに自社に

合わない人や自社に合うかどうか?の判断さえも文面から判別できない人は、

ESの段階で落とされていると言って良いでしょう。

 

さて、ESで問われる代表的な質問といえば・・・

 

(1)学生時代に力を入れたことは何ですか?

(2)自己PRをしてください

(3)弊社を志望した理由は何ですか?

 

近い質問も含めて、企業が聞きたいことはこの3点が主なものです。

企業は、この3点を聞く理由として

「この学生は自社に合って、近い将来活躍してくれる人材なのだろうか?」

「この学生は何でうちの企業を選んだのだろうか?」

 

があります。

学生が持つ考え方や行動特性、能力、経験したことを知ること。他社ではなく、

なぜ自社を選んだのか?という思考の内容や、自社で働く覚悟を聞いて採否の判断

としているのですが、企業が面接に呼ぶ判断の基とし、面接の最後に至るまでの

資料としているのがESというわけなんです。

 

(2)ESにおける学生の誤解

ここで、皆さんが陥りそうな誤解についてお話します。

 

(1)「人に誇れるようなガクチカを経験してないから落ちるの?」

と勘違いしている方もまだ多いのでは?

企業は、学生が行ったガクチカの実績発表会ではありません。取り組んだ結果

だけでなく、

・なぜ取り組んだのか?(背景や想いとともに)

・誰かと一緒に取り組んだのなら、登場人物と自身の役割は?

・工夫したポイントは?(アイデア等)

・取り組みの目標は?取り組んだ結果は?

・目標に到達しなかった理由は?

・取り組みを行ったことで何を得た?

・今後、自分で課題だと思う点は?

等、取り組んだ内容と学生自身が感じ、その後に活かされている点があれば

その方を聞きたいと思っているので、スゴいガクチカでなくても大丈夫です。

 

書く題材が無いって人は、自分の大学時代の振り返りが出来ていない人です。

どんな人だって、ある程度の単位を取って4年生に上がっているし、23卒の皆さんは

学生時代ずーっとコロナ禍で苦しんできた中で勉強し、生活してきたのですから

小さくても、苦しい中頑張った経験があるはずです。

「自分、どうしてこの勉強頑張れたのだろう?」

「どうしてこのバイト始めたんだろう?」

「どうしてこのサークルでこの担当を引き受けたんだろう?」

を思い返してみれば良いのです。

 

(2)「どう書けばES通りますか?正解は無いんですか?」

正解なんて無いんですよ。もちろん、試験官が読みやすいように書くことは必要

です(綺麗に書くとか結論を先にとかテクニック的なことは特に)。でも、

内容については人それぞれで良いのです。だって、皆さんの今までの人生や人生に

おける考え方が全く他人と同じなんて人いますか?皆さんそれぞれの人生を歩んで

きて、それぞれ独自の考え方を持っていますよね。

それを、正直に企業にぶつけることが正解といえば正解なんです。

 

(3)「ネットから「よいESの例」をコピペしてもいい?

これやると、結構な確率で落ちますよ。

ネットに出てきそうな例文は、企業の面接官もチェックしていますし、今まで

何千・何万ものESを見てきた面接官がほとんどですから「あっ!これコピペだな」

と見破られるのがオチです。

 

運良くESが通過したとしても、その後の面接でじっくり内容を聞かれて足下

すくわれるので自分が苦しむだけです。

それでも、面接通過して内定得られ場合もあります。それは、面接官が違う側面で

学生を高く評価している場合です。ただし、その場合でも入社後は、あなたがESで

書き、面接で話したことがあなたの能力として人事から配属部署へ伝えられるので

入社後の仕事で能力を発揮できないと、自分が苦しむことになりますよ。

 

(3)自己PRの視点

前項で「ガクチカ」について触れましたので、ここでは「自己PR」について考えて

みましょう。

 

「自己PR」と「ガクチカ」を混同している学生をたまに見かけますが、

自己PRは自分が有する力、特性、能力をメインに説明するもの

その説明にエピソードが必要ならエピソードで補足説明するものです。

反対にガクチカは、エピソード(経験)を説明するもの

エピソードの中でも結果がメインではなく、過程の行動や考え方、想いをメインに

伝えるものです。

 

ただ単に「私は○○の力があります」とだけ話しても、企業は理解してくれません。

エピソード(経験)を含めて話をすることで「ああ、この学生はこんな特性・能力を

持っていそうな学生なんだな」と理解してくれて、その特性・能力が自社に合うと

いう場合は学生が魅力的に見えてくる。ということなのです。

 

では、自己PRを、エピソードを含めて作成する際に大事なことはどんなことなの

でしょうか?下記にポイントを挙げておきますので、参考にしてください。

 

①何の活動・取り組みをエピソードとして取り上げるか?

サークル、学業、研究、学生活動、アルバイト、留学、資格取得等が考えられます。

「自己PRのエピソードとガクチカのエピソードを同じにして良いのか?」という

質問がありますが、まずは自己PRとガクチカを別個に考えるべきで、実際に

自己PRで話す特性、能力が養われたエピソード(経験)とアピールしたいガクチカ

が同じな場合であれば、同一エピソードでも構わないと思います。

 

②その活動・取り組みを始めたきっかけ、動機を思い出しておく

きっかけや動機を、企業は入社後のあなたの仕事への取り組み方、何かに挑戦する

きっかけや動機に繋がるとして考えるのでESで触れておき、面接に向けてしっかり

説明できるようにしておきましょう。

 

③その活動・取り組みの中でどんな場面を紹介するか考える

ESにしても面接にしても、あなたのエピソード(経験)のすべてを語る余裕は

ありません。どんな場面を中心にESを書き、面接でどこまで話すのか?を考えて

おきましょう。

 

④自己PRの内容となった能力を発揮した自分の行動は?

どんな行動を起こしたことで、特性・能力が身についたのか?という具体的な説明

が必要です。ESでは字数が限られるので、まずは触れておき、面接ではしっかり

話せるようにしておきましょう。

 

⑤行動の結果や成果

ガクチカと同様ですが、結果や成果が派手なものでないといけない、というわけでは

ありません。また、数値化に拘る必要もありません。逆に周囲(仲間やお客様)の

生の声があったら有効です。

 

⑥これからの仕事へどう活かそうと考えているか?

結構重要なことです。自分の特性・能力をこれから社会に出て仕事(志望する企業

での仕事に限定するものではありません)するうえで、どう活かしていきたいか?

の考え方を表してください。

 

(4)志望理由について

志望動機についても、いくつかの視点があります。

 

①その企業のどこに興味・関心を持ったのか?

事業の内容だけでなく、実際に自分が仕事することになる職種についての動機も

ESで触れておきましょう。

 

②その企業の事業で何をしたいのか?

入社後の将来を自分はこう考えている。を表すものです。単に自分の希望だけでなく

その企業が将来目指していること、業界や社会の動向を調べたうえで考えましょう。

 

③なぜ自分なのか?という視点

これが一番大事です。「貴社は○○だから」と企業が主語の志望動機がありますが、

これはNGです。世間の評判ではなく自分独自の考察で、なおかつ「なぜ自分?」

の視点を加えることが必要です。

 

 

そうそう!こんな志望動機も多いです。

「御社であれば自分を成長させることが出来るから志望しました」

 

これは絶対にNGです。企業はあなたを成長させるためにあるのではありません。

企業を成長させるためにあなた自身が成長するのです。結構学生が陥りやすい

ところなので、気をつけてください。

 

(5)最後に

ESの記入が終わったら

 

必ず社会人にチェックしてもらう!

学生目線と社会人目線は違います。学生同士でチェックして「OKっしょ?」

であっても、社会人から見たら「何これ!大学生レベルにも達してないじゃん」

ってことが結構あります。その企業のOB・OGに添削してもらう機会があれば、

それも良いでしょうが、大学のキャリアセンターの人達もチェックしてくれるのです

から、ぜひ依頼しましょう。ただし2つのことを守ってください。

 

① ES提出までの時間的余裕を持って添削してもらうこと

 

② 添削してもらったものを、そのまま提出ではなく、自分で見直してみること

 

 

最後に、ES記載の技術的なことを

・各質問への回答は、前半1センテンスでまず結論!そして後述で具体的な説明を!

・できる限り見やすく、回答欄の最終行までしっかり埋めること!

・ESで答えたことの深掘り質問が面接で出てくる。だからESの段階で全体的に

自分が何をアピールしたいのか?を想定すること!

・すべて自分の”素”を書くこと!誰かのESのコピペや盛りすぎは厳禁!

 

以上です。皆さん頑張ってください。

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