<22卒 向け>
先日、Twitterの「日経就活版」で就活で参考になる記事を見つけました。

「文系理系問わず「1月初旬に最優先でやるべき就活TOP3」」という表題のツイートです。今日はこの記事に書かれている「最優先でやるべきTOP3」について、私なりに補足となぜやるべきか?を解説していきます。
1.ESの壁打ち(書いて人に読んでもらう)
なぜこの時期に「ESの”壁打ち”」を行うべきか?Twitterで解説されていますが、いくつか補足してみます。
優秀な人でも、この時期うまく書ける人は少ない
はい、そのとおりです。私も国立優秀校のキャリアセンターに居ましたが、この時期にしっかりESを書けている学生は稀でした。
頑張ったことを書くのは自身では照れる。友達はより客観的
日本人は自己肯定感が低いと言われています。自分が頑張ってきたことなのに、照れてしまったり、他人と比べたりして、自身では過小評価する傾向が強いです。そこで友達や先輩に「ガクチカ」や「自己PR」を聞いてもらうことで、より客観的な視点が持てるようになります。
また、自分で選ばないエピソードでも、他人からは「このときのあなたは凄かった」と評価しているケースがあります。意外と気づいていない自分の能力・魅力を自分と接点が多い友達や先輩から気づかせてくれることもあるので、ぜひ照れずに「ガクチカ」「自己PR」を披露しましょう。
第三者に見せてダメ出しをもらうのが近道
これは絶対やるべき。友達・先輩に見せて他のエピソードや自分が気づいていない能力を知った後にキャリアセンターで見てもらうという順序が良いです。
あなたのESを、企業で判定するのは、社会人経験を積んだ人事担当者や人事から依頼された人です。だからその人達と同じ「目線」であなたのESをチェックできる人に見てもらわないと意味がありません。よく若手のOB・OGに見せただけで提出する人も居ますが、社会人に成り立ての人では不充分だと私は考えています。
(チェックポイント)あなたはどうやって成果をだす?プロセス方程式が見えるように書けているか?
これはかなり重要です。企業でも公務員でも入社・入省したら、仕事で成果を出していかないといけません。「○○を達成しました!」の結果だけではなく「私は、こういうプロセスを辿って成果を出す人間です!」を見せないと評価してもらえません。
(チェックポイント)なぜその事実を取り上げる?
実は、ここも勘違いしている学生が多いです。せっかく社会人に評価してもらえる価値のあるエピソードを持っているのに、ネット等の間違った情報を信じて別のエピソードを選んでしまう学生が多いのです(一時期「バイトのエピソードでないと評価してもらえない」という誤った情報がありました)。
まずはあなたをよく知る友達・先輩にあなたを客観的に見てもらい、評価できるエピソードを指摘してもらってから、社会人としての経験のあるキャリアセンター職員に、エピソードの構成をチェックしてもらうのが一番です。
2.気になる企業を深掘って研究する
この時期の学生は、業界/企業研究が甘いことが多い
この時期に限らず、苦戦する学生は総じて業界/企業研究が甘いです。
なぜ甘いか?それは業界/企業を比較して考えていない。比較対象が少ない。からです。チェックポイントでも語られているように、今は企業情報を厳選するより量を増やして比較すること。これが必要です。
消費者視点、ファン視点、投資家視点で外側から見るのは間違い
企業に入ったら、あなたはもう今までのように「お客様」の立場ではない。ということを自覚しなければいけません。企業側の立場とは、お客様に対してどうやって自社の製品を売っていくか?自社のサービスをどう提供していくか?を考え実行する立場になることです。
この”視点の差”を企業は実に厳しく見ています。企業視点でものを見ることができない学生は志望理由から見えてしまうし、評価が低くなってしまいます。
既に業界/企業がある程度分かっている社会人から情報収集
チェックポイントにもありますが、ネットにある業界企業関係者のインタビューを見ることで「量」をこなせます。OB・OGに聞いたり、インターンに参加することで「深く」なります。後はビジネス系のニュース番組やネットニュースをチェックすると企業の姿勢・価値観が見えるので、自分の価値観と照らし合わせることも可能です。
ビジネス系のニュース番組では企業のトップへのインタビューもされていたりするので、企業の今後(例えばポストコロナにおける企業の取り組み)が分かったりしますよ。
自分にとって、その業界/企業はどうなのか?の視点が必要
これは、このツイートには書かれていませんが、企業の社会的価値をそのまま志望理由とする学生がいます。「御社の技術は世界的に評価されているから志望しました」極端に言うとこんな志望理由なのですが、企業を主人公として誰でも言えるような志望動機なんて企業は聞きたくないのです。
企業は自社の世間一般の評価を学生から聞きたいのではなく、学生自身がどう考え、どう感じて、自社を志望したのか?「学生を主人公とした志望動機」を聞きたいのです。
3.キャリアセンター、社会人の友人、家族・恋人と就活の話をする
自己分析が甘いと、企業研究ができてもフィットするかわからない
前項で述べたとおり、志望理由を述べる上で最後は「自分にとってその業界/企業はどうなのか?」を考えなきゃいけません。ただすべてを自分だけで判断するのは限界があります。時には社会人である父親や母親、社会人の友人・先輩、キャリアセンターの職員に、自分の考えを話してみると良いでしょう。
チェックポイントにもあるように、自分が思う自分と周りから見た自分の違いに気づかせてくれることもありますし、自分に合いそうな業界/企業をアドバイスしてくれることもありますよ。
世代の違う人達と「雑談慣れ」をしておく
これから、あなたが対峙する企業の面接官は、すべて自分達とは世代の違う大人達です。あなたは世代の違う人達との会話に慣れていますか?
今のうちに、自分とは世代の違う人達と雑談しておくことで「こんな間で、この人達は話すんだな」とか「社会人は自分達学生と話すときは、こんなことを考えていそうだな」等々、社会人とどうコミュニケーションすれば良いか?が理解できるようになってきます。
こうやって社会人との雑談に慣れていくと、今後企業の人事担当者との雑談から面接での面接官とのやりとりにまで通用してきます
キャリアセンターが開室していたら、ちょくちょく遊びに行って職員と雑談してみることです。自分の就活の話でも良いし「インターンでこんなことがあったんですよ」という情報を話してあげるとキャリアセンターの方も喜びますよ。
なぜ、今のうちからやるべきなのか?
東京オリンピック開催の有無で企業の動きが違うから
今夏に開催を予定している東京オリンピックが本当に開催されるか?されないか?によって、企業の動きは変わってくると思います。たぶん3月に判断されると思いますが、特に開催の場合は7月までにある程度の採用活動を終えておきたいと思う企業が多く出てくるのでは?と私は考えています。
7月までにということになると、採用活動の開始も前倒しとなるので、本選考のES提出が早期に実施されたり、インターンから引き続いて本選考が実施される企業も多いかもしれません。
だから、今のうちに出来る事は実施する!上記に書かれていることを早速実行してみる!が大事になってきます。ぜひ皆さん考えて実行してみてください。
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