<学部4年生・修士2年生 向け>
今日はとにかく、まだ内々定が取れない、あるいは出遅れてまだ1社も選考受けてない、って人向けに今何をすべきか?を提案したいと思います。
名付けて「短期集中自主トレーニング」
自主トレーニング内容
とにかく、今やれることを集中してやる!を実践するための自主トレです。幸いにも企業はGWに入っていきます。もちろんGW中も選考活動している企業もあるとは思いますが、今年に関しては、GW中の行動自粛がより厳しくなる中で企業も動きづらいのでは?と考えられますし、学生は苦戦しているのなら尚更「何かを変えるため」の動きをする必要があるのです。
これまでの就活を振り返る
すでに選考を受けて、内々定を取れていない人、出遅れて全く選考受けていない人も、これまでの自分の就活を振り返って、次のチェックをしてみてください。
どの時点で落とされているか?
ESの段階で落とされているのなら、内容が企業に響いていないということ。面接まで行っているなら、ESの内容からの深掘りが出来ていないか?面接のスキルが影響しているのか?等の原因があります。
ESで落とされるなら
とにかく基本の「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」を再検証してみることです。本当は自分で「どんなところが落とされる原因なのか?」を一度考えてみると良いです。
聞かれたことへの回答になっているか?
「ガクチカ」と「自己PR」を履き違えている人もいる。
意味の分かる文章になっているか?
最初に結論、その後に理由とエピソードという「読んでもらえる組み立て」にする。
根拠となる具体例はあるか?(数値的なことも含めて)
すべてアピールする内容には具体性が必要。エピソードを自分の物とするために「苦労したことは何か?」「どんな考えで行動したか?」「どんな気づきを得たか?」「どんな能力が身についたと思うか?」といった自分しか考えられないものをしっかり書き、より具体性を上げるために時には数値を入れ込む必要もある(どのくらいの規模のサークルか?どれだけお客さんが来る居酒屋か?等)。
自分がこれまでやってきた「素」の部分をアピールしているか?
”盛って”も意味はありません。運良くES通っても面接で必ず落とされます。だから自分の「素」の部分で上記のエピソードと具体性を考えていく必要があります。
そもそも、志望企業がミスマッチ
企業から見て「この人、ミスマッチしてるなぁ~」と思う人は、よっぽど能力が高いと思われる人以外は落とされます。それは、入社しても合わないと能力発揮できないし、最悪早期離職されちゃうからです。本当に自分がその企業を志望しているのか?志望する理由は何か?その企業に入ったら何が出来ると思うのか?については再検証しておくと良いでしょう。
また、学生目線と社会人目線が違う場合もあるので、もし親元に住んでおられるなら恥ずかしくてもご両親にESの内容を見せて意見をもらうこと。もしキャリアセンターがメール等で対応してくれるのなら、送付してコメントを貰って再設定してみるのが良いでしょう。もちろん社会人のOB・OGと繋がれるならアドバイスを貰っても良いでしょう。
まだ、ESさえも企業に出していない(そんな人は稀だと思いますが)人であれば、まずはキャリアセンターに作成したものを送付してコメントを貰いましょう。
面接で落とされるなら
まずは、面接官の反応を思いだそう。「この質問に答えたときに、こんな反応があったな」とか「こんな回答したら、ちょっと怪訝そうな顔をしてたな」とか、自分の受け答えの状況ではなく(「話が辿々しかったから落とされたのか?(>_<)」ではなく)、面接官の反応を極力思い出してみると原因が分かるかもしれません。
ESからの深掘り不足
こういう人、結構います。せっかく面接しているのに「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」等についてES以上の情報が出てこない場合、面接官は結構失望しちゃいます。特にESで書いた「具体性」を話し言葉で拡げて言葉のキャッチボールができると良いです。
顔の表情、雰囲気
これはもう印象度の問題ですが「人の第一印象は最初の3秒で決まる」と言われているとおり、Web面接でも対面面接でも最初の3秒の姿勢、顔の表情、には気をつけてください。最初にマイナス点を付けられちゃうと、面接終わりまでに挽回するのが難しくなります。
今後の戦略
志望業界・企業の再チェック
志望業界・企業の深掘り
本当にその業界・企業を志望する理由は何なのか?その理由が相手に伝わるのか?を再検証。
他の業界・企業の発掘
他に自分がマッチする可能性のある業界・企業は無いのか?例えば短期間に1日20件Web説明会を閲覧し、自分にどんなところが合うと思うか?どんなところが合わないと思うか?を整理してみるとか。
ESから面接までのアピール内容の改善
上記の「振り返り」で得た改善点をどうやって修正していくのか?を検討、実行する。逆質問をしっかり3問ほど用意しておく(ただし逆質問は、ただ質問するのではなく「御社を研究させていただき、私はこう考えているのですが、実際はいかがでしょうか?」と自分の見解を話ながら質問すると良い)。
どんな支援を得るのか?(得られるのか?)を検討
キャリアセンターとの情報交換はどの日にどうやって出来る?ES添削や面接練習はさせてもらえる?キャリアセンター以外からの支援(ご両親やOB・OG等)は受けられる?を検証し、支援を得る方法をチェックしておく。
スケジュールを立てる
本当は、スケジュールを一番最初に素早く立ててほしい。もちろん夏場以降までの中・長期的なスケジュールであれば、途中の修正は可能です(スケジュール立てるだけで何日も要しないように)。
「振り返り」と「戦略」を検証するスケジュールを立てる
まずはこれ。とりあえず今日(4月24日(金))から5月6日(水)までの13日間、短期間ではありますがこの短期間に集中して「何日から何日まではこれを考える」「その後はこれを実行する」というある程度ざっくりしたスケジュールを立てます。
再検証した志望企業へのエントリー~ES提出のスケジュールを立てる
選考日程が決まっていない場合もありGW期間内でスケジュール出来ないかもしれないが、エントリー受付、ES提出くらいの日程が決まった時点で、ES提出あるいは面接までに何をすべきか?逆算スケジュールを立ててみる。
いつまでにどんな支援を受けるか?のスケジュールを立てる
ES提出や面接の日程が判明したら、その本番前に添削や練習の支援を受ける場合、コメントやフィードバックを受けて改善するための日程的な余裕を持ったスケジュールを立てる。
今年の就活において、苦戦している人は、これからの約2週間が勝負だと思います。この2週間で上記の「これまでの振り返り」と「今後の戦略」をある程度検証することは出来ると思います。ぜひ悔いの無い2週間を送って、そこから先の就活に活かしてください。
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