<22卒 向け>
22卒の方を就活の準備状況に分けて、段階ごとにこれからの就活の進め方と注意点についてまとめてみました。
22卒の学生さん達については就活の進み具合を大まかに次の5つくらいにタイプ分けしています。
① これから就活を始めます。何すればよいのですか? の段階
② サマーインターン少し行ったけど、その後あまり進んでない の段階
③ サマーインターンの後、秋以降もインターン参加等活動してる の段階
④ すでに企業の早期選考受け初めています の段階
⑤ 早期選考受けて、すでに内々定持っています の段階
12月6日(日)にUPした記事で上記①と②の段階の方向けに説明しておりますので、ぜひ下記を参考にしてください。

では、今日は残りの3つのタイプ。③、④、⑤の段階の方に向けてこれからの就活の進め方と注意点を見ていきましょう。
③④の人も・・・
③と④の段階の人は、例年で言えば着実に就活が進んでいる人と言えます。ただし22卒の就活については、企業がどのように新卒採用を展開するのか見えていません。どの業界でどのくらい新卒採用があるのか?どんな選考方法をとってくるのか?スケジュールはどうなっているのか?
当然、企業ごとに今年から来年にかけての収益によって採用人数や採用方法を変えてくるかもしれません。となると、やはり今後学生が取るべき動きとしては、
その1 逐一就活スケジュールの正しい情報を得る
これは①と②の段階の人とも被りますが、自分が狙う業界・企業の採用方法と選考スケジュールを知ることが必要です。冬のインターンから本格選考モードに入る企業、来年3月の企業説明会前に早期選考を行う企業、来年3月の企業説明会後即選考を行う企業、来年6月以降が本選考の企業)様々なスケジュールのパターンがあるでしょう。
また、選考についてもリモート面接なのか?対面の面接なのか?グループディスカッションはどのように行うのか?といった方法についても、最近またコロナ感染が拡大している中、決めかねている企業も多い中ですが、今後ぜひ逐一情報を得られる体制を作っておいてください。
これが③④の段階にいる皆さんが行うべき一番重要な行動と思っています。マイナビ等の就活サイトや、外部の就活アドバイザーに聞いたり、大学のキャリアセンターに聞きに行ってください。
特にキャリアセンターには、企業の情報が毎日のように入ってきますから、どんな業界がいつインターンや本選考を行うのか?の情報は入りやすいので、オススメです。
その2 これまでの選考を振り返り、自己分析の深める
これまで順調にインターンや早期選考を受けてきた人達は、冬インターンが始まる前のこの期間にぜひ、これまで受けてきた面接で聞かれたこと、答えたこと、について振り返ってみましょう。
振り返りで一番大事なのは、話のテクニックではなく、例えば「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」等で自分が答えた内容や話の背景をもっと深掘りできないか?というブラッシュアップをすることです。
例えば、過去に人事担当からフィードバックをもらっていたり、面接での面接官の反応が悪かったりを思い出してみることで、改善点が見えてくることもあります。自分自身ですべて改善点が見えてこない場合は、キャリアセンターに行って
「この面接のとき、こう話したら面接官からこんなフィードバックがあった」
「こんな表情をされた」
とか話してみてください。キャリアセンターの方からは「たぶん面接官はこう思っただろうから、ここをもう少し深掘りしてみては?」とか「この部分の考え方をこう修正してみては?」といったアドバイスを得られると思います。
それから、割と重要なことですが、インターンの際の志望動機と本選考の際の志望動機は全く違うものであることは自覚してますよね?インターンの志望動機は「なぜそのインターンに参加したいのか?」であるのに対し本選考の志望動機は「なぜその企業を志望したのか?」です。
その3 企業の「持ち駒」を稼ぐ
やはり、22卒の本選考が本格化する来年、社会の動向、景気の動向、企業の動向が見えないことは大きいと感じています。自分が受けようとしている業界・企業が今年から来年にかけてどんな影響を受け、新卒採用がどうなるのか?を考えると、今の段階で企業を絞るのは愚の骨頂と考えます。
自分の中で「この業界・企業なら受けてもいいな」の「持ち駒」を、今のうちに、できるだけ増やしておくことが、22卒就活を成功に導く鍵だと思っています。
目標はやはり「この企業の働き方と特色を私は知っている」を最低でも100社用意することです。できれば本選考の時期に、自分の持ち駒として100社エントリーできるくらいに志望動機が作れていれば安泰だと思います。できれば来年3月の企業説明会後に100社エントリーが可能なくらいがベストです。
この他、
その4 SPI等、テスト対策は数を重ねて
その5 ES添削、面接練習は期限や本番まで余裕を持って
については、前回UPした内容と同じです。

SPI等のテストについては慣れることが一番。ES添削や面接練習は、信用のおける社会人にお願いする(もちろん一番良いのがキャリアセンター)。そして何れも余裕を持って。
⑤の人の注意点
すでに早期選考で内々定を得ている人にとっては、とりあえず一安心ではありますが、注意することがあります。
注意その1 就活をいつまで続けるか?考える
内々定を持ちながら、いつまで就活を続けるか?を考えておくべきです。もちろん内々定を出した企業は、あなたに入社してほしいから、色々な形で囲い込みを仕掛けてくるでしょう。
「いつまでに内定承諾書を出してください」と言われたり、定期的に課題が出されたり、社員との交流(リモートでも)もあるかもしれません。あなた自身が内々定を得た企業が本命でない場合、そういった囲い込みの行為が煩わしく感じたりして、本命企業の選考に響く可能性もあります。
ですので、内々定をとっていてもまずはこれから自分は就活をどうするのか?続けるのならいつまで?どんな企業を受けていく?を考えておくべきだと思います。
注意その2 内定ブルーにならない?
「内定ブルー」という言葉があります。内々定を得ても、段々その企業への熱が冷めていってしまったり、他の企業を見て「こちらの企業のほうが良いなぁ~」と思ったりするものです。特に「オワハラ」を受けたり、学業にまで響くような大変な課題を出されたりすると、熱は冷めたりします。
ですので、早期選考での内々定だからこそ、もう一度その企業で良いのか?その企業はいつまで待ってくれるのか?をしっかり見極めることをしてください。
そしてあまりにも酷い「オワハラ」を受けたり、学業に支障が出るような課題を出されたりしたら、これはもう大学のキャリアセンターへ相談してください。
まとめ
当サイトでは、これからも時期毎に、就活の進め方や注意点について解説していきます。とにかく22卒の就活は、これから如何に情報を得ていくか?が重要になります。「大変な就活になった」と思うかもしれませんが、事前の準備でカバーできることがいっぱいあります。ぜひ12月の今のうちにできることは、やっておきましょう。
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