今日は主に、23卒向けに、まだ採用面接を受けていない方、また早期選考受けた
けど、なかなか内定まで行かない、という方に向けて、面接で話す「内容」の
こと以外に企業からダメ判定される要因についてお伝えしていきたいと思います。
(1)見た目の印象が悪い
一口に「見た目の印象が悪い」と言っても、個々人の容姿のことを言っているのでは
ありません。自身で気をつけて改善できる「印象」のことを言います。
① 挨拶がない、笑顔や元気がない
面接官も、特に一次面接では、どんな学生なのか?まだ「探り」の状態です。
そんな中、対面でもリモートでも、面接の場で挨拶が無かったり、笑顔や元気が無く
全く無表情な学生だと、面接官がまず学生との良好なコミュニケーションをとりたく
ても、とりづらくなってしまいます。
面接の場は、限られた時間しかありません。その限られた時間内に面接官が学生と
コミュニケーションをとり、学生を理解できなければ「次は呼ばなくていいや」
になってしまうのです。
② 熱意、やる気が感じられない
以前に、当ブログで取り上げた「企業が採用基準で重視する項目」の第2位が
「自社へ入社したいという熱意」です。
以前の記事

面接官は、面接の場でこの「入社したい熱意」を見ているのですから「熱意」の無い
学生は「本当にこの学生、うちに入りたいと思っているのだろうか?」と考えられて
しまうのは、当然ですよね。面接の場で熱意は、回答の内容とともに、態度でも
表すことができるのです。
(2)テンプレート的な回答しかできない
企業の面接官は、百戦錬磨な人ばかりです。何年も、何十年も面接官として
学生を見てきてる人も多いのです。そんな人達を相手にするならば、
「テンプレート的な回答はしない」と、「回答案の一言一句を覚えようとしない」
この2点を守ることが必要です。
① テンプレート的な回答がダメな理由
面接官は、これまで自社を受けた何千、何万人の学生の面接を見ているので
「弊社を受けに来る学生は、こんな話をするだろうな」と見込みを立ててます。
また、学生が見ているようなSNSも見て研究しているので、バズっている人
だったり、どこかの就活無双のような業者が発する「テンプレート的な回答案」は
すべて織り込み済みです。
学生が、そんなことを知らずに使ってしまうと、「この学生、本心で話してないな」
と簡単に見破られます。テンプレートを使うと簡単にバレます。
逆効果だけですよね。
② 回答の一言一句を覚えてはいけない理由
ズバリ、心が入っていないように聞こえるからです。
まさしく、ロボットが話しているのを聞いているような感覚。
これでは、聞く側の面接官はツライですよね。朗読じゃないんだから。
私がオススメするのは、話す「キーワード」だけを覚えておくことです。
キーワードだけ覚えて、あとはその日のアドリブで熱意を込めて話しましょう。
そうすれば、通過率は高くなるはずです。
(3)謎テクニックを使う
今や、SNS界隈でも様々な「謎テクニック」が紹介され、それを学生が採用面接
において披露してしまう。という困った現象が起きています。
たとえば、一例を出してみると・・・
・「質問に対してあえて困ったふりをしてその場で考えているアピールをする」
・「パワーワードで面接官を誘導する」
・「説明は小出しにして、面接官からの追加質問を促す」
・「効果的な逆質問はこれだ」
・「逆質問が複数ある場合指で質問数を提示し、一つずつ質問の際に指を立てる」
・「対面面接で、部屋に入る際は、ノックは必ず3回する」
他にもまあ、様々ありますよね。こういった「謎テクニック」
面接官に通じるテクニックになるのか?面接官には「小賢しい!」と映り
評価が下がるテクニックになるのか?を判断して使う必要があると思います。
一番良い判断材料は・・・
そのテクニックを、面接官よりももう少し近い存在の「ゼミの指導教員」や
「キャリアセンターの相談員」に対して使ったら、違和感があるかどうか?を
考えてみてください。
ゼミの指導教員と話すときに、説明を小出しにして指導教員から追加質問
してもらうようなテクニック使いますか?
キャリセンの相談員に対し、就活の質問が3つあって、わざわざ自分の指を
立てて「1つめの質問は~です」ってやりますか?
結局、面接でのコミュニケーションも普段目上の社会人に対して行っている
コミュニケーションの方法と同じと考えてください。
面接官だって、普通のコミュニケーションの中で生きているのですから、
いきなり変なコミュニケーションのテクニックを使われたら、違和感に思うだけ
と考えておくことです。
(4)まとめ
今日、お話したいのは、企業の面接においても、人が不快に思うような印象
不快に思うようなコミュニケーション、違和感を感じるようなコミュニケーションは
するな!ということです。
面接では、もちろん話す内容も重要ですが、こういった話す内容以外のところも
大事だということを覚えておいてほしいと思います。
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