24卒の皆さんは、内定を得て4月の入社準備に入っている人も居れば
今もまだ頑張って就職活動している人もいるでしょう。
今日は、24卒で就職活動を続けている人を「既卒」「就職留年」に分けて
今後の就職活動に向けて必要な行動をお話します。
既卒で就職活動を続けるにしても、就職留年して就職活動を続けるにしても
対策をしっかり行わないと内定に結びつきません。内定獲得を目指すためにも
ぜひ参考にしてください。
(1)「既卒」で就活を戦う秘訣
大学を卒業して、就活を頑張る人も多いでしょう。今は大学卒業後3年以内であれば
既卒も新卒扱いとする企業も多い時代です。ただし、すべての企業が新卒扱いとして
選考してくれるとは限らないし、仮に新卒枠への応募が可能であっても、内定獲得には
本人のスキル(学生としての思考力、行動スキル)や価値観を企業にアピールし企業が
認めてくれることが必要になります。
では、これから大学を卒業して就職活動を続けるなら、何をするべきか?を考えてみましょう。
① 信頼できる支援者を見つけて確定する
大学を卒業して一人で就活を頑張るとしても、必ず必要なのは自分の就活をチェック
してくれる支援者です。これまでキャリアセンターやエージェント会社に支援して
もらっていた人も、大学を卒業した立場の自分の就活をチェックしてくれる支援者を
見つけて、支援をお願いしましょう。
自分の就活の行動のチェック、ESの内容や面接での受け答えのチェック、自分が受けるべき
企業選びのチェックまで、テクニックに頼らず、信用できる方を見つけてください。
出身大学のキャリアセンターを利用出来なければ、信頼のおけるエージェント会社の
相談員等でも良いのです。就活で失敗する人に多いのは、すべて誰にも相談できず
自己流で就活を進め、間違いに気づかず苦戦したまま時間が過ぎ去った人です。
4年生(修士2年生)時にそんな失敗をしてきた方は、同じ失敗をしないように
信頼できる支援者を見つけましょう。
② 「○月までに就活を終わらせる」と目標を立てる
既卒の就活で一番恐いのが、ダラダラと就活に時間をかけても何も進まないことです。
これまでの就活でも「やろう!」と思いながら手を付けるのが遅かったり
「準備が終わらないから選考受けられない」など、ダラダラしてチャンスを逃した就活だったのでは?
特に既卒では支援者からの行動制約が無ければ、自分を律するのは自分だけになります。
自分が甘ければ、ダラダラになり内定獲得も遠のくでしょう。そうならないためにも
早めに「○月までに就活を終わらせる!」と目標を立てましょう。
③ 就活に失敗した原因を考え整理し、同じ失敗をしないよう計画する
今は、就職を決められず既卒となって就活を続ける学生に対し、就活失敗の原因を
聞いてくる面接官は少ないと思いますが、聞かれるケースもあるかもしれません。
まず自分自身がなぜ就活に失敗したのか?簡単で構いませんので、原因を掴んで
自身で納得しておくとよいでしょう。
④ 新卒枠、既卒枠、双方の募集に狙いをつける
前述したとおり、大学卒業後3年以内であれば既卒も新卒扱いで応募を受け付ける
企業もあります。ただ、新卒扱いで25卒と一緒に選考を受けるのであれば、
来年の4月入社とする企業がほとんどでしょう。
同時に企業によっては既卒者に対し、早めに仕事に就いて欲しいから、内定即入社
という形の募集を行う企業もあります。
既卒者は、どちらも狙えるというメリットがあるので、ぜひどちらの募集もチェックしてください。
⑤ いつでも仕事に就く覚悟をしておく
上記④のとおり、内定即入社のパターンも想定し、いつでも入社し仕事に就く覚悟は
持っておいてください。この覚悟があると面接官にもアピールになるのです。
(2)「就職留年」して就職活動を戦う秘訣
就職活動が上手くいかなかったことを理由に、卒業せず留年して就職活動を続ける
所謂「就職留年」の人も多いかと思います。
就職留年の場合は、留年しているとはいえ大学に所属する学生なのですから、
今後、企業等から内定を得て、卒業して就職する際は「新卒」の扱いになるのです。
では、就職留年の人が今後の就職活動を戦うために、何をすべきか?を考えてみましょう。
① 大学キャリアセンターとの連携を密にする
既卒者に対し、支援者を探すのを一番目に挙げたくらいに、就職留年の人も支援者は
内定獲得するのに大事な存在です。せっかく学内に的確な支援者がいるのですから
今まで以上にキャリアセンターを頼って支援を受けるべきです。
キャリアセンターは、企業の情報も豊富ですし、ES添削や面接の練習等も無料で行って
くれます。これ以上の支援者は居ないので、使わないのは勿体ない。
「自分は就職留年だから、キャリアセンターで下の学年に合うのが恥ずかしい」なんて
言っているようでは、内定獲得なんて夢のまた夢です。
ただ、自分の可能性を拡げるために、キャリアセンターと同時にエージェント会社を
利用することもアリだと思います。ただし、エージェント会社にも善し悪しがありますので
吟味したうえで選ぶとよいでしょう。
② 就活に失敗した原因を考え整理し、同じ失敗をしないよう計画する
これは、既卒者と同じです。本来ならば24卒として、この4月に入社すべく就職活動を
行ってきたはずなのに、内定獲得できず就職できなかったわけですから、何かしらの原因が
あったはずなのです。
こちらも、面接官から1年遅れた理由を聞かれるケースはあるかもしれませんが、
聞かれた場合の対策、というよりも、自分自身が同じ失敗をしないよう自分を戒め、新た
活動方法を計画するために通る道と思って、なぜ就活に失敗したのか?原因を掴んで
自身で納得しておくとよいでしょう。
③ 「○月までに就活を終わらせる」と目標を立てる
これも、既卒者と同じで、今回の就活では自分でダラダラしないように、活動期間を限定
するくらいに覚悟をもって行動するとよいでしょう。ただし、25卒と同じ来年4月入社を
目指すなら、たとえば「8月までに」や内定式が始まる「10月までに」という目標を立て
それまでに自分はどう活動していくか?を考えてみましょう。
④ 自分はいつから卒業可能なのか?確認しておく
就職留年でも、どんな形で留年状態になっているのか?大学によって、あるいは個人次第で
状況は変わっているかと思います。大学の措置で、所定の単位を取りきったうえで留年させて
くれる場合と、1科目だけ残して留年する場合等、様々な留年の形があると思います。
自分は、どんな形で留年していて、どうすれば卒業認定されて、いつから卒業できるのか?
確認しておいてください。半期(9月末)等で卒業可能な場合もあります。仮に9月末卒業等
早期の卒業が可能であれば、もしかしたら来年4月を待たずに入社してくれる学生を求めている
企業の募集にも応えられるのですから、自分の可能性を増やすためにも確認が必要です。
(3)「既卒」「就職留年」双方ともに大事なこと
ここまで、既卒・就職留年となった人達に向けて、それぞれこれからの就職活動を戦う
ための秘訣についてお話してきました。
ここからは、既卒・就職留年のどちらの人にとっても共通した大事なことについて
お話していきます。
① 視野を広く持ち複数の企業に積極的にエントリーしていくことが必要
これまでの就活で、皆さんはどれだけの数の企業を研究し、どれだけの数の企業へ
エントリーしてきたのでしょうか?
今まで特定の業界や企業に絞りすぎて失敗した人も多いのではないでしょうか?
既卒・就職留年の人も、今度はぜひ視野を広く持ち、複数の業界・職種・企業に
エントリーしてみましょう。そうやって挑戦の機会を増やし、企業研究・職種研究の
機会を増やすことで、より深い志望動機を作ることが出来るし、志望動機を深く明確に
作ることができれば、入社意欲のアピールにも繋がります。
② 既卒・就職留年だからといって自信が無い態度を見せない
就職活動が上手くいかなくて、既卒・就職留年となってしまったことについて
引け目を感じてしまいがちですが、自信の無い態度を面接官に示してしまうと
マイナスの印象を持たれてしまいます。
自信が無い人に対して面接官は「この人を入社させて、仕事を任せて大丈夫なのだろうか?」
という印象を持たれないように、自信を持って元気に明るく面接に臨むことが大切です。
③ 失敗をいつまでも引きずらない
今までも多くの企業から「お祈り」されてきて、これからももしかしたら内定を得られない
日々が続くかもしれません。でも、そんな失敗をした後に落ち込んで就職活動が止まって
しまったら、更に苦戦が続いてしまうでしょう。
これからは、失敗しても悔やまず「社会に必要とされてないのでは?」とは思わず、
「今まで内定が出ないのは、まだ自分に合う企業に巡り会えていないからだ」と切り替えて
次に進むことが必要です。失敗を引きずって、落ち込んだまま次の面接に向かっても
その落ち込みが自分の表情に出てしまって、これまた面接官にマイナスの印象を持たれて
しまいます。
既卒・就職留年で就職活動を続けるなんて、皆さんも想定外に思って落ち込んでいるかも
しれません。でも、なるべく前向きに考えて、既卒・留年して就職活動を続ける時間は
自分の人生において、必要な時間なのだ!と前向きに考えてこれから頑張っていきましょう。
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