大学キャリアセンターはWeb面接の練習を取り入れよ!

大学生・大学院修士学生の就職活動
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<新 学部4年生・修士2年生向け>

 

いつもは、学生に向けた内容を投稿していますが、今日は大学のキャリアセンター関係者の皆様へ向けての内容になります(もちろん学生の方もご覧ください)。

明日(7日)にも政府から「緊急事態宣言」が発令されそうな状況ではありますが、企業の採用活動は粛々と続いていると思います。しかしながら最近の「年齢階級別陽性者数」を厚生労働省のHPで見ますと、20歳代~40歳代が多い結果となっています。企業も自社の社員をコロナウイルスから守らなければなりませんが、新卒採用活動も続けなければなりません。

この状況下でも、すでに対面ではなく、スカイプ等Webを使用して学生と接点を持っている企業も多いと思われますし、20歳代の感染リスクが高いとなれば、対面面接を極力控え、スカイプ面接を行う企業も多く出てくるという予想は、たぶんキャリアセンターの皆様もされているかと思います。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200405-00000007-mai-bus_all

上記記事は、現状起きているWeb説明会の様子のリポートなのですが、まだ学生側がこういったスカイプ等のWebツールを用いて企業と繋がることに慣れていないことが伺えますね。学生は対面面接であっても、面接官から見える「自分」に割と無頓着であり、面接練習を実施すると「こういう姿勢・表情は直したほうが良いよ」と指摘してようやく気付く者も多いと思いますが、Web画面を通してとなると、尚更不完全な状態を企業の人事担当者に見せてしまう可能性が大きいのではないでしょうか?

場所の設定を考えても、親元を離れて一人暮らししている学生は、自分のアパートでWeb面接を受けなきゃいけないかもしれません。自身が背景も含めて相手側にどう映っているか?を気にしている学生は少ないでしょう。上記の記事の中に「個室でネットもあるし、家が汚くても大丈夫だし。それにコロナで家族が自宅にいる人も多いから、ネカフェは便利でしょ」とか「カメラに映るのは上半身だけだから、上はスーツ、下はパジャマや普段着で面接受けた。リラックスしてできた」とか「カンニングペーパーが使えるので楽」って学生の声がありましたが、私が面接官なら

「今、どんな状況でWeb面接を受けてらっしゃるか?お部屋を紹介してくれませんか?」

って質問しますね。この質問をすることでこの学生が自分の企業にどれだけ志望度があるのか?(どんな準備をしているのか?)日頃の生活はどうなのか?(どんな趣味嗜好を持っているのか?)こういったWeb面接をしなくてはいけないご時世の中でこの学生はどんな工夫を考えて就活しているのか?(資源が無くても、人に見せられる工夫はしているの?)が見えてくるわけです。

首都圏国公立のいくつかの大学キャリアセンターを調べたところ、数校が「Web面接練習会」を開催しているようです。どれも所謂”上位校”でした。

ですので、大学キャリアセンターの皆様にはぜひスカイプ等を使ったWeb面接の練習機会を学生に与えてあげて欲しいと思います。画面を通して見える印象は大事ですので、学生側の機器の設定としては、画面の角度、照明の明るさ、声の大きさの設定、背景の印象を指摘してあげること。そして対面の印象と画面を通して伝わる印象は違うと思いますので「こんな表情は良かったよ」とか「姿勢はこんな感じが良いかな」とかをアドバイスしてあげると良いかと思います。

今や、学内合同企業説明会も実施できず、キャリアセンターも閉室しなければいけない大学さんも多く「実際、どこまで選考活動が進んでいるのか?分からない」と不安に思われているのではありませんか?例えばWeb面接練習と同時にちょっとした就活相談もセットで実施すれば、学生と接点を持てますし、企業の動向についての情報も入ってきます。

ぜひ、考えてみてください。そして学生の皆さんも自身の大学キャリアセンターへWeb面接練習のリクエストをしてみると良いでしょう。

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