これから「資格試験の勉強方法」をシリーズでお伝えしていきますが、最初から数回の投稿は私が実際に受験した「国家資格キャリアコンサルタント試験(略して「キャリコン試験」とします。)」に関する勉強方法がメインになります。ただし、少なくともキャリコン試験における学科試験の勉強方法は、他の資格試験の勉強方法にも応用できると思いますので、ぜひ参考にしてください。
では、国家資格キャリアコンサルタントって何ぞや?という方にちょっとだけ説明を。
キャリアコンサルタントとは?
受験資格について
キャリコン試験は、下記の要件のうちどれか一つを満たしていれば受験できます。
受験資格
1.厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者 |
2.労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者 |
3.技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者 |
4.平成28年3月までに実施されていたキャリア・コンサルタント能力評価試験の受験資格である養成講座を修了した者 |
以上です。実は私は、平成25年に養成講座を修了していたので(その後業務多忙を理由に試験は受けておらず(^^ゞ)4の受験資格で受験しました。
どんな試験を受けるの?
試験の内容は下記のとおりです。
試験区分 | 学 科 | 実 技 | |
論述試験 | 面接試験 | ||
出題形式 | 四者択一のマークシート | 記述試験 | 実際のキャリアコンサルティングを想定した15分間のロールプレイ |
問題数 | 50問 | 1~2問 | 1ケース |
試験時間 | 100分 | 50分 | 20分(ロールプレイ15分/口頭質問5分) |
合格基準 | 100点満点中70点以上の得点 | 論述試験と面接試験を合わせて150点満点中90点以上の得点(詳細あり) |
学科試験の出題内容は下記のとおりです。
・職業能力開発促進法その他関係法令に関する科目 |
・キャリアコンサルティングの理論に関する科目 |
・キャリアコンサルティングの実務に関する科目 |
・キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目 |
・キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目 |
キャリアコンサルタント養成講座に通ったほうがいいの?
上記、受験資格1に「厚生労働大臣が認定する講習」とありますが、下記のサイトに現在認定されている講習の一覧がありますので、参考にしてください。
https://www.jcda-careerex.org/files/requirements/68file_15749264571.pdf
どれも数ヶ月の講習期間がありますね。問題となるのは講習の費用だと思います。ぜひ各機関から資料を取り寄せたり、中には説明会を開催する機関もありますので、検討してみてください。ちなみに私は、こちらの機関を選びました。

さて、では講習に行ってどうだったか?と申しますと。確かに講習に行かないと合格できなかったと思いますし、実務の経験者でも講習に来られていた方が多いところを考えると合格への近道は講習の受講だと思いました。また学科試験の項目で「キャリアコンサルティングの理論に関する科目」については、初耳の理論ばかりだったので凡人の私ではちゃんと教えてくれる先生から教わらないと深く理解出来なかったと思います。
ただ、講習をしっかり受けておけば学科試験は大丈夫か?というと実はそこまで甘くなく、講習では理論や法令等基本的なところだけしか教えてくれません。学科試験では、講習の教科書に書いてあることから更に踏み込んだ問題が出題されますし、毎年政府が発表する労働白書等の資料からの出題もありますので、試験対策となると更に応用の知識が必要となり、ある程度の自主勉強が必要になります。
前置きが長くなりましたが(^^ゞ 当ブログでは、講習を卒業してから先、自主勉強となった後の、凡人の私が行った学科試験の勉強方法と論述試験、面接試験の対策についてお伝えしていきます。今後キャリコン試験の受験を考えていらっしゃる方、次の試験(6月28日(日))を目指されている方に参考になる投稿をシリーズで考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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