21卒の方も22卒の方も
「自分は文系学生だから、文系企業だけエントリーしてる」
「理系学生だから、文系企業でなんて仕事無いよね」
と思ってる人いませんか?
「自分は男性だから」とか「女性だから」という人、勿体ないですよ。
今日は、企業を見る「視点」を限定するな!という話題です。
自分の専門分野だけ見てるなんてもったいない!
文系学生が「文系企業しかエントリーしない」、理系学生が「理系企業しかエントリーしない」は、単純に ”自分の可能性を自分で狭めている” ってことです。
もちろん、募集しているかどうか?は企業によって異なりますから、そこはしっかり調べる必要はありますが、募集枠があるのに一切見ないのは勿体ないです。
ちなみに、理系企業で頑張っている文系社員、文系企業で頑張っている理系社員について、調べてみました。
「JFEエンジニアリング」というプラントエンジニアリングの企業で営業をされている方の記事です。法学部ご出身の方でもプラントエンジニアリングの営業で力を発揮されています。
逆に、理系大学院ご出身の方が金融業界「JCB」でご活躍されています。
このように「文系学生だから」「理系学生だから」は全く関係無く、様々な企業で文系、理系それぞれ必要である、ということを忘れないで企業を見ていきましょう。
「女性だから」「男性だから」で狭めるな!
「私は女性だからこんな業界」「俺は男性だからこの業界はなし」というのも勿体ない。実はイメージが偏りがちな業界の人事の方に聞くと
「いやあ~女性社員のイメージが強いのですが、実は男性社員が欲しいんですよー」
ってご意見が結構あります。ちなみにこんな業界も男性社員のニーズはありますね。
男性用化粧品が充実してきている、ということもありますが、実は女性用化粧品についても「男性目線」が必要と人事の方は仰っていました。
「リケジョ」の方は、重工業業界でも高いニーズがありますし
女性社員が少ないと聞かされても、逆に「仕事のうえでチャンスがありそう」とポジティブに考えていらっしゃる方もおられます。
企業と自分を”限定”して可能性を狭めるな!
まとめとして、2つ言いたいことがあります。
「上辺だけのイメージで企業を限定するな」
これはもう、上記に挙げたとおりです。「文系だから」「理系だから」「女性だから」「男性だから」で限定するのは、自分でチャンスの芽を摘んでいるようなものです。勿体ないのでそんな考えは撤廃しましょう。
「自分の可能性を限定するな」
もう一つ言いたいのは「自分の可能性」についてです。
ここでちょっと私自身のお話を・・・。
私は、自身も文系でしたし「自分は営業に向いていないだろう」と勝手に思い込んでいたので、某国立大学に就職したのですが、その某国立大学には他機関に数年異動する制度(出向制度)がありました。
就職してから数年後に某宇宙関連機関へ出向。ちなみに命令です(念のため「懲戒」での出向ではありません・・・笑)。
某宇宙関連機関で当初任されたのはロケット打上げに関する渉外の仕事。何しろ某国立大学では、職員の人事・労務管理の仕事がメイン。それがいきなり日本中あちこちに出張しロケットや衛星打上げ実験の概要を関係省庁、漁連に対し説明する仕事。
ロケット打上げの際は射場で外部との連絡調整の仕事がメインとなり、とにかくそれまでのキャリアで培ってきたことが全く通用しない職場に放り込まれたわけです。
最初は「なんだか分からない専門用語のオンパレードばっかり!」「ロケット落下区域の座標も考えたりして、こりゃあ理系の仕事じゃないか!」「場違いなところに来ちゃったかなぁ?」と思ったりしたのですが、慣れてくるとこれが案外面白い!
「自分ってこっちの世界でもいけてたかも!?(;゚ロ゚)」
なんて、身の程知らずな思いも浮かんだり・・・。
その後、衛星プロジェクトの進捗を追っていく事業計画の仕事にも携わるようにり、プロジェクトの技術的な内容もある程度勉強しなきゃいけなかったので、正直キツかったですが、楽しく仕事出来ましたし、ある程度の成果も残せたと思っています。
時は過ぎ、出向期間の終了とともに、某国立大学へ戻りましたが、今でも某宇宙関連機関での経験は私の財産になっているとともに、自分自身、就活のときに広く業界・業種を見ずに「自分は文系だし、営業の能力は無いだろうから」と、勝手に自分で思い込んで一番無難であろう国立大学に決めてしまったことの後悔はあるんですよ。
私みたいな後悔を皆さんは味わってほしくないので、21卒の人達も22卒の人達も、企業を見る視点を限定せず自分の可能性の幅を狭めることなく志望企業を考えてくださいね。
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