<23卒 向け>
23卒の皆さんが、学内で受けておくべき就活イベントを3つお伝えするシリーズですが、10月22日(金)に1つ目のイベントについてお伝えしました。
今日は2つ目。
「ES・GD・面接対策講座」
について、受講すると良い点、受講の注意点をお伝えしていきます。
(2)ES・GD・面接対策講座
ES(エントリーシート)、GD(グループ・ディスカッション)、面接、については、企業等への本選考のみならず、インターンにおいても課されるものです。
講座は、それぞれ独立して開催の場合もあれば、セットで開催される場合もありますし、GDや面接は練習会も開催されると思います。いずれにしても、今のうちに講座・練習会を受けて基礎を学んでおくべきです。
ES(エントリーシート)講座を受講すると良い点
①ESの書き方の基礎が分かる
意外とESの書き方を理解していないまま、書いて企業に提出してしまう就活生が多いのが事実です。
ESでの回答について「結論から書け!」という基礎的なことでも
・結論を最初にどの位の分量で書き、その後の補足説明をどう書けば良いのか?
・最終的に提出するES全体で、自分をどうアピールすれば良いのか?
といった、ESの構成の基礎の部分をまず理解すると書きやすくなると思います。
②自己分析⇒ESに向けた「言語化」の方法が分かる
「自己分析をESに結びつける方法が分からない」
という人も多いと思います。例えば「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」というESでの質問について、自己分析のどの部分を引っ張り出して言語化していけば良いか?が理解できます。
③人事担当者がESを見る視点を教えてくれる
ESは人事担当者が「この学生を面接に呼びたいな」と思わせる内容でなければ通過しません。人事担当者がESをどう見て合否を判断しているか?を理解しておけばエピソードは同じでも効果的なESを書くことができるでしょう。人事担当者の視点については、講座の講師から説明があると思います。
ES(エントリーシート)講座、受講の注意点
①インターンのESと本選考のESは別物、と理解せよ
インターンと本選考のESは全く違います。質問内容も違えば、回答すべき内容も違います。また人事担当者の視点も違いますので、インターンと本選考は意識を区別して書く必要がります。どう違うのか?をしっかり講座で学んでください。
②自分の「どんな部分」をアピールすべきか?理解せよ
簡単に言うと、学生目線だと自分が挙げた定量的な成果や経験した役職自体を、そのままESや面接のアピールポイントにしがちです。でも人事担当者を含む社会人には定量的な成果や経験した役職だけをアピールしても全く通用しません。自分の「どんな部分」をアピールすべきか?を講座で学んでください。
GD(グループ・ディスカッション)講座・練習会を受講すると良い点
①GDにおける人事担当者の視点が理解できる
GDは、初期の面接で実施されることが多いのですが、人事担当者はGDを行っている学生のどんな部分を見ているのか?理解してない学生も多いことでしょう。講座で学んでおくと、GDでとるべき行動が理解できるはずです。
②GDで自分が成すべき「役割」が理解できる
これからは講座とともに、GDの練習会も学内で行われるケースが多くなるでしょう。GDでは「議長役」「書記役」「タイムキーパー役」等、グループ内で役割を決めて行うことがほとんどですが、自分がどんな役割で参加すれば良いのか?練習会等での経験も含めれば理解できるでしょう。
③練習会で、違う発想を持つ学生とのGDが経験できる
当然のことですが、インターンや本選考でのGDは所属大学はバラバラですし、文理それぞれ学生が混ざっている可能性が大です。ですから考えていること、発想が違ってくるわけです。学内でも学外でも、練習会に参加し、文系と理系の学生が混ざっていたり、他大学の学生が混ざったグループでのGDを早めに経験しておけば、本番でも戸惑うことはないでしょう。
GD(グループ・ディスカッション)講座・練習会受講の注意点
①GDは「グループ全員で選考通過」の意識を持つことを理解せよ
GDは企業で言えば「会議」そのものです。企業における会議では、グループに対し限られた時間内で、最高のパフォーマンスを行い、最高のアウトプットを出すことが要求されます。
その会議の視点で学生を見るので「自分さえ目立てば」「マウントをとってやる」と、グループ員全体で最高のアウトプットを目指すための行動をしない学生は間違いなく落とされます。
今のうちにどうすれば初めて会うようなグループでも、グループとして最高のアウトプットを出せるようになるか?をしっかり理解しておくことが必要です。
②リモート、対面、それぞれのGDの注意点を理解せよ
ここ最近はコロナ感染者も少なくなり、日常生活が戻りつつありますが、この先コロナがどんな流行となるのか?誰にも分かりません。企業はコロナの流行に応じてGDや面接をリモート、対面、どちらにも対応できるように考えているでしょう。どちらのGDになっても対応できるように、それぞれの注意点を理解しておいてください。
③企業参加型のGD講座・練習会は積極的に参加を
大学によっては、企業の人事担当者が参加して、学生のGD練習を見ながら講評までしてくれるイベントを実施しています。これからは学外でも企業参加型の練習会を開催するケースが増えていくでしょう。
企業参加型のGDは、あなたの志望業界・企業でなくても積極的に参加してください。今のうちに人事担当者の目線に触れ、評価を受け改善点を修正しておくことが、GD通過に一番効果があるかもしれません。
面接講座・練習会を受講すると良い点
①自己分析~ES~面接の流れを理解できる
自己分析から自分のアピールポイントを見つけ、ESを作成。ES通過の後に面接がスタートしていくわけですが、その流れを理解し、面接に向けてどのようにアピールポイントを深めたり、補足説明をしていけば良いか?が理解できます。
②リモート、対面、それぞれの面接での注意点を理解できる
GDとも共通しますが、面接もリモート、対面の双方が行われる可能性があります。注意する点は異なる部分も多いですから、今のうちに講座や練習会で理解し、対策できれば選考直前になって焦らずに済みます。
③初期の面接~最終面接での面接官の視点を理解できる
一次面接等、初期の面接で面接官が学生を見て、次の面接に上げていくポイントと、最終面接で学生を見て、内定を出すポイントは違います。質問の内容も違ってきますので、どんな準備をすれば良いか?を理解できます。
また、企業の人事担当者が参加する面接講座や面接練習会では、実際に面接で重視する視点を話してくれるので、特に志望企業が参加するイベントがあれば、必ず出席すべきです。
面接講座・練習会受講の注意点
①ES⇒面接で、どう内容を充実させるか?理解せよ
企業は、学生のESを見て「もっと話が聞きたい」という気持ちをもって面接に呼ぶわけです。なのに面接でESの内容から話が深まらないのでは、面接官もガッカリなわけです。
たとえば
・なぜ、始めたのか?
・「成果」に至るまでに、何を行ったのか?
・”自分ならでは”のアイデアはあるか?
・苦しかったことは何か?
・反省点は何だったか?
・どんな強みを手に入れたのか?
・強みを企業でどう活かせると考えるのか?
という中身の話が深まるポイントになります。ぜひしっかり理解してください。
②練習会はリモート、対面、両方経験しておくべし
「受講すると良い点」でも書きましたが、これからの採用面接では、まだリモート、対面、どちらで実施されるか分かりません。大変なのは分かりますが、早い内に両方の面接練習をしておき、面接時の自分の表情、姿勢、声の大きさ・速さ、等面接におけるチェックポイントを確認しておいてください。リモートの場合は、機器のチェックも忘れずに。
受けておくべきイベント(2)ES・GD・面接対策講座はここまでです。
次回は、受けておくべきイベント(3)をご紹介します。
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