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就活で「ガクチカ」で面接官にアピールすべきなのは成果そのものではなく…

大学生の就活 面接編
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「ガクチカって、すごい成果でないとアピールにならないのでは?」

って思っている就活生も多いでしょう。

 

でも、本当にすごい成果じゃないと面接官へのアピールにならないのか?

いやいや!そんなことはありません。

なぜなら、企業は成果そのものよりも「成果までの過程で何を意識しどのような行動を取ったか

について評価をしたい」と考えているからです

 

今回は、ガクチカで何をどうアピールすべきか?をベースに、就活生の皆さんが面接官に誤解なく

ガクチカをアピールできるような記事にしていきます。最後までお付き合いください。

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面接官はなぜ「ガクチカ」を聞くのか?

なぜ面接官は、学生の「ガクチカ」を聞くのでしょう?

それは、ESや面接という限られた時間の中で、できるだけ一人ひとりの学生を知りたいからです。

そして、自社に合う学生を見つけて入社させたいからなのです。

 

では、面接官は学生の「ガクチカ」のどんなところを重視して聞いているのでしょうか?

参考までに以前、企業の人事担当者に向けて行われた調査の結果を見てみましょう・

 

Q.学生のガクチカのどんなところを評価していますか?

一番多かった回答:「力を入れたことの取り組み方」で、80.9%

 

二番目に多かった回答:「力を入れたことから学んだこと」で、78.5%

(重複回答を含んだ数字です)

 

それに対して、「力を入れたことそのもの」については、32.4%と上記2項目と比べて、低い結果になっていました。しかもそのように回答した企業でも、単に力を入れたことそのものだけでなく、成果までの過程で何を意識しどのような行動を取り、どんな創意工夫をしてきたか?についてもしっかり確認しています。

 

この結果を見ると面接官は、力を入れて行ったことについての取り組み方や、考え方、

取り組んだ結果どんな学びを得たか?を重視して聞いている。ということが言えますね。

 

たとえば

「アルバイトで売り上げを前年度の30%UPさせました」と、単に行動したことそのものだけを

アピールするのではガクチカとして評価されない、ということになります。

なぜ、行動したそのものだけでは評価されないのか?を次項で説明します。

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面接官は学生がどんな考え方を持ち、どんな行動ができ、そこからどう学べる人なのか?を知りたい

職歴がある中途採用の面接なら、応募者のこれまでの仕事での実績や成果を評価のポイントに

している企業は多いでしょう。中途採用は新卒採用と違い応募者のほとんどが募集される職種に

ついての仕事経験があり、また仕事での実績を持っている人達なので、企業も採用後は職種の即戦力

として見ていますから、応募者は、これまで行ってきた仕事と成果をアピールすることで自分の

アピールとなるのです。

 

反対に、新卒の学生は仕事経験がありませんから、企業は採用後時間を掛けて会社の戦力

になるように育てていくのです。だからなるべく自社で戦力として活躍してくれそうな学生、

育てやすい学生を見つけて採用したいと考えているのです。

新卒採用が「ポテンシャル採用」と言われる所以はここにあります。

 

その、採用後自社で戦力として活躍してくれそうな学生、育てやすい学生を見つけるために、

ガクチカに取り組んだ内容から

・どんなきっかけや理由で、ガクチカに取り組む人なのか?

・どんなアイデアを駆使して行動した人なのか?

・取り組んだ詳細の行動はどんなものがあったのか?

・どんな困難や葛藤があり、そこからどう立ち直ったのか?

 

という「力を入れたことの取り組み方」の内容と

 

・やり遂げられた勝因は何か?

・やり残したことはあるか?

・結果を自分でどう総括しているか?

・ガクチカの経験で学んだことは何か?

・経験が今の自分にどう繋がっているか?

・この経験を踏まえて、次にどんなチャレンジをしているか?しようとしているか?

 

という「力を入れたことから学んだこと」の内容を聞いているのです。

 

単に「アルバイトで売り上げを前年度の30%UPさせました」だけでは、どんな考え方を持ち

どんな行動ができ、そこからどう学べる人なのか?を知ることなんてできません。

中途採用の応募者のように、”同様の正社員の仕事”で実績があるならともかく、アルバイトの

売り上げUPだけアピールしても、自社に入社して活躍できる保証なんて何もない。

それよりも、企業が考える「自社に合う学生像」に合致する学生、考え方や行動特性や学びの姿勢が

自社に合う学生を採用したい、という企業の考え方を理解しておく必要があるのです。

 

 

ガクチカ作りで必要なのは、派手さの追求ではなく、詳細を分析し自身が把握すること

前項のとおり企業がガクチカを評価する際に重視するのが

「力を入れたことの取り組み方」

「力を入れたことから学んだこと」の内容ならば

 

学生が、自身のガクチカをアピールする際に大切なのは、派手さではなく、自分が考えたり行動

したりした詳細を分析しその一部始終を自身が把握し実感すること、なのだと思います。

 

「なんで、この活動をしようと思ったのか?」

「どんなアイデアが思いついたっけ?」

「こんな苦労があったよなぁ~」

「ここまでは出来たけど、この部分は未完だったな」

「この活動で、こんな力が付いたと思う」

「この活動がきっかけで、今こんなことやってる」

 

って、色々思いだして分析してみる。

これが必要です。分析していくと本当に自分で「やっぱりこれは頑張ったよなぁ~」と

実感できるし、その頑張りがきっかけで何かの「力」を手に入れていることに気づくかもしれませ

ん。また、その後に何か別の「力を入れて頑張っていること」に繋げているかもしれません。

 

意外と自分で当たり前だと思って「こんなこと誰でもやってるし」と考えている行動って自身では

大事に思っていないのですが、意外と他人(社会人)から見たら「その行動が社会に出てから大事

なんだよ!」と魅力的な行動に映ったりするものなのです。

 

逆に、何も分析せず、ただ「社会人に刺さりそうな派手なエピソードは無いか?」と、単に数値を

入れて派手さを強調するだけのエピソードにしたり、それほど力を入れてないのに、話を盛って

エピソードにしてしまうようでは、面接官へのアピールにはなりません。

 

 

学業ガクチカOK!個人ガクチカOK!

最近、ガクチカを巡ってヘンな噂が飛び交っています。

「学業のガクチカではダメだ。企業の面接なんだからアルバイトの実績のガクチカが良い」

とか

「一人だけで完結するガクチカやなく、他人を巻き込んだガクチカじゃなきゃダメだ」

なんてヘンな噂がありますが、これは両方とも間違っています。

 

まず、学業をガクチカにすることですが、これは企業も大いに歓迎しています。

大学生にとって学業は”本業”ですし、今や多くの企業が学生がどんな学問を修得し、どんな科目を

履修し、どんな成績を挙げているか?関心があり、詳しく学生に聞いている企業も多いくらいです。

 

また、一人で行ったガクチカも、もし自分が本当に力を入れたもので、エピソードとして使いたい

ということならば、これも問題無く使って構いません。

ただし、先ほども挙げたとおり

「なんで、この活動をしようと思ったのか?」

「どんなアイデアが思いついたっけ?」

「こんな苦労があったよなぁ~」

「ここまでは出来たけど、この部分は未完だったな」

「この活動で、こんな力が付いたと思う」

「この活動がきっかけで、今こんなことやってる」

 

といった分析をしっかり行い「力を入れたことの取り組み方」「力を入れたことから学んだこと」

について、まとめてアピールできるようになっておくことが必要です。

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まとめ

ガクチカで必要なのは、社会人ウケする内容ではありません。自分が本当に力を入れて頑張った

ことを、詳細に思いだして、自身で納得し、なんの脚色も入れずにアピールすることです。

そして、他人のエピソードと比べないこと。

自分に自信が無い人ほど、他人と自分を比べて自分を曲げてしまうのですが、それ面接の場で

自分をアピールする際、逆効果になってしまいます。

 

まずは、些細な頑張りでも良いので、エピソードを思いだしてみてください。

そのエピソードの中で自分は

「なんで、この活動をしようと思ったのか?」

「どんなアイデアが思いついたっけ?」

「こんな苦労があったよなぁ~」

「ここまでは出来たけど、この部分は未完だったな」

「この活動で、こんな力が付いたと思う」

「この活動がきっかけで、今こんなことやってる」

 

ってところまで詳細に思いだしてみてください。これができればガクチカの

「力を入れたことの取り組み方」「力を入れたことから学んだこと」

双方を面接官にアピールする材料が出来上がるはずです。



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