<22卒 向け>
最近になって「なかなか内定取れない」「内定はあるが満足していない」等の理由で就留や既卒して来年の就活を目指そうか?という22卒学生の方いませんか?
まだ、これからの時期も多くの企業が選考を実施するので、内定獲得のチャンスがいくらでもあります。だから諦めて欲しくない!と思うのですが。
それでもなお、就留や既卒で来年再チャレンジしたいと考えているのなら、何を振り返り、どんな欠点を把握し、来年の再チャレンジをどう戦うべきか?ポイントで説明しておきます。決心する前に参考にしてみてください。
ポイント1 失敗の原因を把握してる?
まずは、自分が就留や既卒で来年就活を行う必要となった原因を自身でしっかり把握することが大切です。これをしておかないと来年も同じ失敗を繰り返すからです。
就活の始動が遅かった、インターンに参加しなかった
ガクチカ、自己PR等が用意できなかった、自己分析が甘かった
自己分析は行ったが、それを面接で表現できなかった
やりたい仕事が見つからず、就活が進まなかった
途中で志望業界が変わり、志望動機が中途半端になってしまった
選考に落ちて自信を無くし、以後全くやる気が起きなかった
他の進路(公務員・教員・大学院)を目指していたが、失敗した
理由は様々あると思いますが、原因を分析し、同じ失敗を繰り返さないために何をしなければいけないか?を分析し、改善策を見いだすことが必要です。
ポイント2 来年起こりうる状況を考えてる?
来年の就活は、また今年とは大きく違う就活になると考えています。どこか変わりそうなのか見ていきましょう。
ワクチン接種率が上がり、「コロナ禍」を脱却、経済が動いている
来年にはワクチン接種が進み、接種率が上がり、感染者数も落ち着くでしょう。少しずつ元の生活に戻っていき、経済も回復し始めているはずです。
企業は「コロナ後」の新展開を本格化する
「コロナ禍」で大打撃を受けた業界(旅行業、運輸、飲食業等)は「コロナ後」に以前と同じ事業だけでなく、新たな事業を展開してくるでしょう(すでに動き出していますが)。また「コロナ禍」で堅調だった業界でも「コロナ後」を更なる事業拡大や新しい業態を始める機会だと捉え、新事業を計画して実行していきます。
今年から来年にかけては、こういった企業の「変化」が加速していきます。
「コロナ後」の新展開に見合う人材確保を強化する
「コロナ後」の新展開を見据え、企業は新展開に見合う人材確保を急ぎます。新卒採用においてもポテンシャルを持った学生を採用したいと思っているはずです。
企業研究・志望動機がより重要になる
「コロナ後」における企業の動きの予想から、より企業研究の重要性が増すことになります。自分が志望する企業が今後、どんなことを重視した事業を行うのか?その中で自分はどんな仕事をしたいのか?どんな仕事が自分はできると考えているのか?
こういった「志望動機の構築」は今年以上に重要になるでしょう。
コロナ感染者が減れば、来年の面接は、対面が増える
全国的に一般世代のワクチン接種率が上がることにより感染者数が激減したら、対面の面接が増えるでしょう。一次・二次はリモートで、最終は対面で、という企業が増えるでしょう。
また、対面のグループ・ディスカッションも多く取り入れられるかもしれません。
ポイント3 再チャレンジまで耐えられる?
来年の再チャレンジまで、メンタル落ちすることなく、就活を続けることができると思うのか?しっかり自己分析しておく必要があります。
楽観的な性格か?悲観的な性格か?
これからの一年間、メンタル落ちせず自律して活動していけるか?
何かに挫折しても自分自身を勇気づけることができるか?
自分自身を精神的にも上手くコントロールできると感じているか?
一年遅れても臆せず、企業にアピールできる自信はある?
自分ですべてを背負ってしまわず、たまには誰かを頼れる性格か?
就留はともかく、既卒となって就活していくとなると、他の人からの援助が受けにくいこともあります。大学にも行かなくなるので、自分で自分の行動や精神を律していけるか?がポイントになります。
ポイント4 周囲の援助はあるか?
広い範囲で援助を受けられる体制にいるか?は大きなポイントになります。自分に下記のサポートのあてがあるかどうか?検証してください。
ES添削、面接対策してくれる人はいるか?
来年はリモートでの面接に加え、対面の面接やグループ・ディスカッションが増える可能性が高いため、その練習環境があるか?指導してくれる人はいるか?を考えてみてください。
就活(求人)情報を提供してくれる人、機関はあるか?
就活の情報は重要です。ネットや就活サイトの情報だけでは不足するでしょう。就留であれば、大学のキャリアセンターが金銭的なこと以外はサポートしてくれますが、既卒になるとキャリアセンターの機能をすべて利用できる保証はありません。情報提供のあてがあるか?も考えてください。
金銭的なサポート、あてはあるか?
一年間(あるいは半年間)就活を続けるのですから、生活費を含めてお金がかかります。また就留の場合は大学によっては授業料を払う必要もあり得るので、金銭的サポートが必要なこともあります。アルバイトしながら就活もあり得ますが、就活の予定が多くなるとアルバイトの時間も制限が出てくるかもしれません。
精神的なサポート(相談に応じてくれる人)はあるか?
今年の就活でも感じたかもしれませんが、就活で厳しい思いをすれば精神的に不安になったり、落ち込んだりします。そんなときサポートしてくれる人はいますか?
自分のサポート資源が就活を乗り越えるに有力か?不足と思うか?
上記、サポートしてくれる人、サポートしてくれる機関を考えてみて、来年の就活を乗り越えられると思うか?不足しているならどんなサポートが不足しているか?考えてみてください。
ポイント5 来年に向けての戦略はあるか?
少なくとも、来年の就活まで1年ほど期間があります。その中であなたがどう切り抜けていくか?自分なりの戦略を考えてみてください。
今年就活が不本意に終わったことの検証と改善ができそうか?
改善を実行するうえでの方法を持っているか?
来年の選考までの計画(スケジュール)を立てることができるか?
今年は気付かなかった、新たに武器となる点は探し出せそうか?
一年間遅れたことをカバーできるだけのアピールができそうか?
ストレスを切り抜ける方法を知っているか?
新たなサポートを得られる可能性はあるか?
まずは、今年不本意に終わったことの原因をしっかり検証し、どうやったら改善するのか?改善方法を考えることが必要です。そしてしっかり来年まで何をしたら今よりも数段レベルUPできそうか?を考え、行動計画を立てることが必要でしょう。
また、どうしても途中でモチベーションが下がったり、精神的に疲れることもあります。そのときにストレスをどうやってコントロールするか?を考える必要があります。就留にしても既卒にしても今度は一人で行動することがメインになるのでストレス管理は重要です。
こういった来年に向けての「戦略」をしっかり考えないと、来年もまた不本意な結果に終わってしまうので、注意が必要です。
まとめ
<ポイント1 失敗の原因把握>から<ポイント5 戦略>までのご説明をしてきました。
最後に、来年再チャレンジに際し忘れがちな点についてお伝えしておきます。
☆23卒はすでに夏のインターンに動き出している
来年、企業の選考を争う23卒の学生はすでに夏のインターンに動き出しています。今年の学生も早くから始動する学生が多く、企業も今年のようにインターンから繋がりを持った学生への早期選考が行われる可能性があります。そんな人達との勝負になることを自覚しておくべきです。
ここまでの解説を確認し、もし就留や既卒で来年再チャレンジを決意するのなら、覚悟を決めて行動してください。厳しいことを言いますが、それが出来ないと今年よりも悪い結果になってしまう可能性があると思っておいてください。
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