<23卒学生向け>
そろそろ、企業のサマーインターンシップ情報が気になる頃。
今年のインターンシップもリモート開催が主体になるのか?コロナの状況によってプログラムが変わるのかもしれませんが、今回は23卒の学生さん向けに、インターンシップについてまとめてみました。
(1)スケジュールのチェック
①学事日程をチェック
とにかく最初にやることは、自分の大学の学事日程をチェックすることです。
オンラインであってもいつまで授業が行われ、いつ試験が行われるのか?レポート提出で成績を付けられる可能性もありますので、今のうちから学事日程を見て自分がインターンシップ参加できそうな日程を掴んでおきましょう。
②興味あるインターンシップの日程をチェック
インターンシップ情報は、すでに少しずつ就活情報サイト等に出てきています。興味のあるイベント内容をピックアップし、日程をチェックしましょう。企業によってインターンシップの実施期間が違います。
数週間~数ヶ月の長期実践型インターンシップ
数は少なく、参加するための条件は厳しいですが、実際の業務に携われる長期実践型インターンシップがあります。
長期実践型インターンシップは、業界・企業・仕事の深い理解に繋がるので「もう自分は、その企業・仕事に決めている」って人なら有効ですが、「これから色々企業を見ていきたい」って人の場合は、数週間~数ヶ月と日程を抑えられてしまうため、不向きです。
数日間の短期インターンシップ
皆さんがエントリーするインターンシップの多くは、この数日間の短期インターンシップになるでしょう。業界・企業・仕事の初歩的なことは教えてくれますし、様々なプログラムの実施により、実感できるようになっているので、積極的にエントリーしてください。
1day仕事研究
1日だけのイベントです。主な内容は業界・仕事の簡単な説明会ってところです。中には、ワークを実施したり、これからの就活方法を企業の目線で説明する内容のものもあります。内容の濃さはありませんが「こんな企業があるのか?」を知るにはもってこいです。また拘束期間が短いので、大きな負担にならないことも利点です。
③大学に届くインターンシップ情報もチェック
皆さんは、インターンシップ情報を「就活ナビ」か、企業名指しで直接サイトに行って情報を得るつもりだと思いますが、自身の大学にもたくさん企業からのインターンシップ情報が届きます。
大学によっては、動画で企業のインターン募集の情報を配信していたり、「就活ナビ」には出していないインターンシップ実施情報もあるので、キャリアセンターの方に聞いて検索してください。自分では気付かなかった興味をそそる情報も出てきますよ。
(2)日程の立て方
①被る日程のインターンシップにはエントリーしない
被る日程のインターンシップは、エントリーしないようにしてください。もしエントリー後に日程が被ることが判明したら、どちらかの企業の選考は受けないほうが良いでしょう。
スケジューリングを大事にすることは社会に出る上で必要ですし、企業から見ると、インターン選考を通過したのに辞退した学生の印象は悪く思われます。
②プログラム期間だけがインターンシップではない
企業によっては、インターンシップ参加者に課題が出されることもあり、家での作業が必要になるケースもあります。また企業の人事担当者やOB・OG、もしくは他大学から参加している学生との交流もあったりします。外飲みは出来ないかもしれませんが、ZOOM飲み会くらいあるかもしれません。少しぐらい日程や時間に余裕を持たせることは必要です。
(3)ベストな日程の組み方とは?
短期インターンシップと1day仕事研究の組み合わせがベストか?
私は、数日間の短期インターンシップと1day仕事研究を組み合わせるのがベスト
と考えます(できるだけ短期のほうを増やしたいですね)。
ある程度業界・企業・働き方の初歩まで理解したい企業であれば数日間のインターンシップ。
全く知らない業界・企業だけど、とりあえず話を聞いてみたいという企業は1day。
また、先ほどお話ししたように、「この期間は研究室で研究しなきゃいけなくなりそう」「この辺りになるとバテそうだ」「この期間は一度実家に戻りたい」等々、カレンダーをしっかり確認し、インターンシップ以外の予定も考えて計画しましょう。
(4)参加するうえで注意すること
①「企業で仕事するとはどういうことか?」を体感する
インターンシップ実施の狙いの一つに「企業で仕事をして利益を出していく、というのはどういうことなのか!?を学ぶ」というものがあります。
企業は、利益を出していかないと存続できません。社会貢献を謳う企業もありますが、それも利益を出すうえでの一つの手段です。皆さんは入社した企業で利益を出す構成員になるわけですから利益を出す「責任」があるわけです。それはどういうことなのか?を理解するのがインターンシップです。
「自分に合った業界・企業を選びなさい」とこれから口酸っぱく言われると思いますが、正確には、「どの業界・どの企業なら自分が働いて企業に利益を出せる構成員になれるのか?」を考えることになります。ぜひそういう見方でインターンシップを受けてください。
②社員への挨拶・礼儀は怠るな
社員からは、インターンシップ学生は見ただけで分かります。「今年のインターン生は礼儀知らずだな」と思われないように、社屋に入る前から挨拶・礼儀に気をつけて行動しましょう。
リモート開催の場合でも、早めに用意し、人事担当者と繋がったら挨拶・礼儀に気をつけましょう。
③社風を見たいなら働いている社員を見ろ
就活を始めたばかりの皆さんは、企業の人事担当者を見て「この人デキるな!」「こんな人になりたい!」「こんな人と一緒に働きたい!」と思うかもしれません。
ただ気をつけたいのは、人事担当者は企業の中でもエース級の人材から選ばれます。だから皆さんから見て光ってて当たり前です。なので「この企業にはこんな人なかりが働いているのか!」は、半分以上誤りです。
企業には、デキる人もいれば、普通の人もいて、デキない人もいます。人事担当者だけを見ると錯覚するので、少なくとも他の社員も見ておくことをオススメします。
ただ、リモートでのインターンシップ開催の場合、他の社員に会えない場合もあります。その場合は別の機会にOB・OGに会ってみたり、それも難しければ、人事担当者だけでも、他の企業と比較してみてください。人事担当者も、業界によって雰囲気が違うことは実感できるはずです。
もちろん、対面のインターンシップで社内を見学できるなら、ぜひ社員が働いている姿を見てきてください。「楽しく働いているか?」「雰囲気はどうか?」「上下関係はどうか?」は自分に合うか?を視点に、他の企業との比較も忘れずに。
④インターンシップ参加後の復習
インターンシップで学んだこと、感じたこと、についてはぜひ忘れないうちにまとめておきましょう。特に自分で感じた「主観」が大事です。
この「主観」は今後より業界・企業研究をしていくうえで変わるかもしれないし、変わらないかもしれません。どちらにしてもインターンシップ参加時点での「主観」を記録しておくことが重要です。
(5)その他の注意
①インターンシップの選考に落ちても悲観するな
「インターンの選考に落ちました・・・これでこの企業に入社するの難しいですよね」って言ってくる学生多いですが、全くそんなことはありません。
インターンシップと本選考は選考の意味合いが違いますので、インターンシップの選考に落ちても悲観することはありません。
②秋・冬のインターンシップもチェック
今後、秋以降にもインターンシップが実施されます。特に夏のインターンシップに参加した企業から、秋・冬のインターンシップのお誘いがあるかもしれません。
特定の企業のインターンシップに自分がどこまで参加していくのか?については、夏以降考えていく必要が出てくるかもしれません。
③人事担当者、OB・OG、他大学学生、との交流は大事に
インターンシップ参加から先、企業の人事担当者を始め、様々な人との交流が始まります。ぜひそういった繋がりを大事にしていってください。必ず皆さんのこれからの就職活動にプラスになりますから。
④インターンシップ参加の単位認定が可能か?確認
1dayでは無理だと思いますが、ある程度の日数のインターンシップに参加すると、大学によっては単位認定してくれるところもあります。単位認定には事前・事後の講習を必須とする大学もあるので、ぜひ事前に確認しておきましょう。
以上、インターンシップについてまとめてみました。敢えて選考の極意のようなものは書かず(ぜひキャリアセンターの方に聞いてみてください)それ以外の注意事項について書いてみました。
コロナ禍のインターンシップで、まだリモート開催が続くのか?対面のインターンシップが実施できるのか?分かりませんが、ぜひ皆さんは、情報をしっかり取って、自分が行きたいと思うインターンシップにエントリーしてください。そして、今夏の皆さんの行動が稔りあるものとなるよう、お祈りしております。
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