自己分析ってなぜ必要なの?

大学生・大学院修士学生の就職活動
スポンサーリンク

<新 学部3年生・修士1年生向け>

学部3年生、修士1年生の皆さんは、本来ならば大学が主催する「就職ガイダンス」に出席して、就活準備に取りかかる時期でありますが、このコロナ禍により「まだガイダンスを受けてない」あるいは「Webで受けたけど、何やればいいんだか?」って人も多いと思います。

何らかのガイダンスを受けたり、自身で就活サイトに登録し情報を得ている人は

 

まずは「自己分析しましよう!」

っていうことを見聞きしていると思います。じゃあ「なぜ最初に自己分析しなきゃいけないの?」って思いますよね。今日は「なぜ自己分析しなきゃいけないのか?」について解説します。

(1)自分の特性・自分の趣向を知るため

私の説明では、まず最初は「自分の特性・自分の性格を知るため」とします。

もちろんこの後に説明する「企業へアピールするため」もありますが、私は自己分析の基本は

「まず自分が自分を知って、自分で納得すること!」

だと思っています。特に学部3年生・修士1年生の皆さんが今から始める自己分析については、まず企業へのアピールよりもこちらを重視すべきですし、自分で納得することによって、企業へのアピールも「嘘やはったりを言っているのではないな!」と思われるのです。

自分の特性・自分の性格を知る手順 その1

例えば、大学の2年間でどんな授業が好きだったか?を考えてみたり、サークルに在籍してたり、アルバイトをしているなら、その中での自分の行動、感じたことを思い出してみてください。

「私、結構統計学の授業好きかも?」

「私は、サークルで部長をやるタイプではないけど、企画を考えるのは好きだなぁ~」

「以前、接客業のバイトしてたけど、よくお客さんから好かれてた気がする」

「中学からずーっとサッカーをやり続けてた。今もサッカーの体育会に所属している」

「あの学生団体に所属してたときは居心地悪かったなぁ。雰囲気が最悪だった」

まずは大学生活の2年間の出来事を思い出してみましょう。どんな些細なことでも良いのです。「自分の特性や自分の性格が出ているなぁ~」と思ったことを書き出してみるのです。もし大学の2年間で足りなければ高校時代、中学時代と遡るのも良いでしょう。自分にとってプラスの出来事の他に自分にとってマイナスの出来事についても思い出してみましょう。

自分の特性・自分の性格を知る手順 その2

ある程度の出来事が出てきたら、今度はその出来事に対して「なぜ?」と問いかけてみましょう。

「私はなぜ、統計学の授業が好きなのか?」

「なぜ部長のタイプではないと思うのか?、なぜ企画を考えるのが好きなのか?」

「なぜお客さんから「君の接客は気持ちがいいね」と言われたんだろう?」

「なぜ自分は、厳しい練習にも耐えて7~8年ほどサッカーを続けてこれたのだろう?」

「なぜあの学生団体では居心地悪かったのだろう?自分にとって居心地の良い雰囲気って何だろう?」

1回だけではなく思いつく限り、「なぜ?」の問いかけを繰り返して書き出してください。「サッカー続けてきたのは、仲間と一緒に苦しい場面を乗り越えるのが好きなんだな」とか「あの団体の体育系の”ノリ”が自分はイヤだったんだなぁ」とかを考えてみてください。

自分の特性・自分の性格を知る手順 その3

これまでの出来事と「なぜ?」をしっかりノート等にまとめてください。特に「なぜ?」の問いかけを繰り返した後は、次に自分が何を思ったのかという点について問いかけてみます。

「企画を考えるのが好き」なぜ?⇒「盛り込む内容を考えていると楽しいから」なぜ?⇒「自分が考えた企画でサークルのみんなが楽しんでくれたら嬉しいから」なぜ?⇒「人が喜ぶ姿を見るのが好きだから、喜ぶ状況に遭遇するのが好きだから」⇒そんな自分に合う職業って?

こうやってエピソードから「なぜ?」「なぜ?」を繰り返して自分の特性や性格を読み取っていくと自分の長所や短所が見えてきます。上の「企画を考えるのが好き」な例でも、「なぜ部長になることに消極的なのだろう?」と逆にマイナスになるかもしれない部分についても考えてみましょう。

面接などで長所や短所をアピールする際には、ノートに書き出した出来事が裏付けエピソードとして披露できるので、ただ長所や短所を述べるよりは印象に残すことができます。

自分の特性・自分の性格を知る手順 その4

ある程度エピソードが出て、その分析が進んできたら、今度はそこから「頑張った経験」を思い出して深掘りしていってみましょう。

「サッカー頑張った」⇒「ある試合で負けた」⇒「自分が中心となり、各ポジションの選手をまとめて、どこが敗因で、どう改善すれば良いか?を検討した」⇒「改善方法やトレーニング方法、次の大会までのスケジューリングを考え、各ポジションと調整のうえ実行した」⇒「実行に際しては、自分が模範となるよう行動した」⇒「チームとしてレベルUPし、次の大会で優勝した」⇒「団体を統率するには、企画力、調整力、そして自ら率先して動くことが必要ということを学んだ」⇒自分には企画能力や調整能力、困難なことでも自ら率先して行動する力があるのかも。

「頑張った経験」については、「なぜ頑張り続けられた?」「頑張る過程で直面した課題・困難は?」「どうやって課題を解決した?」「その解決法を採用したのはなぜ?」「解決のために頑張った結果はどうだった?」をしっかり検証することも忘れずに。

そして「上記の経験から何を学んだのか?」を検証するのが一番重要なので、忘れずに。

(2)企業へアピールするため

第2段階として、自己分析に「企業へのアピール」の視点が必要になります。自分で特長や性格を考えられていても、就活の場合は相手(企業)に伝わる、相手に必要と思われる、ことが重要になります。

この時点で自己分析の途中でも、ある程度自分自身のことが判ってきたら、企業研究も同時進行で進める必要があります。

自分が「この企業良さそうかも?」と思う企業が出てきたら、自身が、その企業の求める人材と合致するかを考慮する必要があります。この段階になったら、自分の内面のみで自己分析を終わらせるのではなく、企業側の視点も同時に持ちながら考えていく必要が出てきたということになります。

「自分の強みは◯◯だ!」「自分は◯◯という仕事がやりたい!」という結論を出しても、その強みが当該企業で活かされないものであったり、ビジネスモデルとして実現妥当性があるものでなければ意味が無いのです。「自己」のためだけの分析で終わらせるのではなく、企業の求める人材にマッチするかどうかにも意識を向ける必要がここで出てくるのです。

(3)自己分析の注意点

自己分析に集中し過ぎない。

よく「自己分析が終わらないと企業研究できない」って人がいますが、はっきり言っておきます。「自己分析は、最後まで終わりません」

自己分析は、その都度その都度行っていくもの、時には修正もあり得ます。

身も蓋もない話をすると

「自分のことなんて、おっさん・おばさんになったって全部は分からない(^^ゞ」

って言っておきますね(笑)。そうなんです。自分自身のことなんて全部は分からないし、色々な人生の転機の際に変わることだってあるのです(私自身がそうです(..;))。そういうもんなんです。だから皆さんは「自己分析が終わらない・・・」と嘆くのではなく、とりあえず分かったところをしっかり掘り下げていく、という感覚で良いと思います。

そしてこの記事の前半で申し上げたことを補足すると

「まず、今の自分が、今の自分を知って、今の自分が納得すること!」

就活ではこれを繰り返していれば良いのです。とにかく「今の自分が思う「自己分析」ができれば良い」と考えておいてください。そう考えられれば就職した後に「あっ!この企業ちょっと違う」ってことになったとしても「自分で一生懸命自己分析した結果だから」って思えるし、必要だったら次(転職)に進めるのです。

 

3年生・修士1年生の皆さんの中には、大学にも入校できない人達も多いことでしょう。不安だと思いますが、少しずついろいろなことを考え始めればきっと来年の就活はうまく行くと思いますよ。頑張ってください。

 

Follow me!

コメント