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26卒就活、8月下旬~10月に選考を行う企業は狙い目!この時期の動き方とは?

今日の記事は、26卒の就活生に向けて8月下旬~10月に企業が出す採用募集が狙い目!、この時期に動いて内定を獲得する方法についてです。

なぜ8月下旬~10月が狙い目なのか?今まで就活が上手くいかなかった人、就活開始が遅れた人が、この時期に内定を獲得するには何をすれば良いのか?を説明します。

今日の記事を確認し、行動を始めることで内定に近づくようになりますので、ぜひチェックしてください。

 

8月下旬~10月の企業の採用募集は狙い目!絶対逃すな!

26卒の就活は例年以上に、多くの企業が早期から本選考を行っており、大手企業の選考も時期が早まりました。「こんなに早期化が進んでいるのだから、今後募集する企業は少なくなるのでは?」と心配するかもしれませんが、実はお盆休みが終わった8月下旬から、多くの企業が採用募集を行うようになるので、そこが狙い目になるのです。

なぜこれから多くの企業が採用募集を実施し、学生にとって狙い目なのか?理由を2つご紹介します。

理由その1:企業は10月1日の内定式までに採用者を確定したいから

多くの企業が、10月1日を皮切りに内定式を行います。

経団連に加盟していない企業を除き、正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降となっています。今、企業から「内定」と言われている学生も、すべて”10月1日以降にその社の内定者となる学生”という位置づけになります。

俗に、「内々定」と言っていますが、その状態が10月1日以降内定式で企業から内定通知を渡され、正式に「内定」に変わるのです。

企業にとってはこの10月1日を一つの「区切り」と考え、企業の人事担当は、この日までに自社の採用計画の人数を満たす内定者を出しておきたい、と考えるのです。

ですから、8月下旬以降に募集をかける企業は、まだ内定者数が不足しているから10月1日までになんとしてでも採用し、内定式に臨みたいと考えているのです。

理由その2:今後、学生の内定辞退者が増えるから

昨年の秋以降、多くの企業が早期選考を行い、26卒学生に向けて内定者を出していきました。ただ、学生の方は早く内定が出たことで「もっと自分に合う企業があるだろう」と考えて、就活を続ける者が近年より多くなっているのも事実なのです。

そういう学生は、複数社の内定を持っていたりするのですが、6月~7月の大手企業の内定出しが終わって以降、少しずつ実際に入社する企業を決めて、それ以外の企業に内定辞退を行っていくのです。

また、もうしばらくどの企業に入社するか決めたくない、とする学生も10月1日以降の内定式の時期になると、さすがに自分の入社企業を決めざるを得なくなりますから、他の企業に内定辞退を行うケースも増えていきます。

 

こうして、内定辞退者が増えた企業はどうなるでしょう?

企業の人事担当は、10月の自社の内定式が近づくにつれ、内定を出した学生に何度も内定式出席の確認の連絡を取るのですが、学生から少しずつ内定辞退の連絡が増え、採用計画の予定人数を大きく下回ることになれば「マズイ!4月以降の人事計画に支障が出てしまう」ってことで、追加の募集をかけることになるのです。

ですから8月下旬~10月の企業の募集は狙い目なのです。

理由その3:8月下旬以降に採用を強化していく企業もあるから

3つ目の理由は、8月下旬以降に採用を強化していく企業があるからです。

早期選考が年々加速していますが、日本にあるすべての企業が早期選考に走ったわけではありません。

日本には、BtoBで学生からの認知度は低いけど実は優良企業、っていう企業がたくさんあります。そんな企業は、早期選考を実施しても、学生の応募者が集まらないのです。なぜなら3年生のうちは学生が多くの企業を知らないので、認知度は低いけど優良な企業に目が向かないからなのです。

じゃあ、そういう企業はいつ本格的に採用活動を行っていくのか?

多くの企業が採用活動を終わらせたこの夏場以降だと考えられるのです。

ならば、そういう認知度は低いけど実は優良な企業も狙いたいですよね。

 

以上、3つの理由によりこれから採用の募集を行う企業は増えていきますので、ここを逃すのは勿体ないわけです。では、この大事な時期に就活生である皆さんは、どんなことを行うべきなのでしょうか?

8月下旬以降、内定を獲るために就活を続ける学生が行うべき事とは?

8月下旬~10月の企業の採用募集が狙い目であることは、ご理解いただけたと思います。

では、就活生の皆さんはこの時期どう活動するべきか?を説明します。

①これまで受けてきた企業を振り返り、まとめてみる

これまで幾つかの企業の選考を受けてきたのだとすれば、ぜひこの時期に今まで自分が選考を受けた企業について、まとめてみましょう。

①どんな企業を受けた?

②その企業を受けた理由は?(志望動機を含めて)

③選考はどこまで進んだ?(ESで落とされた?一次面接?二次?最終面接まで?)

④面接でどんなことを聞かれ、どんなことを回答した?

⑤自分では、何が原因で苦戦していると思うのか?

⑥今までの選考の結果を踏まえ、今後どんな企業を受けようと考えているのか?

以上をまとめておくことをオススメします。そしてぜひ下記②の行動を起こしてください。

もし、これまでほとんど企業等の選考を受けず、就活が止まっていた人も、3年生の初めから今までどんな活動を行ってきたか?だけでも簡単にまとめておくことをオススメします。

②キャリアセンターに相談に行く

たぶんこれまで就活に苦戦してきた人は、自己流の就活を行ってきた人これまでほとんど就活に動きが無かった人ではないでしょうか?

SNS等で「この回答で面接通過!」といった、誰にも使えそうで、実は自分を表すことができないような、テクニックに走っていませんでしたか?

実は、就活において自分一人の考えだけで行動していると、もし自分の考え自体が間違った方向に進んでしまったら、そこに気が付くまで時間がかかり、手遅れになってしまうのです。

 

だから、苦戦してるなら、自分の今までのやり方を正してくれる助言者に相談するのが一番です。

そして、そんな助言者が居て、すぐに対応してくれるのが大学のキャリアセンターなのです。

 

そして、相談するときの材料になるのが、①で挙げた今までの就活のまとめです。

今までの自分の足跡や考え方をキャリアセンターの相談員にぶつけて、今後の就活の方法を相談する。これが内定を獲るための大事な行動その1です。

③「素」の自分を認識して勝負する

これまでの就活で、誰かの面接の成功談をパクって面接で話していたり、SNS等で見聞きした謎の「必勝テクニック」を使ってテクニックで武装した面接になってませんでしたか?

採用面接の面接官は、「素」のあなたがどういう人なのか?見たいのに、誰かのパクリで自分を出せてなかったり、テクニックで武装した姿ばかりを見せられたら、それだけでマイナス評価になってしまいます。

まずは自分が一度「素」に戻って学生時代に何を頑張ってきて、今どんな特徴が自分にあって、そんな自分は大学を卒業した後、どうなっていきたいのか?を考えてみることが大事です。

自己PRにしても、ガクチカにしても、志望動機にしても、誰かのではなく素の自分の特徴、素の自分がやってきたこと、素の自分の考え・思いを、どう面接官に伝え分かってもらえるか?を目指してください。

④受ける企業の業界・職種の視野を拡げる

これまでの就活の失敗の原因は、業界や企業を絞りすぎていたことにありませんでしたか?

早期から企業の選考を受けてきて、失敗が続いていた人で、早い段階で業界や企業を絞っているケースはありませんか?

早い段階で業界や企業、仕事の種類を絞って視野を狭くすると、その絞り込みの中に本当に自分に合う企業や仕事が無かったら、永遠に選考に落ち続ける、ということになりかねないのです。

また「やりたいことが見つからない」と、エントリー数が伸びない人もいます。「やりたいこと」を追い続けすぎると、どうしても受ける企業が少なくなるどころか、完全にやりたいことに合致していないとエントリーさえしなくなり、ますます就活が遅れることになります。

「やりたいこと」「やりたい仕事」って、まだ仕事の経験が無い学生のうちは、見つけるのは至難の業なのです。社会人でもやりたい仕事を見つけている最中、って人は多いのです。

ここは「やりたいこと」に限定せず「この仕事ならできそう」「この仕事なら続けられそう」と、ハードルを下げて考え、企業や仕事を見つけてみてください。そうやって視野を拡げて業界や仕事の種類の幅を拡げ、エントリーしていくことが今後は必要です。

⑤企業の求人情報を得る手段を増やす

今までの就活で、どこから求人の情報を掴んでいたのでしょうか?

これまで、求人の情報を得る手段が少なかったのなら、これからは手段を増やすことを実行してください。

手段を紹介しますと、まず大学キャリアセンターに届いた求人票を紹介してもらうのです。

キャリアセンターに届く求人は「その大学の学生さんの採用を狙っているから」求人票を提出する企業は多いですし、すでにある程度内定者を出していて、「あと若干名の募集をしたい」という企業の場合、限定した大学に求人の案内を出して、そこからエントリーした学生を選考して内定者を決めたい、という企業も多くなっていきます。

そういう求人の情報もキャリアセンターに行けばもらえるので、ぜひ自分の手段として考えてください。

また、今後も合同企業説明会が大学や自治体、就活サイト会社の主催で行われることもあります。そういう場に積極的に参加すると、今まで知らなかったけど「なんだか合いそう」な企業に出会えることもあるのです。

また、エージェント会社を使って企業を紹介してもらうのも、手段の一つです。

ただし、エージェント会社によっては、自分の意に沿わない企業を強制的に受けさせられたり、内定辞退ができなかったり、というトラブルもありますので、利用には細心の注意が必要です。

 

これからはキャリアセンターの相談員と二人三脚で就活を進める

「今さらキャリアセンターに行くと、相談員に怒られそうでイヤだ」

「キャリアセンターで後輩に会ったら『まだ就活してるの?』と思われそうで行きたくない」

 

とか言って、キャリアセンターを敬遠している人はいませんか?

 

私はここで提言します。

これからの就活は、誰か信頼おける大人と共同で動きましょう!

そのほうが、必ず成功します!!

そして、信頼おける大人は、大学のキャリアセンターにいるのです!!!

ここで、キャリアセンターを利用して、どう就活を進めるか?その方法を5つ説明します。

①相談員に今までの就活を話して、自分の思考や行動を修正する

就活の失敗って、自分の能力が他人より劣っているからではありません。

失敗するのは、自分の思考が偏っていて、偏ったまま行動していた、が結構多いのです。

「この業界しか見ない」とか「このセリフを言えば、面接で有利」とか、自分の思考が偏ってたり、自分の頼りにする情報がそもそも間違っていたりすると、そこに気が付かない限り失敗が続くのです。

そして失敗が続くと「これまで就活失敗続きだったから、今後もダメだ」って一人で活動していると考えがちで、今後もダメだ、と就活がストップしてしまうこともあります。

常に正しい情報を持って、信頼おける人が伴走者として付いてくれて、共同して考えてくれるなら「上手くいくかも?」という思考に変わっていくはずです。

大学キャリアセンターには、皆さんの先輩達の就活をサポートし続けてきた実績と正しい情報が蓄積されています。そんな人達と共同して、自分の就活を正しい方法で展開していけば、きっと良い結果が付いてくるのです。

②これまでの就活の状況を説明して、新しい戦略を相談員と一緒に考える

キャリアセンターに相談する際は、最初の項で説明した”これまで受けてきた企業のまとめ”や”これまで行動してきた就活のまとめ”を相談員に説明して、今後の対策を一緒に考えることから始めましょう。

相談員も、あなたがこれまでどういった考え方と行動の仕方で就活を行ってきたか?について把握できれば、今後内定獲得までの対策を考えやすくなるのです。

③大学に届く”お得な求人票”を紹介してもらう

これも前項で説明しましたが、大学キャリアセンターに訪問し、ぜひ大学に届いた求人票を紹介してもらいましょう。

キャリアセンターに対し、自社の説明をしながら求人票を置いていく企業は多いのです。

そういった企業が就活生にとって狙い目な理由を説明します。

・企業は、わざわざ足を運んでまで”その大学の学生”を採用したいと思っているから

・OB・OGが在籍し、活躍している企業の可能性も大。そうであれば益々安心して選考に参加できるから

・就活ナビ等に掲載されていない、限定的な求人情報の可能性が大だから

・キャリアセンターの職員さんが、企業の説明を聞いていて、内容を説明してくれるから

 

キャリアセンターに訪問して求人票を提出すると同時に、自社の説明までしていった企業については、事業の説明や採用職種の説明をキャリアセンターの職員の方がしっかり聞いていますので、詳細が分かりますから、もし説明を聞いて「良いかも」と思ったら、積極的にエントリーしてみてください。

④受ける企業毎に、ESの添削と模擬面接を実施してもらう

複数の企業へエントリーを行い、選考を受けることを決めたら、早い段階でESの添削と模擬面接をキャリアセンターに依頼しましょう。

 

「まだES仕上がってないから」とか

「面接の準備も途中だから」とか、言ってる場合ではありません。

準備途中でもよいので、ES提出・あるいは面接本番の数日前に添削・模擬面接をお願いすることです。

早い段階で、あなたが語ろうとしている内容(ESや面接で)をキャリアセンターの相談員に確認してもらい、一緒に仕上げていくのです。

 

ESの添削や模擬面接で出たフィードバックは、就活生であるあなた自身がしっかり受けとめ、自分自身で本当にフィードバックのとおりに修正したもので勝負するのか?修正しないまま勝負するのか?を決めて、自分の中で腹落ちさせるだけの時間が必要なので、数日間の時間が必要なのです。

⑤もしエージェント会社を利用するならキャリアセンターにも相談する

上記で説明したとおり、エージェント会社を利用する場合注意が必要です。

エージェントも「商売」なので、自分達と取引のある企業にあなたのような就活生を送り込んで商売したいと考えるわけです。そのためには、学生があまり乗り気ではない企業でも、ゴリ押ししてきたり、内定が出たらなかなか辞退させてくれなかったり、というエージェント会社もあるのです。

それでも「もう自分で企業を見つける自信がまったくない」と、エージェント会社に企業を紹介してもらいたいと思っている人もいるでしょう。どうしてもエージェント会社を利用したいなら、利用の状況を定期的にキャリアセンターの相談員に報告しておくと良いと思います。

もし報告して「そのエージェント会社なら、やめた方が良いよ」と言うのなら、利用はやめておいた方が正解です。

 

まとめ

これまでお話してきたことをまとめてみます。

 

①8月下旬~10月の企業の募集は、狙い目。ここで奮起してエントリーを増やし、内定を獲るべし

②まずは、簡単にでもこれまで受けてきた企業の選考のまとめや就活のまとめをするべし

③自大学のキャリアセンターに相談に行き、②でまとめたこれまでの動きを説明して今後どうするべきかを相談、今後は自分の「素」を認識して、相談員とともに戦略を考え、行動する

④受ける企業の業界・職種の視野を拡げる

⑤企業の求人情報を得る手段を増やす(特にキャリアセンターに届いた求人票に注目)

受ける企業ごとにESの添削と模擬面接をキャリアセンターに依頼する(時間に余裕をもって)

⑦どうしてもエージェント会社を使いたければ、定期的にキャリアセンターにも利用した状況を報告する

 

以上を10月中旬くらいまで精力的にこなしてみてください。きっと良い結果に結びつくはずです。

頑張ってください。

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  • この記事を書いた人

トリスタン

某国立大学とJAXAに計30年勤務してきました。今は大学のキャリアセンターで勤務した経験を基に大学生の就職支援を応援しています。 当サイトでは、大学生の就職活動に役立つ情報を発信していきます。 よろしくお願いいたします。 【取得した資格】 国家資格キャリアコンサルタント メンタルヘルスマネジメント検定(Ⅱ種ラインケアコース) 日本メンタルヘルス普及協会 認定メンタルヘルス指導員 日本メンタルヘルス普及協会 認定交流分析療法士

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