<23卒向け>
「これまで、一次面接は通るのだけど二次以降はなかなか・・・」
「必ず、最終面接で落とされる・・・」
って人もこの時期増えてきているのでは?そんな人は、初期の面接から最終面接に
向けて面接官の視点の違いに気付いておらず、面接への準備がブラッシュアップ
されてないことが要因として挙げられます。
今回は、初期(一次)の面接から最終面接に向けた面接官の「視点の違い」と
対策方法について見ていきましょう。
各回の面接で面接官の視点はどこにある?
企業に限らず、採用の面接が複数回に及ぶ理由は、もちろん一度の面接で判断
できないからですが、面接前半(一次~二次面接)と面接後半(最終面接)との
面接官の視点の違いを見ていきましょう。
面接前半(一次~二次面接)
面接官は、ESで学生の素性について情報は入りますが、基本は「はじめまして」
なので、一次~二次面接では、その学生がどんな学生生活を過ごしてきたのか?
を聞くことからその学生の「人物像」を見ようとしています。
ガクチカ、自己PR、長所・短所、大学での専攻内容、他者から見た自分像、
過去の失敗経験等から学生の人物像を判断します。もちろん志望動機も聞きますが
重視するのは、その学生がどんな学生なのか?を見ることです。
面接後半(最終面接)
一次面接~最終面接に向かうにつれて、面接官も段々企業における意思決定者が
出てきます。特に最終面接では、役員クラスの面接官が同席していることも普通に
あります。
一次面接や二次面接辺りで、学生の人物像が自社に合うと判断された後は、
・学生が自社に入る判断は正しいのか?
・自社に入る覚悟は出来ているか?
・自社で活躍してくれそうな人材なのか?
・内定出したら、辞退しないで入社してくれそうか?
について、志望動機を聞くことで判断しています。特に面接が後半(最終)に
進むにつれて、志望動機を様々な形で聞いてくるので対策が必要です。
志望動機の質問あれこれ
最終面接に向けて出された、様々な志望動機に関する質問を見てみましょう。
・弊社を志望した理由は何?
・入社後の目標は?入社後に実現したいことはある?
・入社後5年後、10年後に自分がどうなっていると思うか?
・弊社に入社後、仕事に活かせると考えていることはある?
・今後、弊社がいる業界はどうなっていきそうか考えを聞かせて
・他社の選考状況は?
普通に「志望理由は何?」と聞く以外に、こんな質問が待ち受けていると思って
ください。これらはすべて学生であるあなたが、どれだけ未来のことを考えて
自社を選んでいるのか?が分かる質問ですし、自社への「本気度」が見える
質問なのです。
最終面接に向けた志望動機を考えるには?
(1)基礎的なこととして
①企業が「主語」になっていないか?
「貴社の製品が好きで、志望しました」
「貴社の○○に共感して志望しました」
「貴社は□□業界の中で△△の製品に一番力を入れているので志望しました」
というように、企業が「主語」なだけだと、受けに来ている「あなたの考え」が
見えてこない。企業の「どこに(企業の情報)」と、「なぜ(あなたの情報)」
の接点をしっかり話していかないと「あなた」が見えてきません。
「貴社の□□が魅力です。それは、私が○○な人だから、貴社で△△を推進
できる社員になっていきたい」
というように、自分を主語とするのが志望動機です。
②あなたが「やりたい」がその企業にあるか?
そもそも、あなたが入社後やりたい仕事、目標としている仕事自体が、その企業には
無いのなら、「やりたい!」「目標!」としてアピールしたことが逆効果になって
しまいます。
本当にその企業で出来ることなのか?自分のスキルでその仕事に携われるのか?を
しっかり研究すべきです。
③入社後、自分のどんな「強み」で勝負していきたいか?
ただ「○○やりたいです」だけでは、アピールにならない。自分のどんな「強み」
を生かしてやりたい仕事に携わっていこうと考えているか?を添えることも必要。
自己PRで話したことにリンクしても良いですが、「やりたいこと」「なりたい姿」
とともに「できること」「スキル」も示していけば、説得力が出てきます。
(2)より深めるには?
①同業他社比較をしているか?
「なぜ、ライバル企業ではなく、この企業なのか?」を自身で明確にするために、
同業のライバル企業と比較し、志望する企業のどういうところが他社と違うのか?
どこにより魅力を感じているのか?を明確にしておきましょう。
②企業の公式サイトをしっかり確認しているか?
まさか、採用HPだけ見て企業研究してないですよね?
もし、採用HPだけで企業研究が止まってしまっているなら、そこから深めるため
に本サイトも見に行ってください。本サイトはお客様へ向けた内容になっている
ので、企業がお客様に向けて何をアピールしているか?が分かります。
③本サイトから、企業の目標・計画を確認しておこう
企業が今後、どう事業展開していこうと考えているか?は本サイトに事業計画として
掲載しているはずです。あなたが入社したらその未来に向けた事業計画の担い手に
なるわけですから、しっかり確認し、もし共感できることがあったら
「どこに(企業の情報)」と、「なぜ(あなたの情報)」の接点を持って話すと
良いでしょう。
④ビジネス雑誌の記事も参考にしてみる
ビジネス雑誌(「週刊 東洋経済」「週刊 ダイヤモンド」「日経ビジネス」等)
に、自分が受ける企業、その企業が属する業界の特集が掲載されている場合が
あります。これもぜひチェックしておきましょう。ネットにバックナンバーが掲載
されてますし、もしかしたら所属大学のキャリアセンターで定期購読し、資料として
置かれているかもしれません。
⑤企業選びの「軸」を複数持ってもよい
企業選びの「軸」は一つでなきゃいけないルールなんて無い。働き方を考えて
いくと、広く深く考えれば考えるほど、概念はいくつか出てくると思います。
A社を選んだ軸とB社を選んだ軸は違う場合もあるのです。
その場合は、複数の軸を設定し、企業によって説明を使い分けてもよいと考えます。
まとめ
最終面接は、企業にとっても「最終判断の場」であり重要視しています。
だからこそ、より深い志望動機を作っておく必要があるし、深い志望動機で面接官の
心を動かせることができれば、内定に結びつくのです。
ぜひ一次→最終に向けて、より洗練していくよう頑張って対処してください。
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